「相手が会社であれ恋人であれ、人生では自分が愛する対象を選択して生きている。
でも一度は愛したその選択肢をどうしても愛せないときが来る。
そんなときどうしたらいいか。
自分の心に聞いてみよう。
そして自分にとっての"それ(本質)"でなくなったならば、手放そう。
"それ(本質)"であるならば、もう一度愛し直そう。
何があったとしても、もう一度、新鮮に、まっさらな状態になって愛し直そう。
そうして毎日を新しく愛し直そう。
すべての環境(自分の所属する会社や、恋人、家族、モノ、生まれた国、町)を愛し直そう。
それができたら"今"に満足できて、"今"が幸せになるから。」
社会人2年目~3年目が集った鹿児島リトリートで僕が車中でみんなに伝えたメッセージ。
参加者の多くは深い気づきを得たようです。
その場で愛し直すことは難しくても、不満やストレスが溜まりがちな今の職場や上司や会社に対して、「自分が選んだ選択肢だった」ことを思い出したようです。
この「愛し直す」という感覚。
これは僕自身の教訓でした。
奥さんと出会って、瞬間燃えるような恋に落ち、出会って5日で結婚した8年前の夏。
そのときの幸せや愛が深い分だけ、「そうならない」状態のときに抱えるストレスが大きかったのです。
あるとき1冊の本と出会いました。確かoshoの本だったと思います。
それに書いてあったのです。
「愛し直せ」と。
僕は素直に実践しました。
今この瞬間の奥さんをマジマジと見つめてみました。
そうしたら、再び愛がそこにあったのです。
再び愛し直したのです。
再び愛し直したことはきっと相手にも伝わるのでしょう。
僕らの愛は同じ次元で再びひとつになったのです。
そして、"今"、僕は幸せです。
たまにケンカもするけど、それが起きる度、その瞬間に戻って愛し直します。
それができないくらい引きずってしまうときは、次の朝を迎えるとともに愛し直します。
愛し直しの達人は子どもたちです。
どんなに前夜泣いたとしても、朝が来ると、全身でその愛を表現してくれます。
すべての人が、目の前の環境や人や場所を愛し直したら。
世界はきっと平和になるでしょう。
愛せないとしたら?
手放すときが来てるのかもしれません。
手放すのか、愛し直すのか。
どちらにしても本当のあなた自身により戻っていくことは間違いありません。
"それ"じゃないなら手放そう。
"それ"ならば愛し直そう。