妊娠中の体重コントロール、大変ですよね。


特にこの年末年始を挟んだ後の妊婦健診では、皆さん23kgは体重が増えているのですが、妊婦健診をしていると、毎年起きる恒例行事だったりします。



そこはある程度仕方がない部分があるので、気持ちを切り替えて、ここから頑張っていきましょう。



ということで、今回は妊娠中の体重コントロールに関する論文をご紹介したいと思います。








こちらの論文では、34,546人の妊婦さんを対象に、妊娠中の体重コントロールに何が効果的だったかを検証しています。




食事指導と運動指導とを比較すると、


体重

 食事: -2.63kg    運動: -1.04kg    両方: -1.35kg


妊娠糖尿病リスク

 食事: 0.61倍 運動: 0.60倍 両方: 0.72


早産リスク

 食事: 0.43


週数に比べて大きく生まれるリスク

 食事: 0.19


NICU入院リスク

 食事: 0.68


妊娠高血圧症候群リスク

 運動: 0.66


帝王切開リスク

 運動: 0.85


母体合併症リスク

 食事: 0.75倍 運動: 0.78倍 両方: 0.81


新生児合併症リスク

 0.44



のような結果となっていました。





海外のデータですので、これがそのまま日本に当てはまる訳ではありませんし、肥満が多い海外と比べて、日本で妊娠中に体重を減らす必要はあまりないのですが、食事や運動で体重コントロールする事で、さまざまなメリットがあるのはわかってもらえるかと思います。





そして、実際に妊婦健診をしていて思うのは、なかなか妊娠中に運動をして体重コントロールするのは難しい、ということ。




特にお腹が大きくなってくると、少し動くだけでもお腹が張りやすくなったりしてきます。




その点、食事に関しては比較的介入しやすい方法で、



「間食をしない」



という点だけ守ってもらえれば体重コントロールできるようになる事も多いのです。




もちろん、つわりだったり、妊娠後期になって一度に食べられる量が減ったり、妊娠糖尿病の治療として「間食」が必要になるケースもあるのですが、普通に13食しっかり食べられているのなら、間食は無くてもいいくらい。




ついつい間食の習慣があるとクセにように食べてしまう事もありますが、そこは「習慣」に過ぎないので、「間食をしない」という習慣が付けば、何とかなるものです。




ゆっくり時間をかけて食べるとか、食べる順番としてスープ・サラダ、肉料理・魚料理、最後に炭水化物を持ってくるとか、色んな工夫もありますが、体重が増えすぎて困る方は、まずは間食しない点に気をつけてみてくださいね。