初めての改造で何をすればいいのか?

初心者の方によく聞かれる質問です。

 

まずはファーストトライパーツセットをつけてみましょう!

ファーストトライパーツセットはタミヤが販売している基本的なパーツのセット

これをつけておけばとりあえずまともに走るようになります。

お値段も990円!(税込)

1000円でおつりが出ます。

単品で揃えるよりもお得になっています。

 

対応シャーシは以下の通りです。

ボディによってはボディを削る必要があります。

 

 ファーストトライパーツセット:MS, VS, S2, X, XX, TZ-z

 MAシャーシ ファーストトライパーツセット:MA

 ARシャーシ ファーストトライパーツセット:MS, AR, S2, XX

 FA-Aシャーシ ファーストトライパーツセット:FM-A

 VZシャーシ ファーストトライパーツセット:VZ

 

VZシャーシ ファーストトライパーツセットを取り付けるとこんな感じになります。

 

 

では、このファーストトライパーツセットを例に改造の基本を説明します。

 

①FRPプレートでローラー幅を広げる。


FRPプレートを使用してフロントローラーとリアローラーの幅が105mmになるように取り付けます。

 

 

レギュレーションで決まっている幅の105mmギリギリにすることで、コース内で蛇行することが少なくなり速くなります。

 

 

②前2個、後ろ4個のローラーセッティング

側面から見たときにローラーで囲んで三角形の内側に重心が入るようにローラーを配置します。

コーナーでかかる遠心力に対し、左右三つずつのローラーで支えます。

フロントのローラーはマシンを路面に押さえつけるために少し斜めに取り付けられています。

マシンを横向きにして立てば合格です。

 

 

③スタビの取り付け

フロントローラーの上に取り付けられている丸いものがスタビです。

リアローラーが二つなのに対し、フロントローラーは一つだけのため、バランスを崩すとコースアウトしてしまいます。

バランスを崩したときにローラーの代わりにスタビが壁面に接触して支えてくれます。

 

④マスダンパーの取り付け

リアにつけられているおもりがマスダンパーです。

立体レースではスロープと呼ばれるジャンプ台が設置されています。

ジャンプ後の着地では、その衝撃によってはねてしまい、コースアウトすることがあります。

この着地時の衝撃を和らげてくれるものがマスダンパーです。

着地の衝撃でマスダンパーが代わりにはねて衝撃を吸収します。

 

ミニ四駆に使える電池は3種類あります。

・マンガン電池

・アルカリ電池

・ニッケル水素電池(ニッ水、水素)

 

速さはこのくらい違います。

マンガン<<<<100均アルカリ<<<<有名メーカーのアルカリ<ニッケル水素

 

 

速い人に勝ちたいときや速度を求めるときは、マンガン、100均アルカリは選択肢から外した方が良いです。

カジュアルに遊びたいときに使用してください。

 

 

アルカリ電池でよく使われる銘柄は以下の通りです。

タミヤ主催のレースは使用できる電池が制限されています。

(※店舗レースでも制限する場合があります。)

他社の電池が使用できるレース:Panasonic エボルタ

公式大会:パワーチャンプRX

ジャパンカップ:パワーチャンプRX, FUJITSU プレミアムS

 

アルカリ電池は使用するほどパワーが落ちていくので、ほどほどで交換することをお勧めします。

上級者がレースで使用するときは1走ごとに交換しています。

あまりお財布によくありません。

 

 

懐事情もあるので、あまり強くは言えませんがニッケル水素がおすすめです。

初期投資は大きいですが、速い電池を気兼ねなく使用できます。

寿命も1年くらいは大丈夫です。


コンセントを使用できるお店も多いので、サーキットを利用するときは充電器を持参してください。

当店でもコンセントを使用可能です。

 

初心者の方はネオチャンプを使用してください。

一部のニッケル水素はサイズが大きいものがあり、被服が剥けてショートする等の事故があったため、

他の電池は注意が必要です。

 

充電器によっても速度は変わります。

ホビー用の充電器の方が速くなりますが、値段が高く操作も難しくなります。

タミヤから発売されている充電器や家電量販店で購入できる充電器が初心者にはお勧めです。

 

ホビー用の充電器は貸出しているお店もありますので、実際に使用してみて使いこなせるか判断してください。

ミニ四駆の改造には主に2種類あります。

 

①速度を上げる改造

②コースアウトを防ぐ改造

 

基本的にはこの二つのどちらかもしくは両方を行い、最終的にタイムを短縮します。

それぞれにデメリットがあり、

速度を上げるとコースアウトしやすくなり、

コースアウトを防ぐ改造をすると速度が落ちることが多いです。

 

さてマシンが完成し、コースで走らせてみたことかと思います。

キットに付属のノーマルモーターということもあり、完走した方も多いのではないでしょうか。

ここでは次のステップアップとしてモーターを変更してみましょう。

①の速度を上げる改造になります。

(もし完走できていないのであれば、モーター交換より②コースアウトを防ぐ改造をお勧めします。)

 

 

ではどのモーターを選べば良いでしょうか?

タミヤのwebページにすごくわかりやすい画像があります。

ミニ四駆 マシンセッティングガイド

 

 

この画像を見た+ときにまずパワーとスピードが強いとどうなるのか疑問に思うと思います。

パワー:スタート時やコーナーの速度が速くなります。

スピード:長い直線が速くなります。

 

爆走兄弟レッツ&ゴーを見ていた世代の方は以下のように理解してください。

パワー:ソニックっぽい走りになる。

スピード:マグナムっぽい走りになる。

 

 

初心者が初めに選ぶモーターとしては、

パワーのあるトルクチューンかアトミックチューンがおすすめです。

ダッシュ系モーターは速すぎてまだ使いこなせないでしょう。

レブチューンはパワーが少なすぎるため、玄人向けのモーターになっています。

特に現在主流の立体レースではブレーキをかけストップ&ゴーを繰り返すため、

ほとんどのコースでパワーのあるモーターの方が使いやすくなっています。

 

トルクチューンやアトミックチューンでコースアウトしないようになれば、

ライトダッシュ⇒ハイパーダッシュと徐々にステップアップしていきましょう。

 

パワーダッシュ、スプリントダッシュ、マッハダッシュは電池も良いものを使わなければ性能を発揮できません。

モーターを変えてみたけど逆に遅くなってしまったというときは電池を見直してください。

 

ウルトラダッシュやプラズマダッシュはレースで使用できません。