両極端なエアガン | さいたまベースのHobbyでGo!

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無駄なものほど面白い。四方八方、趣味にかける散財の記録です。

毎日暑くて外出する気力もありませんので、このお盆休み

は室内でエアガンをいじって遊んでおります(汗)

 

先日、今はなき「コクサイ」のエアソフトガン

「S&W M10スピードコンプ」を入手しました。

 

現物は某ユーチューバーが動画で紹介していた個体。

赤羽の某ショップで販売していました。

 

 

コクサイのガスリボルバーにしては、かなり高価でしたが

昨今スピードコンプの中古を見かけることもなく、現物を

確認したらかなり程度が良かったので、ついつい

買ってしまいました・・・(笑)

 

 

某ユーチューバーのレビュー品なのでブルズアイの結果と

初速などのメモが添付されていました。

・・・って、別に同氏のファンでもないんですが(笑)

 

 

コクサイの「スピードコンプ」はおおよそ30年くらい前の製品

でしょうか?

コクサイ(国際産業)自体は、既に廃業しているメーカー

です。

最盛期には「リボルバーのコクサイ」とも呼ばれていて、

トイガン業界の一角を占めていたメーカーでしたが・・・

 

ガスリボルバーシリーズはいくつか出していたと記憶して

いますが、このスピードコンプは同社のM10ベースだと

思います。

同じくM19も販売されていました。

どちらも基本的にはKフレームで一緒ですが

M19の場合はフレームトップに調整式のリアサイトが載って

いるので、若干形状が異なります。

 

 

また販売時期によっていくつか仕様が異なり、写真にある

カートリッジは初期型のものになりますが、中~後期型に

なると安全対策のためか、シリンダーにスリーブが入って

カートリッジの先端がゴム製(時期によって黒ゴム、緑ゴム

透明ゴムがあったようです)になりました。

 

 

今回のスピードコンプは貫通シリンダーの黒ゴムカート

仕様でした。

やはり貫通シリンダーはカッコいいですね(笑)

 

 

黒ゴムカートリッジのお尻には刻印がありませんが、

初期型の全金属カートには刻印が入っていて、

こちらの方が見栄えがします。

またスピードシューティングではスピードローダーを

使うと思いますが、黒ゴムカートだとゴムが引っかかって

スムーズにカート装填ができません。

その点全金属カートであれば、先端が丸いのでスムーズ

に装填できるというメリットがあります。

 

本体は無塗装のABS樹脂地肌そのままですが、なかなか

キレイでサイドプレートにカートリッジが映り込みます!

 

 

ちなみにスピードコンプにはサイトがありません。

ただしフレームトップに20mmのレールが装備されています

ので、こちらに任意の光学サイトを載せることができます。

 

ただここでも注意点が・・・

それは20mmレールの凸凹の幅が、現行の各種小型

ダットサイトのネジ穴に合わないことです。

いや、前側もしくは後ろ側のネジ1本で留めるならば

装着は可能ですが・・・

というわけで写真にある通り、ネジ1本で固定するタイプ

が楽です(笑)

・・・とはいえ、古い形の銃に対して最新のマイクロダット

サイトはどうにも似合わない。

本来であれば当時モノの「シャノン」ダットサイトが

欲しかったのですが、さすがに今となっては

スピードコンプ以上に入手困難かと思います。

というわけで、当時のスピコンに合うような大型かつ

軽量なサイトを探していたら東京マルイの

「NEWプロサイト」に辿り着きました(笑)

「NEWプロサイト」はAimPointのM3コンプのコピー

ですが、外装が樹脂製ですので、かなり

軽量です!

 

 

M3コンプは安価な中華製レプリカが数多く販売されて

いますが、ちょっとした衝撃でダットが消えてしまったり

ダットの上下左右調整が不完全だったりと、

難のあるものが多いです。

ところが流石は東京マルイ製。

輝度調整こそ段数は少ないですが、良く作っています。

非常に安価なところもポイントですね(笑)

 

さてさて、肝心の実射性能です。

そもそもコクサイのガスリボルバーについて一般的には

「中らない」や「初速が10禁以下」「とりあえず弾が出る

モデルガン」「激重ハンマー&トリガープル」など散々

な評価が非常に多い銃です(笑)

 

この辺については、次回紹介してみたいと思いますが、

果たしてスピードコンプはどうでしょうか?

 

まずは初速です。

 

 

0.2gBB弾を使用して、55.8m/s。

概ね60m/s前後は出るようです。

 

続いて、命中精度はどうでしょうか?

 

 

距離はおおよそ4mほど。

膝上に簡易固定した委託射撃にての結果です。

なんと!23.1mm!!

 

第2回目の射撃では・・・

 

 

25.5mm

これは凄いです!!

ちなみにノンホップ仕様のバレルです。

参考までに右の初速データをご覧いただければと思いますが

4発目までは70m/sを超えています!!

30年以上昔のライブカート式エアガンでこの性能!

・・・・正直驚きました!!

 

コクサイのガスリボルバーは上にも記載した通り、

とりあえず弾が出る程度くらいにしか認識して

いませんでしたが、どうやらこの「スピードコンプ」は

違うようです。

当時コクサイもかなり念入りに調整して販売したのでは

ないでしょうか?

それにしてもライブカート式のエアガンでここまで

精度が出るのですね!

ハンマーホーンがカットされたダブルアクションオンリー

の銃ですが、ノーマルと比べるとトリガープルも相当軽い

ですし、シリンダーもきちんと回転がロックしてから

バルブを叩いているようです。

 

 

ちなみにデフォルトで、外部タンク用のコネクターも付属して

いました。

この辺からも、当時コクサイの本気度が伺い知れます。

 

 

・・・いやぁ~~それにしても、この精度と初速。

驚きました。

もちろんノンホップなんで、7~8m程度が限界かもしれ

ませんが、それにしてもこの性能!

現行のエアソフトガンでもここまでの性能出せる機種は

少ないのではないでしょうか?

それもライブカート式で!!

 

というわけで大変気に入ったのですが、いかせん既に

メーカーが廃業しているトイガンです。

部品が破損したら終わりになってしまいますので、

急遽いろいろな予備パーツを入手しましたが、

そちらについては次回紹介してみたいと思います。

・・・実はちょっと沼にハマっておりますので・・・(笑)

 

 

プラ製ですがホンモノの木のような仕上がりのグリップ。

ホーグの刻印と1991と記載があるので、1991年頃の

製品なのかな?

 

コクサイのスピードコンプ素晴らしい商品です。

なかなか中古を見かけることはありませんが、オススメの

1挺と思います(笑)

 

・・・あっ!

「APSカップ東京本大会」にエントリーしようと思って

いたら、締め切り過ぎていた・・・・残念(泣)