私のブログをご覧いただき、有難うございます。
北杜市議会議員の飛矢﨑雅也です。
昨日、高根農村改善センターで開催されている中部横断自動車道(双葉JCT~長野県境)に関する「説明コーナー」を訪ねてきました。

会場にはルート案や環境影響評価に関するパネルが並び、多くの行政関係者が対応に当たっていました。
中部横断自動車道は、私が政治活動を始めて以来、関心を持ち続けてきた重要な課題の一つです。
この問題は単なる道路建設の是非ではありません。
公共事業、自然環境、観光、地域経済、移住・定住、防災、そして地域の将来像など、多くの要素が複雑に絡み合っています。
しかし現実には、「賛成か反対か」という単純な対立構図で語られることが少なくありません。
私自身は、中部横断自動車道の建設そのものに反対しているわけではありません。
むしろ、
「どのルートが北杜市全体の将来にとって最も望ましいのか」
を丁寧に検討することこそ重要だと考えています。
その立場から、議員として初めて迎えた令和6年12月議会では、
「双葉JCT―明野―増富―信濃川上―小海―八千穂」
というルートの可能性について提案しました。
現在検討されている長坂経由案と比較した場合、
・須玉地域や増富地域の活性化につながる可能性があること
・双葉JCTへより直接的に接続できること
・標高の低い地域を通ることで勾配を緩やかにできる可能性があること
・中央自動車道須玉~長坂間のチェーン規制区間への依存を減らせる可能性があること
などが理由です。
そこで今回の説明コーナーでは、まず担当者に、
「なぜ示されている案はいずれも野辺山方面を通る前提になっているのですか」
と尋ねました。
担当者からは、
「長野県側でそのようになっているからです」
との説明がありました。
私はさらに、
「川上村方面を通るルートについて検討されたことはないのですか」
と尋ねましたが、明確な回答は得られませんでした。
また、
「双葉JCTから明野、増富、信濃川上を経由するルートであれば、距離や勾配の面で有利になる可能性があるのではないですか」
ともお伝えしました。
その後のやり取りの中で、担当者からは、
「ここまで来て後戻りはできない」
という趣旨の発言もありました。
しかし私は、
「まだ正式決定ではない以上、今こそ改めて考えることができる最後の機会ではないでしょうか」
と申し上げました。
今回の説明コーナーを訪ねて改めて感じたことがあります。
それは、ルートそのもの以上に、
「どのような過程を経てそのルートが選ばれたのか」
という問題です。
一昨年12月、須玉ふれあい館で開催された山梨県都市計画公聴会では、多くの公述人から、
「住民の意見が十分に反映されていない」
「比較検討されるべきルート案について説明が不十分だった」
という指摘がなされました。
印象的だったのは、原案に反対する人も賛成する人も、
「住民への説明が十分ではない」
という点については共通した問題意識を持っていたことです。
私は、この問題の本質は単なるルート論争ではないと思っています。
本当に問われているのは、
「なぜその案なのか」
「他の選択肢は本当に検討されたのか」
「地域全体の将来にとって最善なのか」
という問いに対して、行政が十分な説明責任を果たしているのかということです。
道路に限りません。
学校統合もそうですし、公共施設整備もそうです。
地域の将来を左右する大きな政策ほど、結論だけではなく、その決定過程の透明性と正当性が重要になります。
行政が理由を示し、市民が意見を述べ、互いに議論を重ねながら合意形成を図っていく。
それこそが民主主義の基本であり、公共事業が真に「公共」のものとなるための条件ではないでしょうか。
私はこれからも、中部横断自動車道を単なる賛成・反対の問題としてではなく、
「北杜市の未来をどのように描くのか」
という視点から考えていきたいと思います。
そして、どのような結論になるとしても、その結論が市民に開かれた議論の上に築かれることを願っています。
中部横断自動車道が、多くの人に利用され、愛され、地域の発展に資する真の公共道路となることを願っています。
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