「憧れのあの人みたいになりたい」
いいですね！
憧れのあの人を持つことは
自分の目標を持つことにもつながるので
とても良いと思います。
とはいえ、憧れのあの人と
今の自分を比べて
「わたしなんて・・・」
と落ち込む前に、ちょっと待って！
と、お伝えしたいことがある。
それは
「憧れのあの人」と
今の自分の状況の違いに
目を向けてほしいということ。
例えば
「憧れのあの人」の設定を
女性、２０代、独身、子どもなし
東京都の都市部に実家あり
両親健在、帰国子女
だとします。
（すごいなぁ！）
そして、比較してみる。
１．自分は男性
あの人は女性
２．自分は５０代
あの人は２０代
３．同年代だけれど
自分は既婚・子育て真っ最中
あの人は未婚・子どもなし
４．自分は地方出身
そろそろ親の介護の心配あり
あの人は都市部出身
両親健在
５．自分は日本以外行ったことない
あの人は帰国子女
どちらがいいとか悪いではなく
あの人と今のわたしとでは
環境や状況が違う
（もちろん、同じ部分もあるでしょう）
ということを、理解してほしいです。
特にコレ！↓声を大にして言いたい。
３．同年代だけれど
自分は既婚・子育て真っ最中
あの人は独身・子どもなし
同年代のあの人みたいになりたい！
と、憧れるのは良いと思います。
しかし、独身、子どもなし
のあの人と自分とでは
自由に使える「時間＆お金＆労力」が
まったく異なることを
理解してもらいたいです。
そこに親の介護まであったら・・・
自分の自由になる時間なんて
ほとんどないに等しいのです。
そのような状態なのに
「あの人」はすごくて
自分はダメ・・・
そんな風落ち込まないで！
と、声を大にして言いたい。
今の自分は、ほかにやることがある。
（振り返ると、それは貴重な時間です）
そのうち、子育てが終わって
介護が終わったら
自分のための時間が持てます。
そのときに、備えて
「憧れのあの人」を見習って
少しずつ準備をしておいたら
いいのです。
「今はまだ、その時ではない。」
焦らずに、コツコツと。
自分と家族と子どもと
向き合う時間も大切に。
（撮影：フォトグラファー町野健）
それとは逆に
５．自分は日本以外行ったことない
あの人は帰国子女
これは、やる気になれば
すぐにできることの一つです。
外国に行ったことないのなら
パスポートを取得して
近くの国に行ってみるだけでも
良い経験になると思います。
帰国子女には敵わないかもしれないけれど
それでも
外国に行ったことない自分から
脱却すると見える世界も変わります。
「憧れのあの人」みたいになりたい！
その気持ちを
行動するための強い原動力に利用する。
ひとつのきっかけにしてみるのは
どうでしょうか。
シャーマン陽子