白石に黒が下にツケ、
白がハネ押さえて黒がヒく
一間高ガカリツケヒキ定石を
紹介しました。
この定石、ツケヒキ終わった後
お互いに黒は右辺に、白は上辺に
展開してひと段落でした。
この定石のポイントを
覚えてみてください。
⚫️この定石、小目にかかった方が
後手になる、ということ。
先手、後手は囲碁がお互いに一手
づつ打ち合うゲームな以上、重要
な事ですから。
つまり、この定石を選択した段階で
普通に流れれば「かかった」方が
後手になるわけで、次の展開を
選べるのは小目に居た方、ここでは
黒になるわけですね。
小目に一間高ガカリを選択した
時点で、白は後手になる可能性は
かなり高くなるわけです。
ですから本来、黒は「普通に」
定石通り流れれば、ムリを
しなくても次、先手が得られる(^-^)
な~の~に~、
結構黒さんは「ムチャ」する方が
多い(>_<)
今回はよくある「ムチャ」を
ご紹介します(≧∇≦)
それは~ …
これ。 ⬇️
気持ちはわかるけど。
ここまでせんでも(≧∇≦)
趣向でプロが打ったりする事も
ごくたま~に、現れるかも知れない
かも知れませんが、指導碁なんかの
時にアマが打ったりしたら
間違いなく叱られますね。
布石の段階で、
先手が取れる事が解っているのに、
わざわざ危ない橋を渡ることは
ないんですがね~(≧∇≦)
でも、最初のうちは
こんなこと長々書かれたって
わからないのが フツー、です。
これ、黒は白の先回りをして
ヒラキを妨げたのだから
してやったり( ^m^ )と感じる
かも知れませんが、その代わり
白にも対策がありますから。
それは これ。 ⬇️
なーんて、これは失敗策ですm(_ _)m
これだと黒❷と受けるのが筋ですが
図々しい黒なら手を抜くかも知れ
ませんよ???
そうなると、黒の思うつぼ。
白を挟んだ黒の打ち得になって
しまうんですね~。
で、実はこれ。⬇️
定石では一間に飛ぶところを
手を抜いたわけですから、ツケる事で
それを咎めます。
黒は、
ここでハネずにサガる様な弱腰では
挟んだ意味がありません(≧∇≦)
それがなぜなのかはまた別の
機会に書きますね。
白は③ と打ちます。
この後あなたなら、どう打ちますか?
黒の選択肢は4通りあります。
次に続きます~(^-^)/