ルールの中で2番目に難しいですね(≧∇≦)
囲碁のルール自体たくさんありませんが
教えているとセキに次いでわかりずらい
事だと思います。
コウは結構な頻度で現れますので
好むと好まざるとに関わらず覚えておいた
方がいいでしょう。
ボクはコウはキライなので、対局では
とにかくコウを避ける手を探すのですが
どうしたって回避出来なかったり
相手に仕掛けられたりしたらイヤとは
言ってられませんね(^^)
コウ、ルールとして覚えて欲しいのは
絶対ですが
その「使い方」はさまざまあります。
使い方の前にルールを説明しますね。
図①
黒が今 一子アタリになっているのは
わかりますよね??
黒番なら、取られないようにツグ手が
あります。
白番ならアタリの黒石を取る(ヌク、と
表現します。)手があります。
状態として図① の様な状態をコウと
いいます。
先に書いた、黒番でツイでしまえばなんの
事もありませんね(^^)
ですが、白番だった場合ヌク(抜く)手が
生じるので白がヌキました。
図❷
白が① と打てば逆に白がアタリになって
いますから黒は負けじとaとヌキ返しちゃえ!
という手があります。
ですが、これを是としちゃうとお互い
どちらかが引かないと対局が終わらなく
なってしまいます。
それを防ぐためにルールとして
コウのルールとして取り決めがあるの
です。
それは
この様な形ですぐに取り返し
が出来る場合、取られたら側
はすぐに取り返しはできない
と言うもの。
メンド臭いですね〜(>_<)
このコウをどうしても勝つ(この場合は
対局に勝つ、ではなくて自分が相手を取って
コウをツイでしまう事。)には
この地点以外に打ってから
しか取り返しが出来ないのです。
そんなムキになって打ち合っても仕方ない
場合もよくありますが(≧∇≦)
実は作戦上上手く使えばとてつもなく効果的。
例えば
図③
みました(^^)
左下で白がコウをヌキました。
次は黒番です。
もちろん、すぐに白をヌキ返す事は反則
ですから、どこかに打たなければ
コウをヌキ返すことができないですね。
そこで、普通なら手にならないけど
もし連打出来たらコウより価値が
ありそうな所を打つのです(^^)
この図③の場合は、
図❹
この黒を無視して白がコウをツイだり
すると、右上の白は死んでしまいます。
白がコウをツイだら黒は黒❶の上に打てば
この白には二眼ができないので死んでしまい
ますね(^^)
そうなれば白はコウをツグのではなくて
右上に打ちますから、黒は悠々とコウを
取り返す事ができる。
ここで注意事項。
コウは必ずツガなくても
いいんです。
難しくなりますが、今回の例題にあげた様な
単純な半コウ(この様な形のコウは半目
の価値。なんじゃ、半目ってと言う疑問は
あるとは思いますが(^^))は相手にツガれて
も半目の価値でしかありません。
それがわかればムキになってコウ争いを
する事はないのですが最初の頃はわからない
ですから、作戦的に使うのは容易ではないの
です。
そのコウに負けると
自分の石が死んでしまう、とか
せっかく取りかけていた
相手の石が生き返ってしまう
などハッキリ損得がわかる様な場合は
頑張らないといけませんね(^^)
図⑤-a
黒は二眼が出来ていて一安心の様ですが
実はaを打たないと欠け目になってしまい
ます。
白が
図⑤-b
のがわかりますか?
白に①と打たれたらコウだから黒はすぐ
この白を取れないのか、と言うとこの場合は
コウではなく、この白をすぐ取り返す事が
出来るのです。
ちょっとムズカしいかも知れませんが
この場合の白は黒を取って①、ではないので
黒はすぐこの① を取る(取り返し、ではない)
事が出来るのです。
図❻
この後、黒がaとツゲればこの黒は二眼が
出来るので生きです(^^)
このコウは先の例題と違って
負けられないコウ争いになり
ます(≧∇≦) なんとか黒はaとツギたい
ですね。ツグ事は続けて打ってもルール
違反ではありません。
もしも、黒が図⑤-bのあと、
「だめだ、コウには勝てない。」と
自らbにツイだりしたら逆に眼がなくなって
死んでしまいますね(≧∇≦)
(一眼になってしまうので。)
コウのルールと作戦での使用法
は少し別物ですので注意するようにして
ください。