二ヶ所とも「定石」絡みの話でしたね。
今回の「右下」は攻め合いの具合。
白15 と二間に高くカカリ。
黒は直接うけずに下辺を二間トビしました。
二間にカカられると、結構隅が受け辛いん
ですよね(^^)
なんか、ちょっと離れているから受け辛い。
隅を受けなかったので両高ガカリ。
黒は外から16にツケました。
で、白はと言えば
ホントならどちらかにハネるのが手なんで
しょうが右下の星にツケ。
普通なら三々に入るところかも知れませんが
無理を承知で。
黒は三々にハネずにノビ。
「気合い」って感じ。
キリチガエられても難しいから
イヤかも知れないのですが
ハネてから考えたいところです(≧∇≦)
なんだか、形っぽいんですが、★のところが
ポイントになりました。
白はハネられた白を活用したくて隅に
ハイます。
微妙なんですが、白④ の所に打つと
黒❶ の顔が立ちます。
黒の一団の形が悪いのですが
(黒❸で❹と打てば白は③とハネるので)
どちらがいいですか??(^^)
攻め合いはこの先、黒が間違わなければ
勝てるので、それが見て感じられれば
あなたも「囲碁アタマ」が出来て
来た、と思います(^^)
もちろん、読めるのが一番ですが
「これって、行けんじゃね??」と
感じられるのはいいですね♪
それは感性や性格もありますが
やはり、対局をする事で育まれるモノ
ではないでしょうか。
この黒❶。
鬼手ですね。
発想は素敵なんですが、ここは
攻め合いに勝てません(^^)
両方、打たれてはいけませんよ??(≧∇≦)
見えましたか??
黒❶。
攻め合い黒勝ちがみえましたか??
この「一線のコスミ」は攻め合いで
よく使われるので、形を見覚えてくださいね。
この後、10級さん、目指せ!初段さんと
7子で対局しました♪
なんだかいい様に打たれていて
目算のアマいかんたは目指せ!初段さんが
最後左上隅をキリ取ったので勝ったかな?
と思ったら10級さんが残してました。(勝ち)
このお二人、棋風が真逆なので見ていると
スリリングです♪
さまざまな所で手を探す目指せ!初段さん
ケンカを好まない10級さん。
だから、話は戻りますが右下の「攻め合い」
を黒❶ と鬼手を放ったのにはボクはかなり
驚いたのです(^^)
うまく行かなくても「思考」を「試行」する
のは大きな前進ですから。
10級さん、下辺左側の黒の一団を取られて
しまったのですが、あれを逃げ出す事は
考えなかったのかな。
充分に逃げだせたのですが、目指せ!初段さん
にうまく打たれて逃げだせなくなってましたね。
テレビでひふみん(将棋の加藤一二三さん)が
藤井聡太四段と対局した時、休憩時間に
藤井四段の側に立ち、局面を見渡したとか。
「ひふみんアイ」とか言って(≧∇≦)
相手側から観て、手が見えないか確認する事が
あるらしいのです♪ 誰しもに効果がある
かはわかりませんが、盤面を客観的に観たり
相手の目線で指し手を観たりするのでしょう。
将棋の場合は囲碁と違って攻撃方向は互いに
決まっていますから尚更有効かも知れません
囲碁でも客観的に盤面を俯瞰するには
いいかも知れませんが、さすがに立ち
上がっで相手の方には立てませんから
その場で盤面全体を見渡す、とか今集中
している場面以外に手を探すなど、試す
のもいいかも知れません(^^)
ですが、10級さん、7子で打てているん
ですから、すでに10級ではありませんね(^^)
あと少しだけ、冒険心と攻め合いの技術を
身に付ければ充分一桁級です♪