例えば、誰かの誕生日プレゼント。
2,000円の小さなお花と、4,000円の大きなお花があったとき。
明らかに自分の感性は、4,000円の素敵な花を贈りたがっている。
そしたら、何の迷いもなく4,000円の花を買って、贈るだろう。
でも自分に対してはどうだろう?
例えば就活を始めるとき。
2,000円のシャツと、4,000円のシャツがあったとして。
どっちを買う?
「どうせ就活だし。ずっと着るわけじゃないし。」
色んな理由をつけて、2,000円のシャツを買ってしまうことが、僕にはよくある。
そして2,000円のシャツを着て、就活したり、仕事したりする。
あるいは、お昼時。
ランチメニューを見て、本当は食べたいメニューが1,200円。
お店のおすすめは、880円。
瞬時に損得計算をして、880円のランチを頼むことが僕にはよくある。
そして1,200円のメニューを食べる周囲の人や知人を横目に、880円のランチを食べたりする。
どちらも人への贈り物だったり、おごったりする場面ならきっと高い値段のものを提供するだろう。
何の迷いもなしに。
無駄に毎回高いものを頼めばいいってわけじゃない。
ただ、自分が素直に「いいな」と思った感性を大切にして生きているかどうかが大切だと思う。
就活も同じ。
自分がいいなって感じた企業に素直に応募できているかどうか。
「ここは難しい」
「自分の学力じゃ無理」
「競争率激しいし」
「そんなにやりたいわけじゃない」
色んな理由をつけて、自分の心に素直応募しないことってあると思う。
「受かりそうだから、受ける」
そんな理由で僕自身はたくさんの企業を受けました。
そして実際に受かりました。
でも結局行くのは1社だけ。
ってことは、選考の過程で、僕と比較して不合格になった学生の可能性を奪っただけかもしれないってことに気づいたのは最近です。
もう一度言います。
自分の心に素直に行動しましょう。
例えば好きな人ができたら、素直に好きな気持ちを受け入れましょう。
「この人には嫌われるかな」
「つきあうのは無理かな」
「不釣り合いだし」
色んな言い訳を横においておきましょう。
みんながそうして、自分のことをもてなし、気前良くお金を使い、自分の心を大切にする世の中がやってきたら。
結果がどうであっても、自分のその心を大切にした経験が人生を豊かにするような気がするのです。
僕は何が好きなんだろう。
これまでやってきた仕事の中で、心の底からワクワクするような仕事ってあったのだろうか。
「求められるからやる」
「給料もらってるからやる」
「会社にいるだけでお金が発生してるんだからやる」
「比較されるからやる」
「認められるためにやる」
「褒められるためにやる」
色んな理由をつけて、自分の感性を麻痺させてきたように思う。
仕事でも、自分のやりたいことってできるんだろうか。
就活生と同じような悩みを、32歳の今、抱えています(笑)。
でもこれはギフトだと感じている。
ここでワクワクしながら働くことを手に入れたら、ずっと幸せに働けるように思うから。今のモヤモヤした気持ちを大切に、今日も一日を過ごします。