頭のあまりよろしく無い人間が自身をイケてるウケてるキてると自信を持って繰り返す言動を関西では「アホの一つ覚え」と呼ぶのですが、関西贅六たる私が、ことプラクルアン活動に関して、何度も申し上げておりますので皆様もご存じでしょうが「ご縁」。これがプラクルアンとの出会い…と言いますか、個人的には人生全てにおいて非常に重要であると信じております。
タイに住居を移し、プラクルアンに興味を得て、良い先生方に出会い、色々なご縁が重なり合ってプラクルアン活動を始めた頃。そう、今から凡そ15年程前、当時お二人のゲージアジャーンのプラクルアンが、それ以前にも増して注目度が鰻上っておりました。そのお二人のゲージアジャーンは奇しくも同じお名前でありまして、お一人は南部パッタニー県の高僧ルアン・ポー・ティム、通称アジャーン・ティム(ティム先生)。そしてもう一方が東部ラヨーン県の高僧ルアン・プー・ティム。
私はアユタヤ期、伝説的高僧ルアン・プー・トゥワッドに惹かれ、アジャーン・ティムのプークセッされたお守りを中心にお勉強し集めて参りましたが、なぜかルアン・プー・ティムのお守りにはあまり興味を抱かなかったのですが、後年存じあげるようになった、在タイ歴もプラクルアン活動歴についても先輩であるCさんとのご縁を得て、色々とルアン・プー・ティムについてお教え戴いたのですが、その内一番驚いたのが、畏れ多くも猊下と私は同じ誕生日という事でして、如何に星占いがあてにならないかという証左かと思います…。そして、もう一つCさんに教えて戴いた事で印象深かったのが「ルアン・プー・ティム(のお守り)は所有者を選ばれるので、ご縁がればあちらからお越しになる」という事です。
数年前。家内の実家に里帰りした際、(家内の叔父さんに「プラクルアンが好きです」と伝えたところ、いくつかプラクルアンを頂戴し、その中にルアン・プー・ティムのリヤンがありました。地理的な事を考えますと、かなり縁は薄いのですが、後程方方で調べますと本物でした。
さて、その誕生日が、つい先日であったのですが、ああまた無駄に馬齢を重ねたな。って、なんで馬やねん。とか下らない事を考えながら昼食を馬食しているとセンセイからメッセージ飛来。いつものようにプラクルアンご紹介メッセージだったのですが、内一つが、そう、ルアン・プー・ティムのプークセッされたお守りでした。勿論ご縁を感じずにいられませんでしたのですぐに取り置きを依頼じゃウッド、などと糞しょうもない駄洒落とか言ってみたくなるのは加齢のせいでしょう…枯木に花を咲かせたい華麗に鰈を捌きたい…とかいつまで言い続けるのか我が事ながら心配であります。
家内の叔父から戴いたプラクルアンの中にあったリアン・プラジャオ・タークシンはルアン・プー・ティムがプークセッされた2518年のお守りです。家内の実家は東部ではありませんので、まさか、と思いましたが調べると本物でした。ご縁しかありません。