様子見は悪なのか? | うちの子、グレー。~様子見娘と、赤ちゃんと。~

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3歳のグレーな娘・律(りつ)と0歳の今の所は定型?な息子・樹(いつき)を育ててます。母は支援学校再就職からの育休中です。



初めてのリブログ&久々の連日更新です。


たまに覗いている、きなこもちさんの上記のブログの内容とコメント欄にどうしても一言申し上げたくてリブログさせていただきました。


きなこもちさん、不快であればすぐにリブログを外すので言ってくださいね!

(…なんて、このブログで言っても意味があるのかは分かりませんが。

そもそもリブログって許可なしでしても良いですよね?アセアセ)


きなこもちさんのブログの内容を端的にまとめるとこんな感じです。


【これまでのブログの内容】

息子のもちたろ君(小2)に学校での困り事が出て来た。最初は本人に「こうしようね。」と言い聞かせていたがどうにもならず、ついに叱ると、泣きながら自分でもどうにもならない事を訴えて来た。

これはもしかして特性??


【リブログしたブログの内容】

コメント欄で、これまでのブログに対して「検査しないのですか?何の対応もしないのですか?本人が一番辛いから何もしないなんて可哀想ですよ」というような指摘があったが、ブログに書いていないだけで、本当は何度も専門家に相談をしていた。どれも様子見になり、検査や診断を受ける事なくここまで来た。



…と言うような内容です。


これを読んで最初に思った事。


うちの場合とそっくり!!


と言っても、3歳健診で初めて相談したもちたろ君と違って、うちの子は1歳半健診で引っかかったり保育園では加配が付いていたりグレーの度合いとしてはかなり黒に近いのですがアセアセ


相談を繰り返したり、何度も様子見と言われている所がそっくりです。


うちの娘ももうすぐ4歳になりますが、検査を受けたり診断を受けたりした事はありません。



で、ここまではただ「我が家と似ているなー。」と思いながら読んでいたのですが、気になったのはコメント欄。


きなこもちさんが再三「放置していた訳ではなく、これまで何度も相談をしてきた。」「大きな困り事もなく、相談以上の働きかけはしなかった。」「現在も困り事に対する対策はとりあえず完了しているので、『こうした方が良いですよ。』というコメントが来ても答える事はできない。」

と言っているにも関わらず、


「発達外来を受診した方が良いですよ。」

「検査した方が良いですよ。」


という、踏み込んだ対応を勧めるコメントの多さ驚き


いや、本人が「これでいい」と言ってるのだからそれを見守れば良いのでは…。


なんて思いつつ、そこまで受診や検査を勧める理由を読んでみました。


私なりにまとめると、「発達相談はあくまで相談であって、障害の診断をしたり具体的な治療を進めたりするのは医師にしかできない。相談と様子見だけで放置するのではなく、きちんと病院にかかるべき。」「地域によってはグレーな子は様子見と流される。親が訴えて検査や診断に持って行かないと必要な支援は得られない。」と言ったようなものでした。


これは、誤った情報ではないと思います。


私も発達相談で何度も検査や療育について相談して来ましたが、「まだ様子見で良い。」「今は必要な段階ではない。」と言われて来ました。


流されている、と言えばそうなのかもしれません。

実際、他の自治体では健診に引っかかった段階で親子教室や療育を勧められて、相談以上の支援につながるパターンもあると聞きました。


私の自治体の様な、健診で引っ掛けて恐怖を煽っておいて、「様子見で良いですよー!お家で頑張ってくださいね!」と丸投げする方針はどうなのかと思っています。


ただ、「様子見で放置するのは良くない!自分からすぐに動いて発達外来を受診するべき!!」は極論だと思います。


誰かに相談する事、様子見と判断されて家庭や保育園(幼稚園)で普通の生活を送る事、相談内容から子どもへの関わり方を振り返る事。


そのどれもが、立派な意味のある行動だと思っています。


実際、うちの娘は「様子見」の中でとても大きな成長を遂げました。


グレーからホワイトに変わる事はできていませんが、言葉の遅れに関する悩みはとても小さくなりました。


そして、長い長い様子見期間の中で、私自身の受診や療育に対する考えが大きく変わりました。


最初は「早期療育をすぐにでも始めたい。」という思いでしたが、今は療育を受けたい意思はありません。

療育自体にデメリットは無くても、療育をとりまく環境にはデメリットがあるからです。

詳しくは↓の後半に書いています。




検査に関しても「すぐに受けるべき」とは思っていません。


そもそも発達外来に電話して断られた過去があるので受ける事自体が難しいのですが、検査が可能だったとしても、今は受ける意思はありません。


「集中力の続かない娘が正確に検査を受けるのは難しい事」、「検査しなくても何となく発達の凸凹やそれに対する関わり方が予想できるため、詳細な検査結果を必要としない事」、「検査結果がボロボロだった時に大きく落ち込んでしまったり娘と関わるモチベーションが下がってしまうかもしれない事」等があげられます。


そもそも検査や診断が必要な理由は、本人のためと言うよりも、「周りの意識や関わり方を変えるため」が大きいと思います。


「うちの子は問題ない!」とグレーの可能性さえ否定してしまう親であれば検査を勧めるべきですが、そうではない、グレーである事を自覚して子どもの様子を注意深く見守りながら生活している場合は、保護者や本人が必要と思ったタイミングで受けるのが良いのではないかと思います。


我が家の場合は就学前がそのタイミングかなと思っています。



…長々とすみません。


結局何が言いたいのかというと、受診や検査のタイミングは本人に任せるべきでは?と言う事です。


本人が「今は必要ない。」と言うなら、受けたくない様々な理由がブログに書かれていない部分にもあるのだろうから、無理に勧める必要はないと思うのです。(自傷や他害が激しい、精神を病んでいる等、緊急性を要する場合は例外です。)


というか、医師しか診断を下せない程センシティブな発達障害について、直接子どもと関わった訳でもないのにブログからの情報だけで「絶対こうした方が良い」と言い切る方が危険だと思います。


もちろん、コメント欄が開いている限り、自分の意見を伝える事自体は問題ないでしょう。


「うちの子は受診してこんなに良い事がありました。」

「検査するのも一つの方法だと思います。」

くらいのコメントは特に問題無いと思います。(若干余計なお世話な気はしますが…。)


ただ、「受診しないのは子どもが可哀想です。」「様子見と騙されているだけです。」というようなコメントは、ブログを書いた人にも、相談の仕事をされている方にも失礼だと思います。


私も、過去に余計な事を言ってしまっていると思います。

顔が見えないとヒートアップしてしまって中々難しいですね。

心当たりのある方すみません、この場を借りてお詫び申し上げます。



そもそも、このブログ自体が不快だったらすみません。


今回私が突然ワーワー言い出したのはこの記事だけで火がついた訳ではなく、他のブログでも、「○○ちゃんは発達障害だと思います。」「支援級ではなく普通級に入れるのは可哀想だと思います。」「早く支援学校に転校するのがお子様のためです。」と言った、ブロガーさんの気持ちを傷付ける様なコメントをたくさん見て来たからです。


何の責任も取れないのに強い意見を言うべきでは無いと思います。



コメント欄が荒れるのは心苦しいものがあるので、厳しい意見がありましたら、コメントではなくメッセージでいただけるとありがたいです。(普通の反対意見はコメント欄で大丈夫です。)




○本来2日置きのブログです。

次のブログ投稿は明後日の予定です。