この酒との出会いは、武田鉄矢さんが紹介していたラジオ番組。

 

当時、日本酒にさほど興味がなかったのですが、オイルショック(老いるshock)を迎え、今さら健康を願い始め、

「酒は百薬の長」なる言葉に飛びついたのがキッカケです。

 

一番初めに体験したのが

【五人娘 純米酒】(リンク やや琥珀色でとろりと流れ出るそれは、通常の日本酒とは違い、経験上初めての醸し味。

酒本来の香りは控えめ。ですが、別の香りにインパクトを覚えます。(これが米の香りってやつ?)

さらに、出し汁を口に含んだかのような、旨味とも雑味とも言いがたい好意的な味覚を、舌奥の両側で味わうことができます。これは、表記されるアミノ酸の賜物?いたずら?とにかく楽しいです。

「濃醇」「ふくよか」とでも言えば良いのでしょうか。伝わりませんよね。

何しろ、初めてのことだったので、日本酒とは違う!ってことしか表現できない感じでした。

 

 

次は、地元でも買えることを知った「むすひ」

「酵母が活きているから開栓で噴き出す」とか「一本中、前半後半で味が変わる。冷蔵保存してたって変わる。(活きてるから)」などの事前情報を踏まえ手にすると、瓶底に沈殿物。こいつらが活きてるナニソレか?と、期待とともに帰宅。

 

【むすひ 発芽玄米酒】(リンク 開栓とともに湧き上がる気泡群。慌てた。(泡だけに...?) キャップ開け閉め繰り返すこと30分。やっと落ち着き初ひとくち。
こちらも薄っすら琥珀色帯びたサラリな注ぎ心地。
口にした瞬間、むむっ?酸っぱい!
日本酒の先入観を持って対峙すると「腐ってる?」的なインパクト。微炭酸も相まって酸味の印象が増幅されます。
〝どぶろく〟の酸っぱくちテイストって表現が、一番わかっていただけるかも。
口へ含み、チュッと空気を入れまぜ合わせれば、味色が変化。その香気を鼻腔へ送れば醗酵香が心地よいです。
 

 

このお酒は「出荷毎の味・質が違う」とラベル書きがあります。

確かに、購入のたびに、泡の吹き出し方が違います。全く噴かない時も。
それと、開栓当初から終わりに向かって、常温はもちろん冷蔵であっても、呑むたびに味が変わります。色も乳白色から黄白色へと変化。
「活きてる酒」の貴重な体験ができます。(大人の科学)
ちなみに、「質を一定に保てない(出荷できない)」事を、行政は〝清酒〟の表記は認めないらしく〝自然酒〟との表記。面白すぎる!

 

 

【醍醐のしずく】(リンク

ズバリ!カルピス。

笑っちゃうほど、透明な酔えるカルピス!
醸造過程で乳酸菌の大切な働きは、ぼんやりと認識してたけど、まさか日本酒がアノ飲み物と同じ味になるなんて。
「これお酒?」ってくらい甘さも同等です。
今思えば、水で割ってみてもよかったなぁ。R指定20+。大人のカルピスって。

 

<醍醐のしずく>で「乳酸の味や香りが日本酒に存在してもいいんだ!?」って、それまでの概念が覆された。そして〝手作り乳酸菌〟に発展します。また別の機会にて。

 

 

【純米80香取 , 純米90香取】(リンク 80,90は精米歩合を表しています。
先述の〝五人娘〟で旨味とも雑味とも...な印象としましたが、香取はそれがタイプ別に〝五人娘〟に無骨さが加わった(際立った)インパクトを感じます。
言い直せば、精米歩合が70%の〝五人娘〟は、正統派な酒らしい醸し味。と、改めたい感じです。
酸味もハッキリとし、現代のような精米技術がなかった頃の〝昔し酒〟で、米の生命力を丸ごといただく味わいです。
お値段も他の日本酒と同価格帯でリーズナブル。リピれる気軽さが気に入りました。

 

寺田本家のお酒は、多くを「自然酒」と謳っており、一般的な日本酒を基とすれば、とても「個性的」「クセがある」「なんか変」な印象を強く感じます。

 

現社長の病気発症を機に、「百薬の長となる酒」への転換からのようです。

著書:醗酵道。

話があちこち飛ぶので、ちょっと混乱しますが、日本酒の表裏など興味深い内容が綴られています。

 

私に至っては、〝醸造用アルコール〟添加の酒は 避けてました。寺田本家の酒を知ってから〝速醸酒〟も避けがちなマインドに変化しました。

何より、自然本来の細菌たちの活動に任せ出来た生酛造りの酒は、美味しくも心地よいのです。

 

心なしか睡眠の質も良くなった気がします。体内細胞にも好影響かな?(気のせいだ!と笑ってください。)

 

〜おしまい〜

 

 

はじめに。本文は、少々不適切な表現がございます。敢えてその雰囲気を感じていただきたい思いからです。

個人を中傷するものではありません。ご理解をお願いします。

 

〜寛文の雫 純米生モト木桶江戸時代仕込〜を求め、

辿り着いた わたご酒店

 

ネット検索から、その珍しい品揃えに魅了させられ、

寛文の雫 純米生モト木桶江戸時代仕込(若林酒造:島根県)

にしだしぜんしゅ純米にごり(仁井田本家:福島県

二銘柄の取り置きいただくとのお心遣いより、訪店させていただきました。

 

町でよく見かける小さな酒店とストビューから認知してました。

車で到着。イメージ通りの実物に、臆さず、コンビニに立ち寄る如くサラリと敷居を跨ぎます。

 

酒どころ・新潟は、日本酒の品揃え豊富なお店は数多くあります。

店内も品数に圧倒させられるほどです。が、わたご酒店はソレもなく、ふぅ〜ん...といった感じ。

(その方が 選び迷うことも無く、ホッとするんですけどね。)

「取り置きをお願いした〇〇です。」と素性を明かし、

「ちょっとお品を見させてください。」と、

整った商品棚に視線を流しまし......た瞬間っ

ズッきゅん!ドッきゅん!視線釘付け〜!

目に飛び込んできたのは、なんとなんと〝情け嶋〟でした。

八丈島の酒がなんで新潟に????

過去2度の八丈島旅行を経験した身としては、島酒の代表格〝情け島〟と〝クサヤ〟は大好物。

って事で、これも購入即決定!

 

上記の二銘柄や島焼酎。こんな玄人...いや、マニアしか欲しがらないような酒を、

よくよく見ると他にもたくさん。特に〝生酛造り〟の酒は群を抜く品揃えと....。

 

直感的に確信しました。失礼とは存じますが、あえて口にします。

 < > です。

 

残念ながら店主さまは留守でお会いできませんで、弟様が大変気持ちのいい対応をしていただきました。

はい!感じました!!「わたご酒店さんは、分類学的にどこか.....、同じ匂いがいたします。」グラサン(主観ですよ。あくまで)

写真はすでにその味に酔いしれた後のもの。

呑む前に写真撮るほど、余裕なんであるわけないですよね。てへへへへ。

〝醸し味〟の報告は、また後日。

 

教えたくない気持ちより、知っていただきたい気持ちが勝り、ブログにて紹介させていただきます。

素晴らしいお店とお酒の出会えた、感動・感激・奇跡の日でした。

 

〜おしまい〜

寺田本家の自然酒と出会い、ネット通販で取り寄せてたけど、んん〜〜〜!送料...うざっ!!

仕方ないけど やっぱお得感は ダダ下がりぃ。

 

そしたら、なんと!新潟で在庫してるお店あるって情報。

音符ぴょ〜〜んキラキラ ハートぴょ〜〜ん流れ星

ロケット飛び跳ねるほど 嬉ピーチョキ 早速購入。

 

はい ここで!買えるお店を紹介しておきます。

上差しのお酒:ナチュレ片山(新潟市竹尾エリア)日本酒。苦手でしたが.....。ブログより

下差しのお酒:わたご酒店(新潟市亀田エリア)

です。

 

そーこーしてるうちに、「江戸時代の文献から再現された酒」なる存在を知ってしまった。

その名も開春 寛文の雫 純米生モト木桶江戸時代仕込 <かいしゅん かんぶんのしづく>

 

どぉ?どぉ?どぉ? このネーミング。

無添加。純粋無垢な酒づくり。って、直感的にイメージわくでしょ???

この存在を知ったが地獄の3丁目。(何だそりゃ?)

一刻も早く味わってみたくなりますよねぇ。探しましたよ。あっちこっち。

ところが、、、、ネットでは軒並み〝在庫なし〟ガーン

小さな酒屋さんのサイトに辿り着いたけど

「.....在庫の表示ないけど...ガーン有るのガーン」って半信半疑。

同店Facebookもあったので、躊躇なくメッセージ送ったよ。「在庫ありますか、、、」ポスト

返信手紙「在庫あり。取り置きしておきます。」の神回答。笑い泣き100点

音符ぴょ〜〜んキラキラ ハートぴょ〜〜ん流れ星

ロケット飛び跳ねるほど 嬉ピーチョキ (再び。喜びは素直に表しましょう)

 

取り置いてくれるとは、ありがたき。けど、一刻も早く....の思いが そのお心遣いを蹴散らすべく、翌日お店に出向き、任務完了ルンルン 大満足となりました。

 

なんか、わたご酒店さんのサイトには、辿り着いたんじゃなく引き寄せられた感じがするなぁ。

この訪店でド肝を抜く驚きがハッ

それは後日、詳しく書かせてもらいます。

 

〜おしまい〜