木曜は普通休んでいるのですが
ある碁敵さんがスケジュールの都合で
金曜日から木曜日にして欲しい、との
相談で隔週木曜日に対局する事にしました。
Ｋさんです。
この方、サロンにはいらっしゃるのですが
他の方とは打ちたがらないので
かんたご指名で対局しています(^^)
この方、風貌は優しくて物腰も柔らかいの
ですが、碁は自由奔放です。
先週、Ｋさんは3連敗してしまったので
二子にカド番(^^)
今回もなぜかかんたがさえわたり
二子になってしまいました。
ですかＫさん、隅は「小目」がお得意な様で
星に石があっても邪魔だと仰る（≧∇≦）
だけどＫさん、小目に打ってもシマッたり
しないから星でも同じなはずなんですがね〜♪
で、白（かんたから見て）が左上の小目に
一間タカガカリしました。
するとポピュラーなツケヒキ定石になるのか
と思いきや、Ｋさん流になります（≧∇≦）
これがポピュラーなツケヒキ定石。
白５とカタツギするのと、aとカケツギして
bと一路ヒラくのもあります。
今は通常、カケツギが打たれますが
高尾紳路名人はカタツギですね(^^)
ところが、Ｋさんは上を行きます（≧∇≦）
ハサんで来ます（≧∇≦）
定石ハズレじゃねーかっ！？
と言うなかれ。
たしかに定石にはひとつひとつの手に意味が
あって打たれますが、打つ人の「主張」に
よっては省かれたり違う打ち方をしたりする
のはあり。です。
級位者の頃、一生懸命に覚えた定石通りに
打ってくれない、と怒る人もいましたが
なにも本に書いてある通りに並べなければ
いけないルールはありません。
腹がたつなら定石を外したその手を
咎めてこそ、無言の抗議みたいなモノ。
白の上の図、これが正解ではないと
思いますがツケヒキ定石の場合、隅から
一間にトブ手はかなり重要です。
手を抜いたからと言って隅が死んでしまう
訳ではないので、左辺をハサむ事に価値を
見出す事もあります。
この碁は左下には星に黒があるから
一概に悪いとは言えません。
プロとか、高段者ならまた評価は違う
のでしょうが(^^)
Ｋさん の作戦はこの方法を取りたい
と考えたわけですね。
ですから、ボクも打たなかった隅にツケて
打ったのです(^^)
Ｋさん、この他にも、一間ではなく
二間にトンだりします（≧∇≦）
一間じゃ、トクしないと見たわけですね(^^)
こんな風な反発のし合いが繰り広げられる
ので、全局的にはだいたい、捻りあいに
なるのです。
ボク自体が定石無視な人だからか
Ｋさんにも楽しんでいただけている
のかな、と思ってます♪
好きなとこ打たなきゃ、
つまらないですよね？？（≧∇≦）
それで勝てればなによりなんですが。