“見せてもらおうか!
クラウンモデルの性能とやらを・・・”
・・・どこかで聞いたことがあるようなフレーズで始まる
今回!
前2回に渡って記載してきた「クラウンモデル」の
性能を検証していきたいと思います。(笑)
それではいってみましょう!!
まず検証条件について記載します。
・ターゲットは「エイテック電子ターゲット」を使用。
・射撃距離はおおよそ4m。
・射撃スタイルは(仮)依託射撃。
仮というのは膝に固定するスタイルだから・・・(笑)
・狙点は中央10点圏の赤い丸の中心。
・1弾倉 6発計測。
・同一条件にするためガス版もすべて
シングルアクション。
使用銃は・・・
【10歳以上用モデル エアコッキング式】
①クラウンパイソン(2.5インチ)
②東京マルイパイソン(4インチ)
③クラウンパイソン(8インチ)
【18歳以上用モデル エアコッキング式】
④クラウンS&W M629(8インチ)
【18歳以上用モデル ガス式】
⑤クラウンS&W M629(6インチ)
⑥クラウンS&W M19(4インチ)
⑦クラウンパイソン改PPCカスタム(6インチ)
【番外編/おまけ】
⑧タナカワークス スマイソン(6インチ)
⑨タナカワークス S&W M67(4インチ)
まず最初は「パイソン」のエアコッキングシリーズから!
①の(2.5インチ)です。
ガス版の折れたフレームを補修して転用した10禁モデル
になります。
カートリッジは純正カートに0.12gを装填。
BB弾は後方の雷管部分に保持します。
・・・結構高い初速ですね。
もちろんバラツキはありますが、一番高い数字をピックアップ
しています。
弾の重量設定を切り替える(0.12g)のを忘れて
しまいましたので、下に表示されているエネルギーと弾速は
無視してください。
それと、ウィンドウズを更新したらなぜかグルーピングの
円(緑枠)大きさ(cm)が表示されなくなってしまったので
参考程度にご覧いただければと思います(汗)
1弾倉6発で計測しています。
1発はターゲット外へ・・・
写真の通り、センターに着弾している弾もあれば、
フライヤーで大きく外れた弾もあります。
非常に不安定な精度ですが、まあ2.5インチなら
仕方ないかもしれませんね。
東京マルイのカートリッジ(前込式)に、0.2gを
装填してみました。
初速は・・・
こんな感じでした。
10禁にしては悪くない初速かと思います(笑)
続いて、②の(4インチ)です。
フレーム(シリンダー含む)は東京マルイ製の
パイソン(PPCカスタム)です。
4インチバレルのみ、クラウンのガス版パイソンのものを
移植しています。
・・・というわけで、「ニコイチ」モデルになります(笑)
弾は東京マルイ製カートリッジに0.12gを装填。
結果は上記の通りですが、クラウンバレル4インチの
フォーシングコーンもしくはホップパッキンの硬さが合わない
のか、6発中1~2発発射できればいいほうです。
そんなわけで、グルーピング計測は断念しました。
ガス版の方がホーシングコーンの突き出し大きくなります。
この突き出し量を改修しないとガス版のバレル転用は
難しいようですね。
次は③の(8インチ)。
銃は純正そのままですが、シリンダーのみガス版を転用
しています。
なので、カートリッジはクラウンガスパイソン用真鍮カート
を使用。
0.12gで41.2m/sです。
まあ10禁のエアガンの平均的初速でしょうか・・・
0.2gだと32.8m/sでした。
悪くない初速ですね。
グルーピングはこんな感じでした。
やはりインナーバレルが長いだけあって、2.5インチよりも
圧倒的に集弾性能は高いです。
続いては、銃が変わりクラウンの④のS&W M629
(8インチ)です。
こちらは18禁モデルになります。
18禁なのでコッキングが激重です。
またトリガープルが最悪です。
前にも記載しましたが、遊びが一切なく、
指先で“つまようじ”を「ぱきっ!」と折るような感触です。
この銃での精密射撃はほぼ不可能かと思います・・・(笑)
使用弾はクラウンの真鍮製オーセンティックカートリッジ。
18禁なので0.2g。
50m/sには届きませんでしたが、まあこんなものでしょうか。
狙点は中央の赤い10点圏。
若干下に着弾しますが、集弾性はかなり高いですね。
・・・にしても、コッキングとトリガープルで指が痛いです。
本体に付属してくる純正カートリッジでも試してみました。
もちろん0.2gです。
オーセンティックカートリッジと大差はありませんが、
最高値はこちらのほうが若干高くなりました。
・・・といっても誤差の範疇ですね。(笑)
赤点狙いで下に着弾するのは変わらず。
グルーピングもまあ似たようなものでしょうか。
ただ、片手では絶対にここまでのグルーピングは
無理でしょう!
さて、今度はガス版の検証です。
まずは⑤のクラウンS&W M629(6インチ)
完全に吊るしの状態です。
激重エアコキM629と比べると、ハンマーコックは超軽く、
トリガープルに至ってはフェザータッチのように感じて
しまうくらい軽いです。(笑)
気温計測しませんでしたが、外気温20度くらいでしょうか?
マルシン工業製のXカートリボルバーとかと比べても
決して劣ってはいない初速です。
というかむしろ、高いかもしれませんね!
下方に着弾するのはM29シリーズの特徴かもしれませんね。
リアサイトの上下調整しましたが、これが限界です。
ターゲットまでの距離が延びるとちょうど良いのかも
しれませんが・・・
なかなかのグルーピングです!
「吊るし」でこの性能なら、十分にハイコストパフォーマンス
ではないでしょうか?
どんどん行きましょう!
ガス式の⑥クラウンS&W M19(4インチ)です。
シルバーばかりの銃にしてしまったので、黒が新鮮です。
初速はこんな感じです。
M629とほぼ一緒ですね。
集弾性はかなり悪いです。
弾のゴムパッキンがよろしくないのか?バレルのホップゴム
がよくないのか?
もちろん個体差はあるかと思いますが、M629と比べて
かなり悪いです。
ただ検証すると、ゆっくりハンマーコックするとシリンダーが
回りきらずズレて停止することも原因の一つかと思います。
勢いよくハンマーコック(ダブルアクションでも)すると
多分回転の慣性力も加わり、シリンダーノッチ停止位置
まで回りますが、ゆっくりだとダメです。
シリンダーハンドの長さ&ストロークが若干足りないような
気がしますが、これが集弾性の影響を及ぼしているような
感じがします。
実はM629も同じような感じでしたが、M19ほどひどくは
ありませんでした。
パイソンはゆっくりコックしてもシリンダーはしっかり回転
しきります。
最後はいよいよ真打登場です!!!
⑦クラウンパイソン改PPCカスタム(6インチ)
なんやかんやで意外に苦労したガス式パイソンPPCカスタム。
さて、その実力はどうでしょうか?
カートリッジは東京マルイ製の樹脂カートです。
ガス式M629やM19よりも初速が出ています!
また6発の初速も安定しています。
サイト調整もしていますが、毎回ほぼこれくらいの精度は
保っています。
・・・ちょっと左に寄ってますが・・・(笑)
というわけで、どうでしょうか?
シューティングマッチ向けの銃にふさわしい精度になった
のではないでしょうか?
・・・PPCカスタム!サイコーです!!!(笑) ←自画自賛。
ということで、ちょっと図に乗ってるブログ管理人
“ほびでご”ですが・・・
【番外編/おまけ】として、ライブカート式ではないけど
タナカワークスのペガサスリボルバーを撃ってみました。
⑧タナカワークス スマイソン(6インチ)
高いだけあって、やっぱりいいですねぇ~
初速も高い!
えっ?
・・・ん?・・・
⑨タナカワークス S&W M67(4インチ)
Kフレームのスクエアバット・・・いいですなぁ~
・・・なかなかの初速。
・・・えっ?
・・・いやぁ~~~・・・やっぱ「タナカワークス」スゲーや!
なんといっても「タナカ」が一番だね!
・・・って、なんだこのブログ(記事)!
おしまい