学校の指導法 その3 ② こんな時はどうする | hkhk123のブログ

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知的の特別支援学校に勤めていました。高等部が長く、進路に関わってきました。お役に立てるような経験をお話していけたらなと思っています。

 

続きです。

 

お子さんの様子をみて、お母さんができそうなら、試してみてください。

 

 

②「こんな時はどうする」

 

〇1日 学校の遠足

 電車に乗る際の課題と目的地での課題(小学部の実際の事例)

  25分乗車 乗車区間は5

 お子さんの様子 多動傾向、集中が短い、じっと立っていられない

 家庭と連携して行う。

 

 ホーム ・「電車内で動かず立っていること」を確認し

       「がんばったら、〇あげるよ」と表をみせる

        ごほうびがある場合は、シールが〇個がたまったら、

        ごほうび特典があることを予告チュー
  

  乗車  ・駅の区間ごとに動かなかったら、

     携帯用の紙(ファイル)に〇を書く。

      ・駅ごとに「まるだよ、がんばっているね、」「すごいね」と

       言葉を変えてほめるニコニコ

 

      ※最後までたっていられない予想の時は、

       途中駅に着いた時に社内を移動して気分転換してから、

       仕切り直しにっこり

      駅の区間が長ければ5分ごとに

 

 

目的駅  ほめる

    ・すべてクリアー(〇5個)なら、「よく頑張ったね」と強化飛び出すハート爆  笑

      ・4個なら、「がんばったね。おしかったね。このあとはがんはろう」飛び出すハート

      ・3個以下なら、「○○駅まではがんばっていたよ。もうちょっとだったね。

              このあとがんばろうね」飛び出すハート

 

   ↓

 目的施設 行動の課題も表で〇をつける

        内容省略

   ↓

 学校に帰ってきてから〇にシールを貼り、ほめて強化飛び出すハートラブ

   ↓

 に帰宅 ほめてから、シールの個数に応じて、ごほうびをあげる。

    親子で喜ぶ飛び出すハートニコニコにっこり

 


 

 ※ほめることを作り出す機会でもあるので、

  評価を大切にしましょう。

 ※シールを集めた達成感や、ほめられて、意欲につながることが

  理想です。これだけで意欲がわくなら、ごほうび特典は

  いりません。

 

 

 

 

  ここでのコツは、集中力アップのため

     短く切って、がんばりを評価

       途中のプロセスを評価し、やる気をださせる

 

               字が読めない時はイラストでも

 

 

 

〇短い時間 家族で図書館に行く

 静かに読む、走らず歩くの課題

 30分滞在

 お子さんの様子 多動傾向 走る、声をあげる

 

 図書館前 

     ・「図書館は静かに本を読むところ、歩くところ」を確認

     ・表を見せ、「がんばったら〇だよ」と視覚的に確認する。

      ごほうび特典をあげる場合は、「5回で9点なら、ごほうび○○」と予告

   ↓

 図書館内

     ・走らず歩いて移動できたら、手ぶり耳もいれて

    「まる」とプロセスをほめる飛び出すハート

     ・声がでていたら、小さな声で「静かに読めたら、まるだよ」と

      つぶやく良い行動を示す)

      ここでできたら、「静かにに読めているね」とほめる

 

     ※それでも、お話をやめない場合は、「アウトグッド!」を宣告しガーン

      3~5分間退出させるびっくりこの際に叱らずクールに。

      (タイムアウト法に似ています)

      戻すときは

     「静かにを守れるなら、戻るよ。守らないなら、帰ろうどちらにする?

      子供に選ばせてから戻す

      これが効果があるのは、子供がここでしたいという意欲がある時

   ↓

 図書館をでたら

    ・文字が読める場合は「静かに読む」「歩く」の項目にシール貼り      

     (貼らせる)ほめて強化飛び出すハート

     文字が読めない場合は、理由を話してシールを二つ貼る(貼らせる)飛び出すハート

    ・途中で退出して戻った場合は半丸シールを貼り(半丸は2個で1点)

     最後は「よくできたね。あと少しでだったね。次はがんばろう」飛び出すハート

  ↓

 図書館に5回いって、9点なら、ほめて強化、ごほうびへスター

 

 

 ※ほめるための仕掛け作りですから、基本はほめて終わらせる

 ※ごほうびをあげるか、迷う場合は、2、3回行ってシール貼りをおこなってか

  ら、決める。定着しそうなら、シールなくすキョロキョロ

        定着しそうもない場合はごほうび特典をつける

 

 

 

  コツは、

     ・活動時間が短いので、

      3~5回図書館に行ってできたら、ごほうび特典飛び出すハート

   ・途中でできない時は、小声で

    「○○できたらまるなんだけどなあ」と行動見本を示す飛び出すハート

   ・できなければ、5分退出。戻る時に子供に守るか選択

    自分の行動を決めさせる飛び出すハート

 

 

 

 

 課題が定着したら、このごほうび特典やシールは

  どこかの節目でなくしていきましょう。

  

  なくすタイミングがわからない場合は、

  「シールにあきている」とか、「もう大丈夫だな」と思ったら

  「これでシールやごほうびは終了しよう。よくがんばったね。」といって

   最後にお食事にいくとか、親子で楽しい時間にして終わります。

  

  定着はしていますから、この後に必要なのは

  親子の関係性ですニコニコにっこり

  言い換えれば、親子のお約束(ルール)なのです。

  

  親子のお約束・・・電車では動かない

           図書館では、静かに読む、走らず歩く

 

  学校でも、ごほうび特典から、教員とのお約束として行って

  いきます。そして、習慣化していくのですよスタースター 

 

 

                                シールは果物とか工夫すると、楽しい

 

 

お読みいただきありがとうございました・