私が好きなプラクルアンは仏歴2490年から2530年代、西暦ですと1947年から1987年頃に発行されたお守りです。またその時代には偉大なゲージアジャーン、お守りに不思議な力をこめる事ができる高僧が多くいらっしゃいました。そのゲージアジャーンのお写真をネットなどで見ておりますと、威厳と慈愛が溢れています。お守りだけではなく、ゲージアジャーンのお写真を蒐集されている方がいるのも納得です。そして上記期間にご活躍されたゲージアジャーンの写真を見ておりますと、高確率でラマ9世プミポン前国王陛下がゲージアジャーンをお訪ねになっている写真も出てきます。プラクルアンあるあるを一つ申し上げますと、「プラクルアンで有名なゲージアジャーン、ラマ9世プミポン前国王陛下訪ねがち」です。仏教の熱心な信仰者でおられたラマ9世はタイ全土のゲージアジャーンをお訪ねになり、色々とご相談されていたそうです。
タイ東北部イーサン地方で有名なゲージアジャーンといえば、ナコンラチャシマー県のルアン・ポー・クーンが一般的には有名ですが、プラクルアン界で申し上げますと、サコンナコン県のルアン・プー・ファン、通称アジャーン・ファン(ファン先生)が超絶有名であり、崇め信仰されている方も数多くいらっしゃいます。高僧は通常ルアン・プーまたはルアン・ポーという呼称で呼ばれる事が多いのですが、地域に寄り添い、仏教の教えを施され、地元の方々の生活に深く関わっておられる高僧は、殊に地方(田舎)では親しみと尊敬から「アジャーン(先生)」と呼ばれる事が多いです。
アジャーン・ファンの一部人気プラクルアンは非常に高額で取引されていますが、発行されたルン(版)も多い為、比較的手に入り易い価格帯で取引されているものもあります。東北部やサコンナコン県及び近隣県に縁のある方にもおすすめです。