被害妄想の世界を抜け出る方法(完結編:被害妄想の正体) | ライフコーチかめちゃんのブログ

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霧島と沖縄と代官山で3拠点生活しながらセミナー講師しています。2021年までは鹿児島でヨガスタジオを経営してました。2022年セミナー講師業で5億円を売り上げました。セミナーの様子をYouTubeで配信しています。

(2016年4月26日発行のメルマガより)

こんにちは。
亀井弘喜です。

 
 
ライフコーチングレッスン:本日のテーマ

<被害妄想の正体>



前回の続きから)


《効果的な確認のステップ》

1、確認していいか確認する

2、自分の望みを先に伝える

3、自分の望む満たされ度合いを伝える

4、自分の望みが満たされていないと
  恐れていることを伝える

5、その恐れが本当かどうか、
  度合いで確認する

6、度合いの内訳を
  "恐れじゃない方”から確認する

7、意欲があれば
  度合いの内訳の恐れの方も確認して
  誤解に気づく


 
僕はセミナー講師をしています。


セミナー中とても
眠そうにしている参加者Aさんが
いたとします。


そんなときの
「効果的な確認のステップ」は、
具体的にこのような手順になります。



□■□―――――――――――――

「自分の本当の望みを知り、
 それが実現する」

奇跡のライフコーチングとは

―――――――――――――□■□

1「Aさん、ちょっと確認しても

  いいですか?」



2「僕はAさんに、

  セミナーを満足して、

  楽しく受けて欲しいと思っています。」



3「満足度で言えば90%くらい

  になってもらうのが理想です。」



4「でもAさんは、眠そうにしていたり

  集中力を欠いているように見えて

  あまり満足していないのではないかと

  いうことを不安に思っています。」



5「僕のここまでのセミナーの満足度合いを

  10段階中で教えてもらえますか?」



(8、と回答したとします)



6「ありがとうございます。

  満足している方の内訳を教えてください。」



7「ありがとうございます。

  満足していない方の内訳を教えてください。」



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さて、この確認の最中、

僕とAさんの内側には何が

起きているのでしょうか。



★ーーーーーーーーーーーーーーー



まず確認した方(僕)の

内側を見ていきます。



まずは

ステップ1の

「確認してもいいですか?」



でちょっと

ドキドキしてきます。



さらに

ステップ2の

「望みを伝える」



で照れが出てきます。





ステップ4の

「怖れを伝える」



のところでは

伝えられた安心感が

出てきます。





ステップ5で

度合を聞いたときが

緊張のピークですね。





セミナーの満足度を

「8」


と回答されたとして。





僕の心は傷つきます。





なぜならば、

「8満足されている方」

ではなく



「2不満な方」

に意識が向くのです。





そして一旦その

「足りない方」に

意識が向くと

そっちが気になって仕方ありません。





内訳として

満足されている「8」を

聞いたとしても

上の空。





いよいよ

クライマックス

満足されていない「2」

の方を聞くときが来るのです。



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一方確認された

Aさんの方には

大して大きな動揺は起きてきません。



「あれ?ひろきさん

 急にどうしたんだろう?」



「何か怒っているのかな?」



くらいな感情なのです。



★ーーーーーーーーーーーーーーー



実はこの事例、

僕自身が2011年に体験したことでした。



当時はまだ会社員で

新人研修を行っていました。



13名いた新入社員のうち

3人が寝ていたのです。



僕は自分の研修に自信を

持っていたので、



それで寝られたことに

本当にショックでした。



でも当時はこの

「確認する」というレッスンを

センターピースで受けたばかり。



よし、参加者に確認してみよう

と思い立って聞いてみたのです。



「みんな俺の研修に満足してる?」



「何人かが集中していないようだから

 すごく悲しいです。」



「それから俺の研修に

 価値がないと思われているのが

 不安です。」



「俺自身が信頼されていない

 んじゃないかと不安です。」




と。



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新入社員たちからの

回答は衝撃でした。



新入社員:

「亀井さん、何言ってるんですか。

 もちろん信頼しているし、

 研修もこれ以上ないくらい

 内容があって面白いです。」






驚く僕。



僕:

「え?

 じゃあ何でみんな眠そうで

 つまらなそうな感じなの?」




新入社員:

「すみません。

 実は昨日、明け方近くまで

 みんなで飲んでいました...。」




僕:

「え?

 そうだったの?

 それなら言ってよ。

 眠いときは休憩とるか、

 立って聞いててもいいからさ。」




新入社員:

「聞いていたいし

 休憩で無駄にしたくないので

 眠いときは立って聞きます!」




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こうして

この後、研修中眠くなったら

みんな自主的に立って聞いたり



トイレに顔を洗いに

行ったりして



彼らとの信頼関係は

より深まりました。





彼らが眠そうにしていた理由。



それは単純に

寝不足だったのです(笑)。





それなのに

僕は



「自分が信頼されていない」



「研修に興味を持たれていない」



「自分は嫌われている」



という妄想の世界に

はまってしまったのでした。



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妄想の世界はいつも

抜け出た後は

笑い話です。



でも妄想の世界の中に

いるときは本当に苦しいもの。



被害妄想の正体。



それは



「怖れの誤解」



です。



どっちにしても

誤解なのですから

相手に確認をして



早めに抜け出て

本来の豊かで安全な

世界を生きていきましょう。



今日も素敵な一日を

お送りください。



Om Shanti Shanti Shanti

Om Peace Peace Peace



HIROKI





(2016年4月26日発行のメルマガより)