3歳のグレーな娘・律と、0歳の息子・樹を育てています。
【律(りつ)】
1歳半健診で引っかかってから親子で迷走中。
保育園の加配有り、半年に1回の発達相談有り、受給者証や療育は無しの、グレーオブグレーな娘です。
【樹(いつき)】
2023年10月誕生。今の所は定型発達?
詳しくはこちらをお読みください。
樹が産まれてしばらくして、こんなブログを書きました。
上の子・律は発達グレーゾーン。
多分、遺伝とか先天性の原因が主だとは思いますが、自分の関わり方の失敗もあったのでは?という不安が拭えません。
樹は、発達の心配の無い子に育てたい。
そんな気持ちで上のブログを書いてから約半年。
今の所は定型かな??という発達を遂げています。
が、ここまで育てて思った事は「育て方よりもやっぱり産まれもっての性質が一番なんだろうな」という事。
樹が定型っぽい発達を辿っているのは、本人の脳が定型っぽい脳だった事に他ならないのだと思います。
が!!
これだけは意識しておいて良かったなと思うのは「語りかけ育児」です。
語りかけ育児というのは、言語療法士のサリー・ウォードさんが提唱している「子どものコミュニケーション能力を育てる子育ての方法」です。
内容はとてもシンプルで、1日30分、子どもと向き合って遊んだり語りかけたりしましょう、というものです。
原書の翻訳はやけに分厚いのですが、書いてある内容はこんな感じです。
○その月齢の発達の仕方
○その月齢に対する語りかけ育児の仕方
○その月齢の育て方や遊び方のヒント
各月齢について詳しく買いているので分厚くなっているようです。
ちなみに4歳まで書いているので律との遊び方の参考にもなりました。
普通の育児書と内容が被る場面もありますが、この本はとにかく赤ちゃんとのコミュニケーションに大きな力を入れています。
なので、その月齢の内容を読むだけで「赤ちゃんにもっと話しかけなくては」「しっかり関わらなければ」という気持ちになる事ができます。
そして、その話しかけ方や関わり方を詳しく説明してくれているのでとても参考になります。
他の育児書にも赤ちゃんとの関わり方は書いてあるのですが、内容がふわっとしているんですよね。
たとえば、「赤ちゃんと一緒にふれあい遊びをしましょう。」や「絵本を読んであげましょう。」等。
グレーな律を育てている頃、ふれあい遊びをしても逃げてしまう、絵本を読んでも紙をちぎろうとするばかりで全然内容に触れられる気配が無い等、上手くいかない事ばかりで辛くなっていました。
「私が上手に絵本を読んであげられないから発達が遅れるのか?」とさえ思っていた事がありました。
でも、語りかけ育児の本を読むと救われます。
語りかけ育児の主体はあくまでも赤ちゃんです。
「赤ちゃんとの遊びの始まりは、赤ちゃんが見ている物を一緒に見たり、声を出したらその声を真似したり、赤ちゃんの真似をする事。」
「ふれあい遊びは、赤ちゃんが興味を持って一緒に楽しめる遊びをすれば良い。」
「絵本に興味が無ければ紙を触るだけでも全くOK」
「よくある遊びにとらわれず、赤ちゃんが今何に興味を持っているのか観察して、身近な物を使いながら遊びを通したコミュニケーションを一緒に楽しむ」
と言った、遊びの本質について詳しく書かれています。
「○ヶ月になったからこれをしなきゃ!」ではなく、「その子の興味や発達にあった遊びを一緒に楽しみましょう。」という当たり前の事が書いてあるのですが、人と比べがちな私は「あれもしなきゃこれもしなきゃ」と慌ててしまうので、大切な事だなと思いました。
各月齢について発達や遊び方が詳しく書いてあるのは、「この月齢になったらこれをしなければならない」という意味ではなく「この月齢になったらこれができるようになって来るので、この様に遊びましょう」という意味の様です。
…ただ、律の時はこの本を買ってなくて良かったかもと思いました。
各月齢に書いてある事からどんどん遅れて焦る気がするので
その子にあった遊びをすれば良いので月齢はそこまで気にしなくても良いけれど、月齢が進むにつれてできる遊びが増えていくのでしっかり確認しておいた方が良い…ちょっとしたジレンマですね。
そんな訳で書いてある内容はとても良さそうな「語りかけ育児」
肝心の、「1日30分、赤ちゃんとじっくり遊ぶ」は…
全然できていません
(ここまで語っておいて!!)
律を預けている間に7時間以上時間があるはずなんですけどね。
家事、買い物、病院、子育てイベント、離乳食、オムツ替え、肌ケア、自分の食事、時間が空いたと思ったら赤ちゃんの昼寝。
細々とやる事があったりタイミングが合わなかったりで、30分遊び続けるのが難しすぎます。
あと、律を迎えに行くとその後の公園遊びも含めて1時間以上は経ってしまうので、赤ちゃんのお腹がすかないようにミルクや離乳食の時間を調整しなければなりません。(かと言ってミルク後すぐにおんぶすると吐くので直前は不可。)
言い訳三昧ですが、そんな訳で語りかけ育児は全く実践できていません。
そんな中でも、自分も赤ちゃんも可能なタイミングがあれば、短時間でも一緒に遊んだりお話したりするようには心がけています。
あと、オムツ替えや肌ケアの時等も、歌いながら替えたりついでにふれあい遊びをしたり。
語りかけ育児は実践できていないものの、赤ちゃんと触れ合っている時間を充実させようという意識はできているのではないかと思います。
その効果は今の所はっきりとは分かりませんが、とりあえず「律の時とは違う子育てをしている」という安心感があるので、私の心には良さそうです。
あと、律に対しても!
遊びや会話を大切にしたいという気持ちが強くなり、一緒に遊ぶ時間や会話する時間を意識するようになりました。
最近、律に若干吃音が出ていましたが、私がゆっくり分かりやすく話す事を心がけると、本人も落ち着いて話す事ができ、吃音が出にくい様な気がしています。
どの効果も何となくでぼんやりしていますが、やって良かった事は確かでしょう。
自分にできる範囲でゆるく続けていきたいと思います。