「必要とされたい」
誰しもが思う人としての根源的な望みだと思います。
でもこれは注意しないと、自分の中のエゴの要求に巻き込まれることがあるようです。
例えば会社を辞めようとしたとき。
「残る社員に迷惑をかける」
「お客様に迷惑をかける」
「上司もお前が必要だと言っている」
などなどさまざまな反応が浮かんできます。
もちろん、どれも確かにそうだとも思います。
でも、実際はどうでしょう。
ひとりの社員が辞めたからと言って、残りの社員が「迷惑」だと感じるでしょうか。
ひとりの社員が辞めたからと言って、お客様が「迷惑」だと感じるでしょうか。
「お前が必要だ」と言ってくる上司は、「人として」言ってるのでしょうか、「役割として」言ってるのでしょうか。
真実はケースの数だけあります。
でも心の声と違う方向に進んでいるとき。それは真実ではなくエゴの声かもしれません。
そんなとき必要とされたがるエゴに有効なメッセージを送ります。
「あなたがいなくなっても誰も困らないよ。」
「あなたがいなくなっても世界は変わらず動き続けるよ。」
「だから、世界のことは考えず、自分の人生を生きていいんだよ。」
と。
すると、必要とされたい自分は少し静かになるようです。
僕は僕自身に対してもよく言います。
「僕がいなくても世界は動き続けるよ。
そうだとしたら今日、何をする?」
ちなみに今日は子供たちとアンパンマンミュージアムに行きます(^^)。