通称【ツイツイ】←可愛い

 

テミラーナ国の呪われた第3王女(ヒロイン)が、自分の持ってる【強運】という能力が示した青年たちを自分の騎士団として集めて国を守るお話。

持っている過去が過去なだけに不運騎士団とは言うものの、ヒロインも【強運】という能力があるだけで不運の象徴ではある。

 

前半共通パートで騎士団設立まで。

後半個別パートで厄災に備えたり、みんなの不運な過去を紐解いていったり。

 

攻略制限なし。

ただ、キアは確実に最後に回すべき。

全キャラEND後、シークレットルートの解放。

 

 

 

 

 

⚠ネタバレ注意⚠

 

 

 

 

 

★ジョセフィ・ファリアス・ゾンダリク

ゾンダリク第三王子。スマドゥース国からの流民の身であり、反乱によって落ちたゾンダリクを復興するためにテミラーナで活動している。ゾンダリク出身者が王家の暗殺事件であったり、教団が起こした事件に巻き込まれるので、それの解決のためにジョセフィが大活躍。騎士団の中では唯一最初から本音で話せる相手であり、ジョセフィもだいぶ前からヒロインが気になってる様子。お互い気が強いし、ジョセフィ自身も王族の立場があるから端から物怖じということを知らない。スマドゥースで起きた反乱を目にしている彼が解決に導く、テミラーナでの反乱。そして、彼の父が守り続けた剣が持つテミラーナの厄災においての役割

全編通して終えてみれば、スマドゥースで生まれた剣がカルムント様の力を持っていて、テミラーナでの厄災であるウォルンタール様の力を封じるんだろうなぁ。

 

 

★アデル・ナレス

下民区出身の圧倒的癒し騎士。だったはずが、とんでもない癖強騎士団が完成したことでまとめ役と化す。下民区出身のためできることに制限があった中、自身が持っている本を暗記していることから読書を勧めたところみるみる学習するアデル。気づけば参謀ポジション。剣技は抜きん出てという訳では無いけれど、剣も盾も使いこなす正統派騎士。父がルクス教団に力を注いでいたり、【薬草】を栽培するから薬方面の解決を促すルートかと思いきや、突如人格が変わり出すアデル。ヒロインに近寄るためにウォルンタール様がアデルに憑依してしまう。ここのルート以外では憑依先は変わらず王妃なわけで、イサベラ王妃にいる人格が神様であることが判明。テミラーナ王国の貴族中心の政治をみんな平等に変えるためのきっかけをくれるのがアデル。下民区の生活環境を示してくれるし、どうすべきかまで考えられる。

 

 

★トビアス・ハーベック・フレイ

教団側の謎を一身に背負うトビアスルート。共通ルートでずーっと体調不良のトビアス。さらに自宅であるお屋敷で度々扉が開かなくなること、地下室に入った瞬間の違和感。全てがルクス教団に関係する。ルクス教団内部の様子もこのルートで色々見えてくる中、トビアスの祖父が元教団長であることが判明。前述した屋敷については、祖父が残した指輪が原因であり呪いが漏れ出ていることで起きている現象。そんな祖父が残したアイテムがあることで教団内部へ乗り込んだり、トビアス自身が利用されて教団長に持ち上げられたりする。トビアスだけは元からテミラーナの貴族のため立ち回りもかなり効くのと、なにより本人の行動力がとんでもない。勢いでなんとかしがちな上に実は頭も切れる。バーキット先生を尊敬していて、彼の中の騎士像がしっかりある。

 

 

★ミラン・ヘリング

両親と義両親が不審な死を遂げた真相を巡る話。テミラーナの大きな問題というよりは、その問題を起こしている人間たちの心の動きと過去をピックアップしている印象。ミランの周りでは人が亡くなりすぎている。という、個別で判明する驚愕の事実。それを紐解いているうちにミランが王族の血縁者であることが判明。さらに、生い立ちを辿って行くと純粋な王家の血だけではないことも判明する。それを穢れと判断する母であるイサベラ王妃がミランの家族を殺している。この事件でイサベラ王妃は操られているから破壊的な考えになるのではなく元からの素質であることが分かってしまう。自分の親を殺した人間がおさめるテミラーナ国に違和感を覚えることで、レイナートおじさんの手を借りて不正な方法でミランも国王になるこの時、催眠もかけられている。後にヒロインが王女となるものの、1回2人体制。

 

 

★キア・ネルティ

過去の記憶がないし、昨日の出来事を次の日に持ち越せないキア。メモを取ることで大切なことを覚えている。そんな記憶のない状況の中で、ヒロインのことは【特別】な存在として記憶している。ずっと薬のことについて曖昧になっていたし、キア自身も薬で起きた副作用による記憶障害だろうとの事で、そこの詳細が判明する。...と、思いきや魔法について一気に解決する。そして、なによりルディ団長の真相兼秘密は最後まで明かされないのではなくここで語られる。ヒロインが薬によって呪いを遠ざけている中、その薬と同じ作用が幼少期の流行病に患ったキアの体内でも起こる。結果として、魔法耐性がついておりひょんなことで彼から微弱な魔力が発生。タイミングが悪いと風の能力で違う空間に飛ばされてしまうことがある。

 

 

★エリック・マーベイル

変則に変則を重ねるエリックルート。選択肢はないから読むだけだしSSくらいのテンションで読み進めてみれば大間違い。ここで来るのか、大団円。そんな大団円に辿り着くまでの精神的負担は群を抜いてる。途中開始でもなく、急に現れた理由だったり、護衛につくことがきまった出来事だったり。共通パートに当たるパートはエリック視点個別パートはヒロイン視点に切り替わる。主に神様についての話になっていくし、最終的には全員参加でウォルンタール戦。神様も参加するし、神界にヒロインがいるときはテミラーナが厄災でとんでもない死者数を生んでいるので騎士団はじめ先生たち、さらには父まで参加。神様同士の戦いになるということは、必然的に判明するエリックも神様だということ。さらに教団として問題に上がりがちなルクス様とはまさにエリックのこと。