前回の9子局の続きを見てみましょう。
黒40とカタをつく手をお勧めしましたね。
この手で白の打つ手は3手あります。
① 39の右にオス。
② 三々に打つ。
③ この場は手抜きで他を打つ。
このみっつと考えられます。
一応、③ はある意味、論外(^^)
③ を選択する白の考える事と言えば、
「三々を今は保留して、他を打って
黒の思惑を外す事。」と言えます。
いずれにせよ、左上の様な状況なら、
白の打つ手は「ほぼ」三々に入りたい。
が本音です(^^)
最初の図をよく見直してください。
漠然と「どうせ、三々に入られて荒ら
されてしまうんだろうな。」と思って
ませんか??(^^)
事実、白は三々に入って荒らす機会を
狙ってます。
10級から1桁級を目指すひとつの
目安は、「どうやって三々を克服するか?」
も大きな課題です。
ボクも最初の頃は上手の三々が
忌々しくてたまらなかったですね〜(>_<)
図の局面では左上の三々か右下の星下に
ツケが大きな手になります。
さておき
左上の三々にはどう対処したらいいか??
結論から先に言えば一間トビに対しての
三々はコウになります。
ここで重要な事は「どちらをオサエるか?」
がポイントになります。
どちらをオサエますか??
二方向あるのですが、
A.
B.
どうですか??
あなたならどちらに押さえます?
この様な場合、大概はBとオサエる方が
多いのではないでしょうか。
せっかく、上辺鉄柱を下ろして
一間にトンだんだから、守りたくなるのは
当たり前なんですがね(^^)
考え方としては、「自分の強い方向に
追い込むのが攻め。」ですから、Bは
ダマされてます(≧∇≦)
三々自体はいろいろか手が生じる所
なので、白は打ちますが、黒がそれに
対する対処がうまくないと白の思う
ツボなのです(^^)
B、と打てば、白に労せずして隅を
稼がれてしまいます。
中央も黒厚くて黒地になりそうだから
いいんじゃね??と考えるかも知れませんが
ちゃんと打てば、黒はもっとトクするのを
みすみす放棄しているのです。
じゃあ、どう打つんだよ、って話に
なりますね(^^)
あくまで、白石は分断する事を考えて
ください。
ツナげられていい事はありません(≧∇≦)
白は、
黒❻とアテます。これで白はツグはずもなく
コウになります。ツイでしまうと白は死んで
しまうのはわかりますか?
ですからコウに弾く訳です。
aのキリが気になるところでは
ありますが、ここはキレないんですね(^^)
黒の❶ハネがなければ、ハサミツケられて
ちょっとやっかいな事になるのですが
これがあるので白はキル事ができません。
ですから、おおむね、黒一間トビに
三々入りは「コウ」になる、と覚えて
貰って間違いありません(^^)
つまり、一番最初の図を見て
三々入りは「コウ」になる、と考えて
いいでしょう。
ここで疑問がある方もいるでしょう。
白③で、ハネずにハッたらどうなる??
答えを先に言うと白イキなんですが
白後手でイキ。
9子局で白後手イキの選択は白の
態度としては消極的ですから、通常は
コウになる様に仕掛けます(^^)
ところで、こうなるくらいなら最初から
オサエる方向はBがいい、と言うのは
少しマズいです(^^)
何故だかわかりますか?