「知る必要のないことを、わざわざ知りに行って気分が悪くなっている」
こんなことって人生では多々あるのかなって思います。
例えば今。
子どもたちが見ていたビデオが終わり、民放のニュースに切り替わると、アメリカのどこかで電車が脱線したというニュース。
例えば昨日。
子どもたちと近所のご飯屋さんに行くと、テレビが付けっ放しで、民放が流れていると、日本のどこかで3歳児を13階のベランダから投げ殺した母親のニュース。
コメンテーターは、深刻な顔で、痛々しい顔で、母親や、現代社会に苦言を呈している。
子どもたちは、なんのことかと釘付けになってそれを見ている。
ニュースだけではありません。
知る必要のないことを知り、あれこれ判断し、問題視する。
すると問題は実現してくるのです。
脱線対策が必要だし、子どもを親が殺さないように対策が必要です。
「それは本当に起きているのか」
僕は、2013年にヨガの修行に行ってわからなくなったことがありました。
「それは本当に起きているのか」
今は少しわかります。
「本当は何も起きていない」
ということです。
僕ら人類全体が一つの壮大な夢を見ているとしたら、何も起きていないのです。
同様に昨日も今日も、テレビを見ない人やこの僕の投稿を目にしない人の世界には、アメリカの脱線事故も、母親の子ども殺しも起きていないのです。
起きたものとしてとらえるから、解決策が必要となります。
起きていなければ、ずっと平和です。
知る必要のあることは一体なんなのでしょう。
人生は続きます。