昨日、大切な友人の結婚式で、主賓挨拶を務めるという大役を終え鹿児島に戻りました。
名前を呼ばれ前に出ると、直前までバクバク言ってた鼓動は不思議と鎮まり、思考も停止し、150人くらいいる会場の景色がまるで映画の中にいるように思えました。
そして、「真実は沈黙の中に宿ります。新郎新婦にみんなで祝福の祈りを送りましょう」としゃべり出した自分がいました。
周りの目や周囲の目を気にするタイプの僕はどこかへ行き、新郎新婦への祝福と愛を伝える純粋な存在となりました。
約1分の祈りの間、段々とおしゃべりを始める人、周囲をニヤニヤと見る人が現れました。
僕は静かに、「真剣に取り組んでください。」とお願いしていました。
みんな、真剣に取り組んでくれました。
その瞬間、確かに全員の祈りが一つになった感覚がありました。
そして僕は自分が何をしゃべるかと観察していたら、こんなことを言いました。
「新郎新婦に出会って間もないし、会った回数もまだ3,4回目です。
でもなぜ呼ばれ、そしてなぜスピーチをしているのか今わかりました。
僕は無宗教ですが、もし前世というものがあるなら、新郎新婦とはそこで深く関わってつながっていたのだということ。
そして、これからもそのつながりはずっと存在し続けるということ。
そのことがわかって、それだけ深い縁の二人の門出に立ち会えて、今この瞬間幸せです。」
その後、二人の美しい結婚式を見ていたら、涙が止まりませんでした。
立ち会えて良かった。
心からそう思えました。
結婚式でなくても、人と出会う度、そう思える生き方、大切な仲間の喜ばしい瞬間に立ち会えた喜びを感じる生き方を選んでいこうと思いました。
りょうた、まどかちゃん、本当におめでとう。そして、ありがとう。