人はどこまで行っても自分の「認識」の世界を生きているものです。
僕の職業であるコーチングとはその認識を大きくとらえなおすことで、クライアントさんの世界が変わるのをお手伝いすることだと思っています。
僕自身もコーチングによって認識が変わった体験をこの夏にしました。
僕は小学校3~4年のころ、あるトラウマ的な出来事を体験したと記憶していました。父が母に対して暴力的な行為を働いた場面です。
このことによって、僕は「父は母を愛していない」と誤解し、「父は僕を愛していない」と誤解しました。
この壮絶な話、自分の中である程度整理ができてくると、人前で話すことができるようになりました。
この話を聴くと、みんなとてもかわいそうな感じで僕を見たり、眉間にしわを寄せたりする、というのが一般的な反応・対応でした。
一人だけ全く異なった反応を示した人がいました。
それが僕のコーチングの先生、アラン・コーエンさんでした。
今年のマウイでのリトリートでのこと。
みんなの前で、アランに対してそのトラウマ的出来事を話し終えると、アランはいつもの温和な笑顔をまったく崩さず、一言こう言いました。
「sure.」
日本語に訳せば、「そうなんだ。」とか「それで?」というニュアンスです。
僕のトラウマ話にも、アランの波動は全く乱れず、その意外な反応によって僕のトラウマは不思議と癒えていきました。
「あれ?そんなに大した話じゃない?これまでみんなかわいそうに思ってくれたのに?」
僕のエゴはそんな風につぶやくとともに、存在を静かに消していったようなのです。
トラウマをどう癒すか。
トラウマに気づいた3年前からずっと取り組んできたテーマでした。
色んなアプローチを学んだけど、アランは、「それをトラウマと見ない」というまったく新しい接し方で接してくれて、僕は瞬時に問題が消え去ったのでした。
これはほんのひとつの例です。
「コーチがクライアントをどう見るか」
これでクライアントに新しい世界が創られることがある。
そして世界は「認識」で決定される。
そんなアランから学んだコーチング手法を日々実践してみて気づいたことや、僕なりにアレンジした方法も交えて、コーチングを教える講座を開催することにしました。
1月から5月までの5か月間のプログラムで少人数で全8回、2週間に一度2時間半の講座を開催するものです。
講座を終え、周囲の人にコーチングを提供できるレベルになるまで成長をサポートします。
開催に先立ち、講座の内容を1日に圧縮した体験会を開催することにしました。各回とも12名まで入れる会場です。
自分の認識を変えて問題を消滅させたい人、身近な大切な人の問題を解決したい人、コーチングを学んで人生をよりよくしたい人、どなたでも歓迎です。
興味をお持ちの方はこちらからお申込みください。
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