基礎廻りの通気
住宅の基礎、土台廻りは、床下の換気にとって非常に重要です。
昔は、基礎に巾30cmくらいの穴を開けて、そこに格子をはめていたのが標準でした。
しかし基礎は、住宅の加重を支え、土台を地面と繋ぎ止めるための、重要な構造部分。
そこに穴をあければ、当然構造的に不利になります。
コンクリートで基礎を作るときに、中には鉄筋を入れてコンクリートを打設しますが、
換気口を取るために穴を開けてしまうと、鉄筋がまっすぐに通らなくなります。
もちろん開口補強をしますが、穴がない部分よりは断面欠損があるため、
地震など力がかかると弱い部分になってしまいます。
最近では、換気口を基礎に開けるのではなく、基礎パッキンといって、
基礎と土台の間に20mm程度のゴムを挟み込んで、床下の通気を取っています。
住宅金融公庫の工事仕様書にも、推奨されている工法で、
今では標準的な工法になっています。
基礎と土台の間にゴムを入れているわけですから、家全体がゴムで支えられていることに。
この仕組みは、高層ビルやマンションに採用されている免震構造に似ています。
多少は地震の揺れを吸収する効果があるかもしれませんね(笑)。
東京電力のショールームへ
今日は、住宅のクライアントと東京電力のショールームへ。
オール電化の機器や仕組みを体験してもらうためです。
ショールームには、実際にIHクッキングヒーターを使って、
調理体験もできるキッチンがありました。
早速クライアントご夫婦に体験してもらうことに。
IHの火力の強さに非常に驚いてらっしゃいました。
お湯を沸かす時間も短く、実際の火がないことによる安全性など、
ガス調理とは違う利点が多々あることが確認できました。
ヒーター上部を簡単に清掃できることも、よかったです。
1つ気になるところといえば、
油をいれた鍋を加熱する場合、温度設定してから、
その温度になるまでの時間が、ガスよりもかかっているような気がしました。
ショールームでは、まず温度設定をして鍋をかけてから、
具材の準備をしておけば、その間に温度が上昇していると説明していましたが、
油に関してはガスのほうが、早く料理に入れるようです。
しかし、その他の安全性や清掃性、火力の強さなどは、申し分なく、
IHの良さを充分に体験することが出来ました。
オール電化やIHクッキングヒーターの導入を考えられている方は、
ぜひ一度東京電力のショールームへ行き体験されることをお勧めします。
エコキュートって
住宅にはいろいろな設備機器があります。
浴槽、浴室暖房乾燥機、洗面台、トイレ、キッチン、、、。
どれも数多くのメーカーが作っており、その中から選ぶことも一苦労。
現在設計中の住宅は、オール電化をしようとしています。
さらに給湯設備を、いま最新のエコキュートに。
このエコキュート、空気の力を使って水を沸かすとありますが、
なんだか難しそうですよね。
簡単に説明すると、空気中のエネルギーを取り出して、
それを使って水を沸かす、という仕組みです。
「空気中のエネルギー」ってまたまた難しいですね(笑)。
例えば、30℃の空気には、感覚的にもエネルギーがありそうだと分かります。
同じように、5℃の空気にも、-5℃の世界から見れば、エネルギーがあることになるのです。
つまり空気の温度差、空気から水へ蒸発したり、その逆で空気から氷へ固まったりするときには、
空気中のエネルギーを発散吸収しているわけです。
この仕組みを、エアコンの室外機(ヒートポンプユニット)を使って再現することで、
空気中のエネルギーを取り出しています。
このヒートポンプの熱効率を示す指数が、「エネルギー消費効率COP」です。
これは、消費電力1に対して、何倍のエネルギーを生み出すか、仕事をするかというもの。
エコキュートのヒートポンプユニットは、COP4.9前後のようです。
つまり電力1で、4.9倍の電気を使った時と同じだけのエネルギーを生み出すということです。
エコキュートは、このヒートポンプを使うことで、消費電力を1/3~1/10に抑え、
その分電気代もかからないというわけです。
他の給湯設備は、「ガス給湯」「電気給湯」などがあります。
どちらもエコキュートよりも導入時のコストは抑えることができますが、
ガスならば基本料金が電気とは別にかかり、電気給湯は継続的に電気を使いお湯を作るので、
消費電力が何倍にもなってしまいます。
これらの機器に比べ、エコキュート機器の価格差は、約30~50万ほどありますが、
一般的な家庭での月々の電気代の差が約4000円。
年約5万円だとして、10年ほどで差はなくなるようです。
導入時のコストを抑えたい場合は、選びにくいかもしれませんが、
環境への配慮も考えると、エコキュートはこれからスタンダードになるのではないでしょうか。