いつかはクラウン いつでもクラウン | さいたまベースのHobbyでGo!

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無駄なものほど面白い。四方八方、趣味にかける散財の記録です。

「いつかはクラウン」・・・ご年配の方々には聞き覚えの

あるキャッチコピー。

・・・その昔、トヨタの高級車「クラウン」に憧れの対象

としてこんなコピーが流行りましたが・・・

 

 

トイガンの世界で「クラウン」といえば「クラウンモデル」

 

そんなクラウンモデルにあえてキャッチコピーを付ける

としたら「いつでもクラウン」もしくは「どこでもクラウン」

みたいな感じになるのでしょうか?

 

クラウンモデルのトイガンはとにかく安い!

今時2万円オーバーは当たり前のトイガンのお値段。

ともすれば3万円代でも普通の価格帯になってきたのに、

クラウン製ガスリボルバーシリーズは、

2024年現在でも9500円、安いところだと驚きの

8000円弱で入手が可能なんです。(汗)

 

そしてなんと!エアコキのリボルバーシリーズに

至っては実売3500円くらいでしょうか?

 

値上げ一辺倒なご時勢に反してなんとリーズナブル

なことでしょうか!

東京マルイの「作るモデルガン」シリーズが

当時2980円くらいだっと記憶していますので

まるで80年代~90年代で時代が止まったままの

ような価格設定。

 

すごいぞ!クラウン!

トイガンメーカーの安売り王!

といったところしょうか(笑)

「いつでもクラウン」手軽にいつでも入手可能な

エアソフトガンです。(笑)

 

 

 

さらにはクラウンモデルの特徴は、モデルガンショップなど

の専門店に限らず、街の玩具屋さんやデパートの

おもちゃ売り場とかにも置いてあったりします。

 

なのでコアなモデルガン&エアガンファンからすると

「キワモノ」または「おもちゃ」的に思われていて、

見向きもされないケースも多いように感じられます。

・・・って言ってもね!

そもそもどんなエアガン&モデルガンも基本

「トイガン」なんで「おもちゃ」なんですけどねぇ・・・(笑)

そんなどこにでも売っている「どこでもクラウン」

・・・それがクラウンモデルの実態なんです!(笑)

 

そんなクラウンのエアソフトガンですが、

これがかなり面白い!

ちょっと手を入れるだけで、非常に良いエアガンに

生まれ変わったりします。

自称「モデルガン&エアガンマニア?」な、

いい歳したおっさんの“ほびでご”ですが、

最近クラウンにハマりまくって、

ひとりで遊んでおります!(大笑)

 

実は昔、クラウンのエアコキリボルバーと

ガスリボルバーはいくつか

持っていたことがあります。

ただ当時はクラウンモデルの真の良さについて

理解できず「ただ安いだけのちゃちなトイガン」程度の

認識ですぐに処分してしまいました。(汗)

 

ところが先日、ふとした機会に入手したガス式

パイソンの4インチ。

東京マルイ製のガス式パイソンとM19(カート化改造)が

すでに廃盤となって久しい今日、現行品としてカート式

ガスリボルバーはほぼマルシン一択となった

このご時世において、この低価格でカートリッジ式

ガスガンが入手できるということに、今更ながら

新鮮味と感動を感じてしまいました。(笑)

 

 

そして入手したパイソンを仔細に眺めてみれば・・・

トリガーガード内も含めてパーティングラインは

ほぼ処理してあり、お値段以上の仕上がりが

素晴らしいの一言です!

最近でこそ、どこのメーカーもパーティングラインに

気を使っていますが、ちょっと前の

タナカペガサスリボルバーなんかも、トリガーガード内の

処理はしていなくて、特にメッキモデルの場合は

手の施しようもなかったものですが・・・

 

ただやはり安いだけに気になる箇所もいくつか・・・

まずはカートリッジの形状です。

 

 

エアコキ版はシリンダー筒抜け、黄土色の樹脂製なのが

タマにキズですが、一応弾頭部分も再現された

フルサイズ(に近い)カートリッジなのに対して、

ガス版は昔のコクサイ産業製初期のガス式

リボルバーのような、シリンダーホールに

インナーバレルが入っているちょっと見栄えが

残念なシリンダーに、これまた真鍮製ながら

薬莢部分(短い)カートリッジというのがなんとも

残念なポイントです・・・

 

 

続いて気になるのが「ASGK」の浮き文字モールド。

パイソンの場合だと、シリンダー下のフレームに実銃には

ないセイフティと浮き文字の「ASGK」刻印というか

モールドががっつり入ってます。

はっきり言って非常に目立つので、ここもマニア受け

しないポイントでしょうか・・・

 

さらにフレーム右側には実銃には存在するピンモールドの

再現はなし。

でもね・・・これは東京マルイ製のエアコキパイソン&

PPCカスタムには再現されているんですね。

ほぼ同じようなものなのに・・・

 

 

個人的に一番気になったのは、シリンダーを

スイングアウトした際にフレーム側のヨーク部分が

大きく肉抜きされている点。

これはシリンダーオープンした際には特に目立つので

非常にカッコ悪いと思っています。

 

↑ 写真はM29

 

その他細かいところを言えば、リアサイトが樹脂製

だったりしますが、一応上下左右調整可能式なので

良しとしましょう!(笑)

 

ところでクラウンのリボルバーシリーズですが、

大きく分けて2種類が存在します。

一つは「エアコッキングリボルバーシリーズ」

これはグリップ内にピストンシリンダーが内蔵されていて、

射撃のためにハンマーを手動でコッキングする

タイプです。

なのでシングルアクションのみ。

ダブルアクションではハンマーは動かずにシリンダーが

回転するだけとなります。

スプリングの強さで威力が変わり「10歳以上用」と

「18歳以上用」の2種類があります。

ただ本当に内蔵スプリングの違いだけで、ほぼ全く

一緒な構造の製品です。

特に18歳以上用のハンマーコックは大人でもかなり

固いと感じるかもしれません。

 

二つ目は「ガスリボルバーシリーズ」です。

こちらは一般的なガスガンと同じで、グリップ内に

内蔵するガスタンクにフロンガスを充填して

射撃するタイプです。

マルシン工業製のガスリボルバーと一緒ですね。

もちろんシングルアクション&ダブルアクションが

可能です。

ガスリボルバーシリーズはすべて18歳以上用です。

 

モデルとしては「コルトパイソン」「S&W M29」

「S&W M586」「S&W M19」の4タイプが存在しますが、

塗装による違いでシルバーモデル(ステンレスモデル)

がありますので「M629」「M686」の2種類が加わります。

 

バレル長も多々あり、パイソンだと2.5インチ、4インチ、

6インチ、8インチと4種類もあったりします。

 

「M19」は実銃であればKフレーム、「M586」はLフレーム

で一回り大きいことになりますが、クラウン製の場合

においてはどちらも同一サイズのフレームになっています。

 

それとクラウンのリボルバーシリーズを語るうえで

避けては通れないのが、東京マルイのエアコキ

パイソンシリーズ(PPCカスタム含む)です。

 

 

すでにさまざまなWebサイトで取り上げられていますが、

クラウン製と東京マルイ製はほぼ同一構造で部品の

互換性もある製品です。

 

いや実際には些細な違いはあります。

例えば上記に記したフレーム右側のピンモールドの有無。

 

 

カートリッジにおいてもマルイは塗装されたリアルな

先込式のものに対して、クラウンは黄土色で後方に

BB弾を装填するタイプになります。

 

 

なのでシリンダーの若干の可動やフォーシングコーンの

テンションなどに多少の差異はありますが、

その他についてフレームを含めて各パーツは

ほぼ同一で互換性があります。

あまりにも同じなので、同じところで作っているのでは?

といった疑念は生じますが、クラウンは台湾製、マルイは

日本製と表記されていますね?

いったいどういうことか?謎は深まります(笑)

 

余談ですが、昨年のホビーショーで公開された

東京マルイの次期新製品S&W M29も

クラウンのM29とほぼ同一構造&パーツに

なるのではないでしょうか?

カートリッジは先込式になると思いますが・・・

 

まあマルイのほうが刻印なども含めて若干再現性が

高いので、どういう製品で出てくるのか注目ですね。(笑)

 

さてさてずいぶん余談なことを書いてしまいましたが、

上記に記載した「気になる点」を改修するついでに、

前々からやってみたかった改造を試みることにしました!

その試みたかったこととは・・・

 

以下、次回に続く・・・