僕：「よくヨガの世界や精神世界で "エゴを捨てる"とか、"エゴにとらわれないようにする"と言いますが、すべてのエゴを捨ててしまったら、生きていくことすらできないようにも思います。先生の考えをお聞かせいただけますか？」
先生：「エゴには２種類あります。１つ目は、 "利己的なエゴ"。これは誰かを傷つけるエゴです。暴力や強奪や盗み働くような行為です。これらは捨てていく必要があります。
２つ目は、"無欲のエゴ"。これは◎◎を達成したいとか、◎◎を作りたいとか、◎◎を極めたいとか、他の誰かを傷つけることなく、自分の目的や欲求を満たそうとするものです。これらのエゴは人生で役に立つから持っていていいのです。むしろ持っていた方が人生が充実するのではないでしょうか。
エゴを１つの概念として理解し、すべてを捨てようとすると苦しくなります。エゴにも種類があること、エゴも役に立つことを知ることが大切だと思います。」
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