変なリボルバー | さいたまベースのHobbyでGo!

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無駄なものほど面白い。四方八方、趣味にかける散財の記録です。

 

「緊急非常事態宣言」も解除され、平常に戻りつつあるような今日でもありますが、

ここ2~3日、再度新規感染者が急増してきているようで、些か心配な今日この頃です。

 

そんな本日、ちょっと変なリボルバーを入手したのでアップしたいと思います♪

 

って、何が変なのか?

 

・・・それは・・・シリンダーの展開が変なんです(笑)

 

現代の一般的な回転式拳銃(リボルバー)は、弾の装填にシリンダー(弾倉)が左に迫り出しす

形が普通です。

まあ、過去にはコルトのシリンダーが取り外せるタイプ(ドラグーンとかね)や、真ん中からバッキリ

割れるタイプ(エンフィールドや旧日本軍の二十六年式拳銃)なんてのもありましたが、

現代では一般的な形状ではないようですね。

 

ところがこの銃は、なんと左に迫り出して、そのまま上までいっちゃいます(汗)

 

・・・とここまで、書けば少しでも銃器に詳しい方ならば、もうお分かりですよね(笑)

 

そうです。

イタリアの拳銃・マテバリボルバーです。

 

 

↑写真は実銃。

 

 

マルシン工業製のエアソフトガン。

 

マルシン製マテバは、アニメ(攻殻機動隊)に出てくる銃(マテバM2007※架空銃)として、

8mmBB弾仕様で、かなり昔から発売されていました。

ただこのアニメ設定のM2007は9mmパラベラム弾仕様という設定でして、

実銃としては存在しない仕様でした。

 

しかしまあ実銃の2006Mというタイプに近かったわけですが(一番上の写真)、

8mmBB弾バージョンはフレームに9mmParaの刻印が入っていたそうです。

 

ところが、マルシンのマテバはその後、6mmXカートリッジ化したことに伴い、

カートが357マグナムとなり、9mm刻印が消されて晴れて実銃の2006Mとなったのでした(笑)

 

 

・・・といっても微妙に形状が違う部分があるので、マルシンとしても大手を振るって

2006Mとは言えないのでしょう(笑)

 

そんなマテバですが、本題に戻りましてシリンダーをオープンしますと・・・

 

 

・・・なんともまあ、上側まで行っちゃう、大変珍しい開き方です!

 

ただ、この妙な開き方にも理由があるそうです。

というのも、マテバ本来は競技専用銃だそうで、そのため銃身の跳ね上がりを抑えるため、

極力重心を低くすることを設計コンセプトにしているそうです。

 

 

というわけで、銃身が真ん中のラインで上下に分かれていますが、なんと下側が弾が

発射されるバレルとなっています!

一般的なリボルバーとは、まさに逆の構造ですね(笑)

 

果たして実銃がこの構造により、どれだけ跳ね上がりを抑えて、命中精度に貢献できたかは

知る由もありませんが、なんとも個性的なリボルバーであることは間違いないようですね。

 

さてさて、この跳ね上げ式のシリンダーですが、実際に操作してみると・・・う~ん・・・

どうでしょう?

 

 

まずシリンダーラッチの操作もしにくいし、慣れてないせいか扱いやすいとは言えない方式の

ように感じます(汗)

 

ハンマーもご覧の通り、ちょこっと出ている変な形状です。

 

作動についてはグリップ内にガスタンクがあるので、実銃マテバのメカとは大幅に異なる

ので、トリガープルやアクションは当然独自のものですが、シングルアクション時の

トリガープルはかなり軽く感じました。

 

またダブルアクションのトリガープルは引き始めが極めて重いですが、ハンマーが起き始めると

急激に軽くなり、意外や意外にもS&Wリボルバーのようにハンマーダウン直前で止めることも

できるようなアクションでした。

 

 

カートリッジは弾頭部分が銅色のXカートリッジです。

雰囲気出すため写真撮影用に懐かしのデジコンビッカ弾0.2g鉛色を入れてみました(笑)

 

さてさて、肝心の命中精度です。

有名某ユーチューバーの方の動画では、過去に何度もマテバがアップされていますが

概ね命中精度はあまりよろしくない評価ですが、果たして・・・

 

0.2g弾を使ってみました。

 

 

初速は本日の気温(22~23°くらい?)でおおよそ、70~75m/s程度

 

距離は5m弱。

エイテック電子ターゲットでのテストです。

 

 

シングルアクション・片手撃ち・6発で計測しました。

1発右に行ってしまいましたが、それ以外は黄色のサークル内に入ってます。

・・・48.1mm。結構精度いいかも。

 

 

シングルアクション・両手撃ち・6発です。

黄色から2発出てしまいましたが、残り4発は9点圏内。

1発は10点に入りました。

 

・・・というわけで、個体差もあるので一概には言えませんが、この個体に関して言えば

リアルカート式にしてはかなり命中精度は高いように感じられます。

 

・・・しかしまあ、10m、20mではどんな結果になるかは分かりませんけど・・・(汗)

 

 

マルシン工業製のマテバリボルバー、最近では短銃身モデルが発売されたり、近日中には

デザートカラーも出るとのこと。

 

写真をご覧の通り、表面に若干ヒケのある部分があるのはちょっと残念ですが、パーティング

ラインもしっかり処理されており、大変キレイなエアソフトガンです。

 

今回のステンレスシルバー・プラグリップ仕様は、ネット徘徊(笑)で50%OFFのショップ

を見つけたので購入してみた次第ですが、思いのほか満足度の高いモデルでした。

 

マルシンマテバに興味のある方は、ネットで探してみてはいかがでしょうか?(笑)

 

まだ、いくつかのバージョン(木グリ版やディープブラック版)で在庫があったようですよ(笑)

 

・・・どこのショップかはお答えできませんが・・・(笑)