~From.裕~ -113ページ目

一人暮らし

得に楽しい事も無い日々珍しく早めに上司から解放された午後10時

気になっていた本をやっと買える…
たいして飲んだ訳じゃないけど、酔い冷ましにちょうどいい夜風だ

疎らな人波の間から
見つめ合う二人に目が止まった
張り詰めた空気感からして
別れ話しの真っ只中…
パシッ!
何も言わず男の頬を叩くと
なんの未練も後悔も無いかのように、真っ直ぐ前を向き歩いて来る
着慣れたスーツとヒールの音が大人の女性(おんな)を思わせた
すれ違う人の合間から
『泣くもんか…』
唇を軽く噛む横顔に
一滴…
可愛い一瞬をみたようで思わず振り返っていた

松嶋菜々子…
ドラマの一場面のようだった

帰りながらも彼女を思い出してはニヤケている自分がいた
家の明かりが見えると一気に冷めた
一人暮らしだったら…
こんな時ゆっくり出来るのに

姉二人の五人家族の俺
幼い頃から三対二
その二の一人は五年前から単身赴任中
大学入学をきっかけに一人暮らしする予定だったのに
重い気持ちと一緒に玄関のドアを開けた

いつになく賑やかな笑い声に一息ついて
リビングのドアを開けた俺は止まった

片膝立てソファーに座り
洗いたての髪を拭きながら片手に缶ビール
お笑い番組に大笑いしている我が家の長女
『お帰り』
『あっ…た、ただいま』
そんな俺をキッチンで呼んでる

鞄と上着を受け取ってくれる我が家の二女
俺を長男扱いする数少ない行為
悪くない!
躾てくれた両親に感謝だ!

『失恋したんだって。やっと落ち着いたとこ』
それにしてはやたらと元気に見える
あの彼女(ひと)の事を思い出しながら聞いていた俺
だったが-

何も言わず平手打ち?
涙も見せず帰った?
時間は10時?
場所は…
同じ駅前公園?
俺の見た松嶋菜々子は…
落ち着け
落ち着け…俺…
思い出せ落ち着いて全て

スーツ…バック…微かに見えたピアス…靴…
思い出す一つ一つが俺の隣にあった
そして…一瞬の横顔と声
……姉ちゃん?………
よりによって姉ちゃん……
余りのショックに椅子に崩れ落ちた
『なんでヒロが失恋したような顔してんの』
失恋の方がまだましだ!
声にもならなかった…

そんな俺に缶ビール片手に振り向き
『彼女も居ない奴が失恋だって』
言い返す気力も無い
『見た目は良いんだから』
『あら、ちゃんと中身もいい男よ』
フォローするような母親の言葉をクスッと笑いながら
『自信持てって言ってるでしょ…何だったら紹介するぞ』
『いらねぇよ!』
自分にショックでパニックで腹が立ってきて、言い捨て部屋へ

一人暮らしだったら気付くことなかった…かも
父さん…カムバック!!
誰か
我が家の松嶋菜々子を貰ってくれ
何処に居んだよ反町隆史!

しばらくして母親に呼ばれしかたなしに下りた
飲み潰れた姉ちゃんを部屋に運ぶのだろう
ドアを開けると
何も言われ無くても分かる状態で手を伸ばし呟いてきた
『誰が姉ちゃんを姫様抱っこすっかよ』
しかたなしに背中を向けた
『三度目か…背負ってもらうの。世話になるねヒロには…』
『急に何だよ』
『ケガと失恋二回か…だから一人暮らし出来ないんだよね。こんな日一人じゃ淋し過ぎるでしょ。
迷惑は掛けるけどさ…
ヒロが彼女作らないのは私達のせいかもしれないけど…
男も女も同じ、好きな人の前ではいい女で居たい
一人になれば似たようなものよ
免疫出来ていればたいていの女の子の事は可愛く感じるって、安心して付き合いな
本当は私達の方が大変なんだからね。
見た目も中身もそれなりの父親と長男を見て来て基準が高くなってるんだからね。優しさに甘え過ぎかな』
俺の背中で言いたい事だけ言うと寝ていた

俺もそうなのかな
一人暮らし出来ないかもな
それに何かあるたびに呼び出されたんじゃ堪ったもんじゃねぇし…

早く探出して下さい
我が家のいい女二人
俺の
松嶋菜々子が見つかる前に

おはよう(゚▽゚)/

しっかり仕事しながら考えて過ごした数時間
忘れないうちカキコミしよう

でもね
帰るとやることあってね渹言いたくないけど主婦業がね…
それに
Mr.BRAIN
じっくり見たいしね淼

もう一つの土曜日の楽しみ、お風呂上がりの(ほろよい)…今はこれ

書き出したけど…
ハハハ…ハァ
片手に…
朝でした涬

最後の確かめしますか

娘よ呼ぶな!

家事の合間、忘れるだろ

ありがとう

偶然…
間違い…
通りすがり…
なんでもいい
アケセスがあるんだ

よくわからないけど
ちょっと照れ臭いけど
まぁ…踏み出したんだから、続けてみよう
いつか
誰かが
もしかしたら反応してくれるかもしれないし淼

学生時代から好きなドラマ、俳優さんで妄想ドラマ書いてたからなあ…
今は…
仕事しながらね淼
時間経つの忘れられるからね

今は『水嶋ヒロクン』主演

さぁ~
今日も妄想してくるぞ