先週の「初級者の日」ブログに書いた
ツケノビ定石のその後の白の狙いを
書きましたが→初級者の日・ブログ
その解答を書き損ねていたので書きたいと
思います(^^)
ツケノビ定石、今では置き碁でもあまり
打たれないし、プロの対局では「ツケオサエ」
たり、三々に替わったりはしますが
スタンダードなツケノビはほぼ打たれません。
やはり、わかりやすい分かれと形が決まって
しまうのが物足りないのだとは思いますが
アマチュア初級者さんには分かりやすい形
なので使う、使わないは別にして覚えておいて
欲しい定石です♪
さて。
出題は…
と言う課題でしたね。
ここからは…
気がつきましたか?
この後 こんな流れで白は隅を荒らす事が
できます。
どうですか??覚えておくとオイシイ手筋
ですよね?(^^)
ここを気づかずに普通にハネると
ちなみに、黒❹ の後どうなるでしょう。
手を抜くと★印をキラれてしまいますが
見えましたか?(^^)
ですから白は手を抜けず、後手になってしまい
ますね。(図にはありませんが、白⑤はツギ)
ところが、
黒にはこの白に反発する手もあるのですʕʘ‿ʘʔ
ちょっと難しいのですが…
このキリは、ツケノビ定石でのポイントでも
あります。
この様な形の時はこのキリが生命線になる
ので覚えておくと便利ですよ(^^)
このあと、白はふた通りの手段があります。
まずは
ます。この後は白が① の石から右辺を渡れば
❹ の右に曲がって白二子を取りますし、白が
❹の右に打ち、二子を取るなら、黒は右辺を下がって白① を取り込みます(^^)
もう一つは
❻ とサガり、白① を取り込みます。
ここで白が強引にきたら??
どちらかが取れます(^^)
わざと続きを示しませんが見えましたか?
見えなかった方はご質問くださいね♪
また、白はおもわず、
黒❷ とツガせてしまうと、ハサミツケが効き
ません(>_<)
黒はそこをツガずに❹ とツケます(^^)
これで隅の白はワタれないばかりか黒にトラ
れてしまうのです♪
いたちの腹づけ。
と呼ばれる手筋です。ご存知でしょうか??
白のワタリを止め、かつ白石を取る隅ならでは
の必殺技です♪
決まるとキモチいいですよ〜(^^)
なかなか気がつかない所ですが
ムダなアテを打つとソンをする、と言う
見本です(^^)
さて。
この隅の黒は今みていただいた様にまだ
完全な形ではありません。
ここに手を残さない、本格的な手は
このサガリもこの形のポイントになって
いますので覚えておくといいですよ♪
この様な手を本手と呼びます。
本来あるべき手、と言う様な手の事で
よく、「本手だね〜。」なんて言われます。
本手、は基本守りの要な場合が多いですね。
この折衝は初級者さんには少し難しいので
最初は「へー、そうなんだ。」ぐらいで
構いません(^^)
ただ、こんな手筋に面白みを感じて貰えれば
囲碁にはたくさん、楽しい技やら形が
ありますのでまた面白みを感じていただける
のではないかと思います♪