囲碁を打つ場合の価値判断とレベルアップ。 | ひよこの会・かんちゃんの一石二鳥ブログ♪

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ひよこの会のみなさん向けのブログですが、最初は限定しませんので、お立ち寄りください♪
ひよこの会は初心者、初級者の方にたくさん集まっていただきたくて始めました(^-^)/
いろいろ書き記したいと思います♪


前回、
「打つ手は自分で考えて
   決めてください。」
と、丸投げしましたね(^^)

丸投げされたら、どうしたらいいか
わからないですよね??

で、今回は具体的な作戦を考える上で
ひとつの例題で見てみたいと思います。

ツケノビ定石です♪

今はあまりスタンダードではないので
知らない人も多いのですが、初めの頃に
石の流れやら考え方を見るには丁度
いいとボクは思います。

図①
{795681EA-9F68-495A-9EAE-1D0A0DFE555A}

スタンダードな定石はこの流れですね♪

ツケノビ定石を選ぶ長所はなんでしょう。

まずは碁形がはっきりしていて
お互いにわかりやすい。事。

みなさん、上の図を見て「なるほど、」と
感じましたか?それともなにか不安や
疑問をもちましたか??

定石をで覚えて、黒❶、白②、と数字を
なぞるだけではいけないんですよ。(≧∇≦)

もし、ツケノビた石の間を出て来られたら
どうしますか?

{527D215D-A9C4-4A54-AEBB-3820A041D7AE}

白① ですね。

ここをデられたら打つ手はふたつです(^^)

● 押さえる手
●そのままノビる手

ツケノビ定石の「押さえる手」は
ご存知ですか?

ご存知の方、この図の白の出る手は
どう受けるモノでしょうか。

いかがです??(^^)

「白の出を押さえる事ができない。」と
即答できる方、いましたか?(^^)

なんで押さえられないか。

それは白が⑦ と★のキズを守っている
からです。

この⑦ がなければ、黒は白の出を
押さえ込む事ができるのです。

この辺りの詳しい折衝は定石の本にも
書かれていますし、ボクのブログにも
度々書いていますのでご参照ください。

ツケノビ定石のポイントは
お互いのキズをどうするか?にかかります。

置き碁でツケノビ定石を打つのであれば
ボクは下の図をオススメする様にしています。

図②
{6FCD5059-6A7D-4A7C-8970-FFEEDADE4028}

白が⑦ と打てば黒❽ と打ちます。

これは白からの「デギリ」を防いでいるのです
白が⑦ と打つ理由、そして黒が⑦ を見て❽ を
打つ意味をしっかりと理解して打たなければ
いけません(^^)    

では何故図① が定石にされていて図②が
それとされないのでしょうか。

そして、図① が「定石」としている理由は
他にあるのです。

それは、デギリに対する判断がビギナーと
ベテランとでは違うから。

ビギナーの頃はデギられると
{F7DC1185-9DC6-4B10-B9E3-77B739BBED6E}

下から受ける場合が多いのです。
これは、実は損なのです。

もしここを下から受けて打つのなら
最初からユルんでしまえばいい。

{B8A46AA9-7F28-410F-8236-CD043496F84D}

黒❷ ですね(^^)

オサエて下から受けるのであれば最初から
ユルめばいい。

その方が先の、「オサエてデギられて下から
受ける」よりおトクなんです(^^)

この手を理解しているから「定石」は図①
とされているのです。

最初のうちは「デギリ」はこわいですし
対応がわからない(>_<) だから、図②を
「定石」としているのです。

この様にその時のレベルや考え方によって
覚える形も違ったりします。

図① の形で、ユルんで黒2子を取られるのと
ユルんで黒が四線を這う価値の大きさをどう
捉えられるか?? 

それが次第に分かれば、それはそれだけ
あなたが「囲碁アタマ」になったからだと
思います♪