クラウン製 コルトパイソンPPCカスタム! | さいたまベースのHobbyでGo!

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無駄なものほど面白い。四方八方、趣味にかける散財の記録です。

前回の続きです。

 

東京マルイ製パイソン(PPCカスタム)とクラウンモデルの

パイソンがほぼ同一構造でありパーツの互換性が

あることは前回記載した通り。

 

 

PPCカスタムってカッコいいですよね!

昔からリボルバーのシューティングマッチカスタムに

憧れていました。

国際産業のS&W M29デビル/サターンカスタム、

同じくコクサイのM19スピードコンプ、MGCでも確か

リボルバーのシューティングマッチスペシャル

出ていたような・・・

最近だとタナカワークスとアームズマガジンの

コラボモデルである「M19ストラウプPPCカスタム」

などなど・・・

残念ながら今まで所持していたことは

全くありませんでしたが、雑誌で見る写真がカッコよく、

普通のリボルバーとは違う特別な雰囲気と

高精度バレルを組み込んだチューンドモデルって

いうのでしょうか?

なんとも「コドモココロ」を刺激されておりました?(笑)

 

そんな中、東京マルイのエアコキ

「パイソンPPCカスタム」・・・が発売されたときには

すぐに飛びついて購入したものです。(笑)

 

 

ただですねぇ~・・・形は好きなんですげど、

所詮はローパワーな10禁エアガン。

さらにエアコキなんで、なんか中途半端・・・・

室内射撃でも低パワー過ぎて、ペーパーも貫通しない・・・

命中精度に至ってはもはや語るべくもないほど、

もうバラバラで精度以前の問題。

う~ん・・・とても満足できるものではありませんでした。

 

そして一番残念なのはガスタイプでない点。

やっぱりダブルアクションは必須だしねぇ~

東京マルイでも廃盤になったガス式パイソンで再現

してくれたらどんなに嬉しかったことか・・・

と、当時は涙を流し(笑)すぐに処分してしまった

過去があります。

 

で・す・が!!!!!

クラウンのガス式パイソンがエアコキ版パイソンとの

パーツの互換性が高い事実と、さらにはマルイ製

エアコキパイソンのパーツ互換もあるとわかった

今なら、ガス式のPPCカスタムが結構簡単に

造れちゃうんでなかろうか?

そんな事実に気づいちゃったたわけです!(大笑)

 

ならば、いろいろと気になる箇所も改修するついでに、

作ってみようと思い立ち、早速準備を開始したので

ありました。(笑)

 

 

それでは!本日のクッキング・・・じゃなくガスガンを

お手軽に作ってみましょう!

 

【レシピ】

 

まず最初に用意するのはベースとなるのは

「クラウンモデル製」ガスリボルバー「コルトパイソン」1丁。

色は黒、銀どちらでもOKです。

ちなみに今回は「4インチステンレスモデル」を用意しました。

 

 

続いて・・・

「東京マルイ製」エアーリボルバー「パイソンPPCカスタム」

を用意しましょう。

こちらも黒、銀、長さはお好みでどうぞ!

私は「6インチの銀」を準備しました。

 

 

それでは調理・・・じゃなく分解をはじめます。

はじめにクラウンから。

フレーム右側前方にあるマイナスねじを緩める(外せば)

ヨークごとシリンダーが外れます。

 

次にバレルをフレームから取り外しますが、バレルピンを

抜き取ればバレルはフレームから簡単に引き抜けます。

 

 

グリップパネルの合わせ目にキズが付かないように

樹脂製のヘラなど使って隙間を少しずつ広げていけば、

まずは左側のグリップが外れます。

 

グリップを外したらガスタンクを覆っているウェイト

(おもり)を取り外しておきます。

 

左側のグリップが外れたらサイドプレートのネジ3本を

外します。

 

そしてサイドプレートを下から少しずつ開きながら、

後方にあるツメを折らないように注意してうまく

外しますと、サイドプレートがフレームから外れます。

その際、シリンダーハンドやセイフティなどの

パーツも外れる(飛び出す)と思いますので、

なくさないように注意してください。

(余談ですがサイドプレートはエアコキ版と同一ですが、

エアコキ版は裏側のパーツがカットされていますので、

互換性はありません)

 

ハンマーやトリガーを外します。ハンマーは分解せず、

またトリガーやその他スプリングは、どのように

テンションがかかっていたのか写真で記録したり、

覚えておくようにしてください。

 

 

ガスタンクを固定しているネジを外します。

一番上部のネジを外せば右側グリップがフレームから

取り外せます。

ノズルとチューブのついたガスタンクを取り外します。

 

あとは細々したパーツを取り外せば、完全分解が

完了します。

このフレームは、クラウン製エアコッキングリボルバーと

同一です。

ただしエアコキ版はパーティングラインが残ったまま

になりますので、この機会にヤスリ等で仕上げ直して

おくといいかと思います。

 

↑ 上エアコキ ↓ガス式

 

組み立ての際はこの逆に進めていってください。

それとエアコキ版とガス版はほぼ同じ工程で

分解ができます。

あと組み立ての際に一番大変なのがシリンダーハンド

の組込みです。

特にサイドプレートをハメるときにシリンダーハンドが

すぐに外れてしまうので、あらかじめ

マスキングテープで仮止めするなど、

方策を考えてください。

慣れればそんなに大変ではありませんが、

はじめは相当苦労すると思いますので、

自信のない方は分解しないほうがいいかと

思います!・・・いや本当に難しいですよ!

 

あっ!ガス版の場合はハンマーのスプリングを

サイドプレート側の突起にひっかけることも

慣れないと難しいです!

閉じかけの隙間からドライバーなどの棒でうまく

プレート側の突起にひっかけることになります。

全体的にガス式パイソンの分解は難易度

高いようですので、腕の自信?のある方以外

(興味本位での分解など)はやらないほうが

いいかと思いますし、このブログをご覧いただいて

分解されても“ほびでご”は一切責任をもちませんので

自己責任にてお願いします。

 

では次に気になっていた箇所を改修します。

 

まずは、スイングアウトした際に目立つヨーク部分の

肉抜き穴をふさぎます。

これはポリパテを使った処理しました。

盛り上がり状況や平面をきちんと出さないと、

シリンダーを閉じたときにヨークに干渉して

隙間出来てしまうので、キチント整える必要があります。

 

 

「ASGK」モールドの処理

サイドプレートを外した際にASGKモールドをカッターや

ヤスリで削って整えます。

ASGKモールド下のトイガンセイフティも気になる方は

埋めてしまってもいいかもしれませんね(笑)

自分はやりませんでしたが・・・

 

 

東京マルイ製PPCカスタムも同じ工程で分解して、

PPCカスタムたるゆえんである四角いバレルを処理します。

PPCカスタムは基本的にパーティングラインの処理は

施されていません。

 

PPCバレルも左右張り合わせのモナカ構造になって

いますが、張り合わせに若干の隙間があります。

そこを埋めてペーパーで見えなくなるまで仕上げます。

・・・なんて作業をしていたら、なんか「カタカタ」音が

するようになって、しまいには中から黒い

樹脂製パーツ出てきてしまいました!(大汗)

 

 

そんなわけで、せっかく仕上げたのに再度カッターの

刃を入れて左右分解!

見ればアウターバレル裏側左右に大きな鉛のウェイトが

仕込まれていますが、バレル先端と後端に

樹脂製のカラーでウェイトを固定している構造が

判明。

これらのカラーとウェイトをエポキシ接着剤で

完全固定して、左右張り合わせ、そしてヤスリで

研磨して再仕上しました。

・・・うふぅ~~かなりめんどくさかったです!(汗)

 

あと、先ほどガス版はほとんどパーティングラインが

消してあると記載しましたが、せっかくなので、

フレームの内側つまりシリンダーオープンした際に

見える上下左右のパーティングラインも削りました。

 

 

併せてヨークのラインやシリンダー後端の成形痕なども

仕上げ直しています(大汗)

 

各パーツの仕上げ直しが終わりましたので、塗装の前に

まずはPPCカスタムバレルをガスパイソンに

差し込んでみます!

一見、純正とほほ同じ形状・・・ですが・・・

入りません。(汗)

 

 

ノギスでサイズを測るとマルイ製(PPCカスタム)の方が

微細に太いようです。

 

↑ マルイPPCカスタム

 

↑クラウンパイソン

 

そこでまた、ひたすら微細に削り調整しました。

結果、かなりきついですが、無事装着完了!

 

バレルピンを入れる前に、再度組み立てて

作動確認しました。

 

・・・さてさて結果はいかに?

・・・・シリンダーが回転しません!

調べてみるとフォーシングコーン部分の突き出し量が

異なることが原因でした。

つまりPPCカスタムの突き出し量がガスパイソンの

突き出しよりも大きいため、シリンダーホールに

干渉してしまいます。

 

PPCカスタムのインナーバレルは樹脂パーツの

突起部分で突き出し量が変わります。

なので、そこをカッターで削って調整し

(バレルピンで固定)、適切な突き出し量に調整しました。

ちなみにこの部分調整が悪いとエアが漏れて初速は

低下すると思いますので、慎重な作業が必要です。

 

あとフォーシングコーンの形状も若干異なりますので、

ヤスリなどで仕上げ直しツルツルに加工します。

 

これで組込んでみると・・・無事シリンダーが回転し

初速も若干向上しました。

 

話は前後しますが、前回ガス版のシリンダー&

カートリッジがカッコ悪い!と記載しましたが、

その部分にも手を入れてみます。

 

まずは、東京マルイのシリンダーをそのまま

組込んでみます。

一応動くには動きますが、相性なのでしょうか?

動作不安定かつシリンダーを閉じたときに前方から

見るとヨークの隙間(チリ)が合っていません。

こりゃダメだ!・・・ということで、とりあえずは断念。

 

そんなlこんなで、分解組み立てを何回もやっていたら!

「バキッ!!!」

・・・なんとサイドプレートとフレームのかみ合わせの

場所(フレーム側)が折れてしまいました!!

 

 

いやぁ~参りました!!

せっかく仕上げたフレームなのに・・・(大泣)

 

 

結構凹みましたが、ここで諦めるのも悔しいので・・・

さて、どうするか?

クラウンに部品注文するか?

クラウンはかなり丁寧なメーカーらしいので、

多分注文すればパーツで売ってくれるような気もします。

ただ値段は分かりませんが、例え安くても送料と

合わせれば1000円以上はするだろうし・・・

ならいっそうのこと、エアコキパイソンもう1丁買っちゃうか!

だって3500円くらいですし、シリンダーやら使える

パーツ他にもとれるしね。(笑)

・・・というわけで、近所の模型屋に走り

急遽エアコキ版のパイソン2.5インチブラック版を購入。

 

 

そして完全分解し、いろんなところのパーティングライン

処理。(エアコキ版な未処理だから・・・結構大変!)

フレームを完全に入替ました!

 

 

はぁ~~大変だった!けど面白かった。(笑)

 

そして先ほど一旦諦めた、シリンダーをクラウンエアコキ

パイソンのものに交換しました。

作動させてみれば、やっぱり同じメーカーの品だけあって

ピッタリで確実に動作します。

 

出来ればカートリッジもフルサイズの真鍮製

オーセンティックカートリッジにしたかったところですが、

残念ながらどこも売り切れ&在庫切れ・・・

仕方ないので、樹脂製ながらリアルな造形の東京マルイ製

先込式カートを使ってみると・・・

なんということでしょう!

相性バッチリ!で、初速も上がり命中精度も

驚くほどになりました!

 

・・・こうして確実な作動まで辿りつけたので、

またまた完全分解し、さらに平面だしなどの作業を経て、

インディ社の「ブライトシルバー」で仕上げ

直ししました。

・・・だってシリンダーとフレームが黒だからね(笑)

 

 

簡単!と思っていたガス化PPCカスタムでしたが、思わぬ

トラブルで意外に苦労しました・・・

 

それではいよいよ、完成したクラウンモデル製

ガス式コルトパイソンPPCカスタム6インチはこちら ↓

 

 

弾とスピードローダーも新調しました。

マルイの弾は安くていいですよね。

目指せ50発!(笑)

 

 

スイングアウトすればこんな感じに!

シリンダーホールに変なインナーバレルが見えなくて

リアルになりました!

シリンダーラッチもペーパーあてて塗装しました。

 

 

純正フレームにあるリアサイト固定用のピン穴もパテで埋めて

あります。

ヨークの肉抜き穴も埋めています!

カートに詰めてあるのは、今や超希少な鉛色のBB弾。

デジコンビッカ弾(0.25g)ですが、もはや貴重なので撮影

用に使うのみです。・・・撃てません(笑)

 

 

マルイ製スピードローダーでワンタッチ装填完了!

 

 

PPCバレルも一応平面出ししております。

リブサイトも同様。

 

 

サイドプレートのピンモールドも再現しようと思いましたが

フレーム破損したので、やめました。(笑)

というかめんどくさかったので・・・

 

 

やっぱり6インチくらいが一番バランスいいように感じます

がどうでしょうかね?

 

 

フレーム内側のパーティングラインも処理しています。

ほとんど見えない箇所ですけど自己満足です。

 

 

純正のラミネート加工グリップはそのままですが、飽きたら

パックマイヤー風グリップに交換しますか。(笑)

あっ!フレーム違うからまた作り直さなければならないか!

 

・・・

 

いかがでしょうか?

フレームが折れたことにともない、実は結構

苦労しましたが、仕上げや精度双方において

相当満足いく仕上がりになりました・・・

 

マルイのカートリッジも相性抜群。樹脂製で軽いのが

難点ですが、その分安いので沢山揃えるのも容易です。

そのうちパイソン用オーセンティックカートリッジが再販

されたら、試してみたいところですね。(笑)

 

 

もし仮にカート式リボルバー限定のシューティングマッチ

なんかがあったら是非とも参加して

みたいものです。(笑)

 

ちなみに残ったパーツで・・・

 

その1

バレルを外した東京マルイエアコキパイソン(PPCカスタム)

は、クラウンガスパイソンのバレルを組込んでみました。

ホーシングコーンの問題だと思いますが、

動作不安定かつ超低パワーです。

(10禁パワーじゃなく5禁パワーくらかな?)

 

 

まあカッコいいけど・・・

 

 

調整と仕上げ直しは途中です。

 

その2

エアコキパイソン2.5インチの残パーツ使い、

フレームは折れたものをエポキシで補修。

2.5インチゆえ命中精度は悲惨ですが、

結構ハイパワーです。

10禁の上限を超えるような場合も多々あり・・・

ただ補修が適当なので、時間があれば

再修理予定(って本当に治すのか?)

 

 

・・・遠くから見ればまあキレイなんですが・・・

 

 

補修個所の修理が不十分なまま塗装しちゃったもんで・・・

 

 

結構目立っちゃってます(大汗)

サテンブラックとかに塗れば目立たなくなるかな?

 

その3

クラウン(マルイもか?)のパイソンの場合、

実はグリップの種類により一部フレーム形状が違います。

つまりラバー系グリップはハンマー付け根?部分に

ネジが貫通しているので大きく削られています。

木グリタイプはその削り部分がありません。

というわけで、今後パックマイヤーラバー風グリップ版に

する際に使おうと思って、エアコキ8インチシルバーを

購入しました。

 

 

シリンダーは余っているガス式パイソンのものを

入れました。

カートリッジもガス版の真鍮カート。

問題なく普通に使えます。また8インチゆえ結構

精度もいいです。(笑)

 

 

その4

今回、クラウンリボルバーが面白いので、ガス式

「S&W M629」6インチも買ってみました。

ハンマーの隙間が気になりますが、

結構良く中ります。

 

 

シングルアクション/ダブルアクションともトリガープル軽い

です。

 

 

エアコキ版はリアサイトが樹脂製ですが、ガス版は金属製

でした。

そこそこ重量もあるので、なかなかいいかも!

 

 

気になるのはシリンダーの肉抜き穴。

ここはパテで埋めたほうがいいですね!

時間のある時にでもやってみよう!!

 

その5

ガス式M629をリアルカート仕様にしようと思って、

エアコキの18禁版「S&W M629」8インチを買いました。

 

 

まず、ハンマーが10禁とは別物くらいに無茶重いです。

トリガープルも割りばし折るくらいの「パキッ」と

いったフィーリングで、最悪です。(笑)

 

 

ガスのM629にシリンダー&ヨーク/バレルごと

入替たら、ガス版はパワーが若干上がりました。

ちなみに、真鍮製オーセンティックカートリッジだと、

かなりリアルで気に入りましたが、代わりにエアコキ版は

ガス版のバレルとシリンダー&カートを移植してみましたが

なぜかパワーが10禁くらいになってしまいましたので、

結局購入時の状態に戻しました。(大笑)

 

その6

スマイソン/スモルトもしくは今や絶版のガス式

「M586」作ってみようかな?

・・・と思って「S&W M19」4インチ買いました。

まだエアコキ版「M586」買ってないので、

何も作業してません。

 

 

今までシルバーばかりだったので、黒が新鮮です!

 

 

造形はかなり良いですが、M29と同じくハンマーダウン

した際の隙間が気になります。

パイソンだとファイアリングピンはフレーム内蔵なので

ハンマーがフレームにぴったり付きますが、M29/M19

はハンマーにファイヤリングピンが付いた構造なので、

隙間は仕方ないのでしょう!

タナカやマルシン工業製はピンが格納したり下に折れる

構造ですが、まあ安価なトイガンなのでそこは

仕方ないのかと・・・

 

 

あともう一つ残念なのが、パイソンと同じ357マグナム弾

の銃なのに、カートの互換性がありません。

サイズが若干違います。

何故、共通にしてくれなかったのか・・・謎ですね!

 

・・・というわけで、気づけば「M586」「M686」以外、

すべて入手してしまったくらいハマっております。

まあ、全部足してもタナカのペガサスガスガン1丁もしくは

モデルガン1丁と大して変わらない(というか安い)ですが。

 

・・・でも相変わらずの無駄遣いですねぇ~

・・・はぁ~~(溜息)

 

 

こんなになっちゃった!

でも安いよ!!

 

・・・次回、元気だったら各銃の初速と命中精度をアップ

します!