世相…と前にも同じ題をつけた記憶があります。それは年末だから。 | タイのお守り プラクルアンに関するネタ 「プラ・ネタ」

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タイのお守り「プラクルアン」について書いています。

凍てついた夜の底を白い風が白く走り、雨戸を敲くのは寒さの音である。厠に立つと、窓硝子に庭の木の枝の影が激しく揺れ、師走の風であった。

という冒頭ですが、私に突然文才が喚起爆発された訳では無論、無く、私が昔から好きな地元の小説家のとある小説の引用で、毎年12月になると、ふとこのお話が思い出されるのですが、現在住居するこちらは通常より涼しい日が数日はあるものの、日本の年末風情からは程遠く、現状中々行き来が簡単に行かない為かいつもより余計に郷愁の想いが増幅されております。

クリスマスも終わり、今年も残りあと僅かとなりました。新型コロナが猖獗を極めた本年は皆様それぞれご不便ご苦労があったと存じます。未だに感染者数は増え続けておりまだまだ予断を許さぬ状況になっておりますが、こちらをご覧の皆様と、そのご家族ご親族ご友人お知り合いの方々が、健康で文化的に年末年始をお過ごしになりますよう、僭越ながらお祈り申し上げます。


日本の皆様にもお馴染のルアン・ポー・リュウの亀型のリヤン。こちらはヌア・ンガン。銀製です。当時の箱付。

こちらは今からおおよそ200年前、ラマ3世の時代の仏様でプラ・ユック・ラッタナと呼ばれる物です。


仏歴2500年発行のプラ・キャオ。ルアン・ポー・ジィヤンのプークセッ。こちらはルン・サーム(第3版)ですが、ルン・レークは日本で製造されました。以前(はるか昔です…)にご紹介したルアン・ポー・ソートーンの通称メイドインジャパンと同じく技術的な理由だそうです。


詳細不明。ループ・ロー(鋳造物)。佇まいとヌア(「肉」の意味。転じて「材質」)を気に入り入手。2490年代と推定します。


ルーペで覗くとこういう感じで見えます。慣れない方ですと写真を撮って拡大する方がよく見えるかもしれませんね。