どんな風になるのでしょうか?
実験してみました。
・・・って、何を実験したかと言いますと・・・
前回記載しました「ターナーのアイアンペイント」です。
この塗料は、いろんなものを「アンティーク調」に
してしまう面白い塗料です。
普通、モデルガンやエアソフトガンの仕上げ方に
おいてはホンモノの金属の美しい外観を
再現すべく、キレイに仕上げることに
皆さん心血が注がれますが、
ホンモノは使ってなんぼの道具です。
実際に使い古した感じに仕上げる・・・
というのも、これまたリアルな表現方法ですよね。
さらに言えば、特に「古式銃」と言われる
150年以上昔の実銃では、現存でキレイなものは
極めて稀で、概ね錆やキズ、へこみなどが大量に
発生していて、それこそ満身創痍
(・・・骨董品の世界では良い時代が付いている
などと表現されますが・・・)な状態なものが
大多数です。
海外のユーチューブで「川から磁石で釣り上げた
南北戦争時代の銃をレストアする動画」なんかは、
赤錆の塊で、酷い状態のものを、良くキレイに
レストアできるな!なんて感心してしまいますが、
このアイアンペイントを使えば、そんな「時代感」の
付いた仕上げができるのでは・・・?
なんていうことを考えまして、実際に塗装して
実験してみることにしました。
↑ターナーのアイアンペイントシリーズです。
初めて使う塗料になります。
さてさて、塗ってみよう!
・・・とはいっても、先に購入した東京マルイの
M1851ネービーにいきなりチャレンジするのも
恐いので、まずはジャンクのマルイエアコキ
パイソン(シルバーメッキ)に塗ってみる
ことにしました。
使ったのは「アイアングレー」「アイアンブラウン」
そして写真にはありませんが「ラストメディウム」です。
えっ???
実銃のパイソンってステンレス製じゃないの?
ステンレスって錆びないんじゃ??
いえいえ!確か実銃でもスチール製もあったと
思いますので・・・まあ手元にたまたまジャンク
パイソンがあったからね(笑)
というわけで、メッキパイソンに塗っていくわけですが、
本当であれば、塗料の食いつきのために
下地処理にプライマーを吹いた方がいいんです。
・・・が、メンドクサイので割愛(笑)
いきなり上からワイルドに「アイアングレー」を筆塗り
していきます。(笑)
そして2回目にはスポンジで叩くように塗料を
載せていきます。
乾燥後に「アイアンブラウン」を同じように塗って・・・
何度か作業を繰り返すうちに・・・
・・・おっ!結構いい感じになってきました。
「アイアンブラウン」は深い錆を意識しましたので
うっすら全体や四隅、くぼみを意識して色を
載せていきます。
そして最後は「ラストメディウム」です。
これは赤錆を再現した塗料になりますので、
さらに手が入りにくい箇所をイメージして筆で
色を載せます!
んで、完成なんですが・・・やはり可動部の
塗料の剥がれは発生しますね!
きちんと仕上げたい方は下地にしっかりプライマー
吹いたほうがいいかもしれません(笑)
そうそう、忘れてましたがグリップです。
マルイ純正グリップは黒い樹脂のフィンガーチャンネル
付きラバータイプのような形状ですが、ここも
メンドクサイ病が発症しましたので、
目の粗いヤスリで縦目にキズを付けて簡易
木目風塗装仕上げで逃げました(笑)
・・・まあ、ほんとうにテキトーな塗装実験だしね。
さてさて、どんな風になったのかといいますと・・・
↑こんな感じになりました。
・・・どうでしょう?川から釣り上げたサビサビの
古式銃っぽくは見えるかな???
ハートフォードのエイジングカスタム以上になったのか?
まあ、初めて塗ったにしてはそこそこの出来でしょうか?
どうなんだろう・・・
ちなみに、以前のブログで記載していますがこのパイソン、
クラウンのパイソン加工で部品転用したりしたので、
今やBB弾発射機能のないジャンク品です。
もっとも、マルイのパイソン自体、弾が出たり出なかったりと
クラウンパイソンの劣化版とまで評価されたりして
いますが(笑)
被膜の厚い塗装したことによりさらに作動が
ガキガキになりました(汗)
もし可動させるつもりでこの塗料を使用する場合には、
綿密に作動部分のマスキングが必要と思いますので、
ご注意くだい(笑)
しかし、結構手軽にエイジング加工ができますね!
ターナーのアイアンペイント、優れものですね!
さてこの調子でM851ネービーもいっちゃう????
・・・なんて考えもしましたが、なんだか躊躇してます。
というのも実は前回アップした初期型トリガーガードの
仕上げが気に食わなくって、再仕上を施しました!
…若干荒れていた箇所を修正。
幅も薄く削り込み・・・
ツルツルに再塗装。
うん!キレイに出来た!!
今度は違和感ない仕上げにできました。
ついでに、メーカーとしては頑張っている木目調の
グリップも、やはりプラスチッキー感が否めないので
仕上げ直しをしてみました。
どうでしょうか?
↑な感じで、ぱっと見ほぼ本物の木製のような感じに
出来たと思いますがいかがでしょうか?
純正との比較ではこんな感じです。
う~む・・・こんなことやっていたら、なんかサビサビ加工
するのがなんだかもったいなくなってきました・・・(汗)
いっそのこと、フレームをケースハードゥン仕上げに
挑戦してみるかなぁ~
ABS樹脂だから塗装でね(笑)
どうしようかなぁ~・・・