HIV(エイズ)検査の受け方 -3ページ目

HIV(エイズ)検査の受け方

HIV(エイズ)検査を受けようとする人に、検査の申し込み方法や注意点などを紹介するブログです。

11月25日に厚生労働省エイズ動向委員会より、2011年の第3四半期(7月から9月)の

エイズ動向が発表されました。


その中から主な指標をあなたにもご紹介しましょう。


1.新規HIV感染者


  265人(四半期ベースで過去9位)



2.新規エイズ患者


  108人(同14位)



3.いきなりエイズ発症率


  28.9%



4.新規HIV感染者の感染ルート


  異性間性的接触・・・63件


  同性間性的接触・・・178件


  静注薬物使用・・・・・2件


  母子感染・・・・・・・・・0件


  その他・・・・・・・・・・・7件


  不明・・・・・・・・・・・・・15件



5.新規エイズ患者の感染ルート


  異性間性的接触・・・28件


  同性間性的接触・・・60件


  静注薬物使用・・・・・0件


  母子感染・・・・・・・・・0件


  その他・・・・・・・・・・・2件


  不明・・・・・・・・・・・・18件



6.新規HIV感染者の年代別分布


  10歳未満・・・・・0件


  10歳~19歳・・・8件


  20歳~29歳・・77件


  30歳~39歳・・90件


  40歳~49歳・・53件


  50歳以上・・・・・37件



7.新規エイズ患者の年代別分布


  10歳未満・・・・・0件


  10歳~19歳・・・0件


  20歳~29歳・・13件


  30歳~39歳・・38件


  40歳~49歳・・31件


  50歳以上・・・・・26件



8.保健所などで実施されたHIVl抗体検査の受検者数


  94,015件



以上が主な指標です。簡単にまとめると、以下のことが言えます。


●第2四半期(4月~6月)に比べて、新規HIV感染者は増加し、エイズ患者は減少した。


●感染ルートは性的接触が圧倒的に多く、新規HIV感染者の90%、エイズ患者の80%

を占めている。


●性的接触の中でも、特に同性間の性的接触が多い。


●年代別の感染者分布では、30代、40代が多いが、50歳以上の高齢者にも多い。

HIV感染は年齢を問わないことが改めて分かる。


あなたもHIV感染を自分には関係ない他人事だと思わずご用心下さい。


なお、もっと詳細なデータがご覧になりたいあなたはこちらから。


⇒『第3四半期エイズ動向』(HIV検査完全ガイド)














今年9月にエイズ動向委員会から発表になった2010年の新規エイズ患者は469人で過去最多でした。


実はこのエイズ動向委員会のデータには日本に住む外国人も含まれています。2010年の469人のうち、33人は外国人なのです。


では、実際に外国人のHIV感染者、エイズ患者はどのくらいいるのでしょうか。過去10年間の推移を調べてみました。



HIV(エイズ)検査の受け方


日本国内における新規のHIV感染者、エイズ患者は増加傾向が未だ続いているのですが、こと外国人に限っていえば減少傾向にあります。



ついでに、「いきなりエイズ」の発症率も調べてみました。それが次のグラフです。


HIV(エイズ)検査の受け方

外国人の「いきなりエイズ」発症率は、2000年代半ばまでは40%を超えて非常に高かったのですが、2009年からは30%を切って、日本人よりも低くなっています。


この「いきなりエイズ」と言うのは、HIVに感染した人が自分の感染に気がつかず、エイズを発症してから気がつくことを言います。文字通り、「いきなりエイズ」を発症する訳です。


しかし、現在の抗HIV医療では、エイズ発症前にHIV感染が分かれば薬によって免疫力低下を防ぎ、エイズの発症を抑えることも可能になっています。


従って、早期のHIV検査によって「いきなりエイズ」は未然に防ぐことが出来るのです。


なお、2010年の調査では日本に滞在する外国人は凡そ213万4千人だそうです。(旅行者はのぞきます)

どうして外国人のエイズ患者が減少傾向にあるのか、その理由については説明した資料が見つかりませんでした。


今回のデータがもっと詳しく知りたい人はこちらから

⇒「HIV感染者における外国人比率」














未成年者がHIV検査を受ける時、親の同意が必要でしょうか?


あなたはご存知ですか?


この質問はたまにネット上の相談サイトでも見かけることがあります。


例えば、保健所でのHIV検査ではどうでしょうか。


もしもあなたが未成年で、保健所でHIV検査を受ける時、親(保護者)の同意は必要で

しょうか。


これは、私が調べた限り、親(保護者)の同意は不要です。


全国各地の保健所のホームページをかなり検索して調べましたが、未成年者に

親の同意を必要とする条項はどこでも見つかりませんでした。


まぁ、そもそも保健所でのHIV検査は匿名検査であり、年齢を問いません。


仮に、未成年者は親の同意が必要となると、恐らく未成年者の受検者は激減する

ことでしょう。


親や家族に知られずにHIV検査を受けたいと思う未成年者がほとんどだと思うからです。


一般の病院においても、未成年者に対して親の同意を必要とすることはないようです。


いくつかの病院では、ホームページ上で


「未成年者であっても、親の同意は不要です。」


とハッキリ書いてありました。


まぁ、常識的に考えて、見るからに子供、中学生くらいにしか見えないケースは、その場の

判断で何かの対処をする場合もあるかも知れませんが、基本的には未成年者であっても

親の同意は不要です。


ただし、問題は検査の後です。検査結果が陽性だった場合が問題です。


未成年者に対して、


「あなたの検査結果は陽性でした。」


と、本人にだけ告知していいのか、と言う問題です。親(保護者)にも連絡しなくていいのか。


この問題はいくつかの医療サイトでも前から問題提起されています。


当然ですが、陽性となれば今後の治療や生活環境について、本人だけでなく親(保護者)が

全面的にかかわることになります。


むろん、未成年者といっても、すでに親から独立したり、離れて生活している人も大勢いる

訳で、未成年者をひとくくりには出来ないと思います。


いずれにせよ、HIV検査そのものは未成年者であっても親の同意は不要です。


検査結果が陽性であったとき、告知をどうするか、それは状況次第で現場判断、と言う事

なのでしょうか。


色々とネット上で調べてみたのですが、そこが私にも分かりませんでした。


未成年者のHIV検査について、もっと詳しく知りたい人はこちら


⇒『HIV検査未成年者に親の同意は?』














かつて私は自分がHIV感染の不安に悩んでいるとき、HIV検査が怖くてなかなか保健所に

行くことが出来ませんでした。


でも、やっと検査を受けようと決心して保健所に電話をすると、ちょうど年末年始をはさんで

いたため、検査日が3週間ほど先になってしまいました。


あれだけ保健所には怖くて行けないと思っていた私でしたが、いざ検査を決心すると、

一刻も早く検査を受けたくて到底3週間も待てませんでした。


それで自宅でHIV検査キットを使って、保健所に行く前に検査をしてしまいました。

(予約済みだったので、後学の為に保健所のHIV検査も受けました。)


私の場合は、感染の可能性があった日から3ヶ月以上経過していたので、検査の時期、

すなわちウインドーピリオドには問題ありませんでした。


ただ、保健所との日程が合わなかっただけです。


しかし、私の場合と事情は違っても、すぐにHIV検査を受けたい、心配でたまらない、と言う

人は多くいます。


それは、自分でHIV感染を疑いながら、ウインドーピリオドを過ぎていない人たちです。


例えば、


「先月、知りあったばかりの相手とコンドームなしのセックスをしてしまいました。

最近になって、微熱や頭痛がします。HIV感染が心配です。」


みたいな掲示板への書き込みをネットでよく見かけます。


こんな人は、ウインドーピリオドが明ける3ヶ月を待てないのです。

その間ずっと不安なまま過ごすことが耐えられません。


むろん、高いお金を出して、特定の医療機関を使えばNAT検査など、ウインドーピリオドが

短い検査も可能です。


でも、無料匿名の保健所で考えれば、3ヶ月過ぎてから検査を受けて下さい、となります。


さて、では不安でたまらない人はどうするか。

もしも、それがあなただったら、どうします?

仕方ないので、不安なまま3ヶ月を待ちますか?



実は、こんなときは1ヶ月か2ヶ月しか経過していなくても保健所で検査を受ければ

いいのです。


確かに、3ヶ月を過ぎてHIV検査を受けないと確実な検査にはなりません。

しかし、3ヶ月過ぎていなければ全くムダな検査かと言えば、そんなこともありません。


いくつかの保健所、公的医療サイトで見かける説明は以下の通りです。


● 感染の可能性のある機会から1ヶ月後の検査で陰性
⇒ 感染している可能性は低い。


● 感染の可能性のある機会から2ヶ月後の検査で陰性
⇒ 感染している可能性は非常に低い。


● 感染の可能性のある機会から3ヶ月後の検査で陰性
⇒ 感染している可能性はないと考えられる。


こんな感じです。

つまり、1ヶ月や2ヶ月では完全なHIV検査とは言えないけど、それなりの検査は可能

なのです。



あなたにHIV感染疑惑があって、1ヶ月目に保健所で検査を受けて陰性であれば、

取りあえず少しは安心出来るではありませんか。


2ヶ月目だったらもっと安心出来ます。


ただ、ここで大事なことは、3ヶ月が経過してから必ずHIV検査を受け直すと言う

ことです。


1ヶ月目の検査結果に安心して、もういいやとばかりに再検査を受けずにいると、万一

と言うこともあり得ます。


ただ、最近はHIV検査の精度も高くなって、保健所によっては3ヶ月ではなく、2ヶ月で

検査可能と公告しているところもあります。


HIV検査についてもっと知りたいあなたはこちらから


PCサイトはこちら⇒『HIV(エイズ)検査完全ガイド』


携帯サイトはこちらから⇒『HIV検査完全ガイド(携帯サイト)』


















































すでにご承知のあなたもいらっしゃるかも知れませんが、9月27日にエイズ動向委員会から

2011年の第2四半期(4月~6月)のエイズ動向が報告されました。


その中から主な数字を拾ってみましょう。


1.新規HIV感染者・・・・217人(過去21位)


今年の4月から6月の3ヶ月間にHIVに感染した人は217人でした。

過去21番目の数字と言うことで、減少したと喜びたいところですが、そうはいきません。


その理由は次のデータをご覧頂くと分かります。


2.新規エイズ患者・・・・136人(過去最多)


今年の4月から6月の3ヶ月間に新規エイズ患者として報告された件数は136件で、過去最多

だったのです。


新規のHIV感染者は減っているのに、エイズ患者は増加しています。


つまり、潜在的なHIV感染者は増加しており、検査を受けずに気がつかないままエイズ発症に

至るケースが増えているのではないでしょうか。

(エイズ動向委員会の委員長コメントにもそうあります。)


新規HIV感染者と言うのは、あくまでもHIV検査を受けて見つかった人の数であり、感染しても

検査を受けなければ自覚症状がないので分かりません。


3.感染ルート


HIV感染のルートは3つあって、性行為感染、母子感染、血液感染です。


今回の報告でも圧倒的に性行為感染が多くなっており、新規HIV感染者の86.2%

新規エイズ患者の81.6%は性行為感染によるものでした。


いかにセーファーセックスが大事かデーターが示しています。

中でも男性同士の同性間性行為によるHIV感染が多くなっています。


新規HIV感染者全体の68.2%、新規エイズ患者の50%は男性の同性間性行為が

感染ルートでした。



「先進国でHIV感染の増加が止まらないのは日本だけだ」


このフレーズはよく目にしますが、未だに実態としてHIV感染は拡大を続けています。

一番心配されるのは、新規エイズ患者、すなわち「いきなりエイズ」の増加です。


見かけ上新規HIV感染者が減ってもエイズ患者が増加している現実をみれば、かなり

深刻ではないでしょうか。


今やHIV感染症は致死的疾患ではありません。早期にHIV検査で感染が見つかれば

エイズ発症を防ぐことも可能になっています。


いきなりエイズを未然に防ぐ早期のHIV検査は救命的検査と言えます。


2011年第2四半期のエイズ動向をもっと詳しく知りたいあなたはこちらから。


⇒『2011年第2四半期 エイズ動向』 (エイズ検査完全ガイド)











つい先日、日経新聞に載った記事で、『唾液によるHIV検査』と言うのがありました。

けっこう色んなサイトで紹介されて話題になっています。


あなたもよくご存知のように、現在のHIV検査は血液による抗体検査や遺伝子検査が一般的で

あり、唾液による検査と言うのはあまりお目にかかりません。


実は、アメリカでは2004年からすでに唾液によるHIV検査は実用化されています。

その検査キットは日本でも輸入販売がされています。


ですから、唾液によるHIV検査そのものは日本でこそ珍しいですが、画期的と言うものでは

ありません。


しかし、今回話題になっている唾液によるHIV検査は、現在アメリカで普及している検査方式とは

丸きり違います。


まずは新聞記事から検査の主な要点をご紹介しましょう。


1.唾液10ミリリットルにウイルス1粒子という低濃度でも検知できる。


2.検査結果は最速30分程度で判明する。


3.検査費用は1検体当たり3千円~5千円。


4.今までは感染してから3ヶ月程度たたないと分からなかったがこの方式なら、ごく初期で判明する。


5.唾液を採取するだけなので、痛みもなく、患者の検査への抵抗感が下がる。


6.来年度(2012年)の実用化を目指す。


ここで注目されるのは4番目です。


実はこの検査、HIV抗体検査ではなく、HIVそのものを見つける検査なのです。

従って、感染者の体内で抗体が出来るまで待つ必要がありません。


「ごく初期で分かる」とだけ書かれているので、それが1週間なのか、2週間なのかは分かりませんが。


現在のHIV検査では最も早期に検査可能なのはNAT検査と呼ばれる遺伝子検査で、感染から

11日が経過していれば検査可能とされています。


しかし、このNAT検査、費用が高い上に検査装置が限られた施設にしかありません。


ですから、新しい唾液検査で、費用が3千円ほどで仮に1週間で検査可能であれば、これはもう

画期的です。


ちなみに、アメリカで使われている唾液検査キットは抗体検査なので血液検査同様、感染から

3ヶ月しないと検査が出来ません。


さて、紹介が遅れましたがこの新しい唾液検査を開発したのは、鹿児島大学の大学院理工学

研究科の隅田泰生教授です。


隅田教授が研究しているのは糖鎖固定化金ナノ粒子(SGNP)を用いた検査技術です。


隅田教授は自らスディックスバイオテックと言うベンチャー企業を起こし、この技術の普及に

努めています。


新聞発表の記事だけ見ると、非常に素晴らしいHIV検査が来年から登場することになります。


ただ、私が一番知りたいことが新聞には書かれていません。

それは、偽陰性率です。


すなわち、本当はHIVに感染している人が、間違って感染していないと判定される誤判定率が

どのくらいなのか。それが知りたいですね。


現在の血液による抗体検査では、偽陰性率は250万分の1とされており、検査で陰性と

判定されればまず安心出来ます。


しかし、アメリカで販売されている唾液による抗体検査は、これほどの精度はありません。

製品販売のホームページによると、血液抗体検査に対する正確さは99.3%だそうです。


また、こんなデータもホームページには載っています。

HIV-1に実際に感染した人767人に対して唾液による抗体検査を行ったところ、762人に

陽性反応が出たそうです。


販売元はこのデータをして「高い信頼性」とうたっています。


しかし・・・・HIVに感染しているのに陰性となった人が5人いる訳ですよ。

あなたはこれを「高い信頼性」と評価して、ご自分で使う気になれますか?


私は絶対にダメですね。使いたくないです。


何はともあれ、今回の唾液を検体とする新しい検査は、2012年には実用化されると書かれて

いるので、大いに注目したいと思います。


検出精度が現行の血液検査と同等以上で、しかも感染後すぐに検査可能であれば本当に

画期的ですね。


この唾液によるHIV検査がもっと詳しく知りたいあなたはこちらから。

⇒『唾液でHIV検査』



























最近見かけたネット上でのHIV検査に関する質問から。


『保健所でHIV検査を受けようと思っています。感染の可能性があった日からちょうど

3ヶ月が経ったのですが、正確に検査出来るでしょうか。

4ヶ月まで待った方が正確に検査が出来ると言うことはないでしょうか?』


こんなご質問です。


多くの保健所で行っているHIV抗体検査では、感染の可能性があった日から3ヶ月経過

した後に検査を受けるように案内されています。


それでご質問者さんは、ちょうど3ヶ月では危ないのではないか、4ヶ月まで待った方が

より正確ではないかと心配になった訳です。


結論から言えば、3ヶ月経過していれば全く問題なく正確な検査が出来ます。


そもそも、保健所の3ヶ月と言うウインドウピリオド(検査出来ない期間)の設定は、

かなりの安全率を見ています。


あなたや私が仮にHIVに感染したとして、その後に体内で作られるHIV抗体は生成時期に

個人差があります。


だから抗体生成時期の遅い人でも絶対に検査漏れのないウインドウピリオドが設定されて

いるのです。


ちなみに、全国の保健所のHIV検査の案内を見て見ると、今でも3ヶ月と言う設定が一番

多いのですが、中には2ヶ月と言う設定も目にします。


この2ヶ月と言う設定で検査をしている保健所が、3ヶ月と言う設定をしている保健所と

全く同じ検査方法なのかどうか、詳しいことまでは分かりませんが、たぶん同じだと

思います。


だとすると、実質は2ヶ月で正確な検査が可能であり、丸々1ヶ月がマージンと言うことに

なります。


現在のHIV抗体検査は第四世代と言われる検査方法で、HIV-1型であれば感染から

30日経過していれば検出が可能です。


ところが、HIV-2型の検出には90日(3ヶ月)経過していないと正確に検出できません。


日本国内では圧倒的にHIV-1型が感染源となっており、HIV-2型の感染事例は

まだ数件しかないはずです。


とは言え、HIV-2型の感染の可能性がゼロとは言えない訳で、依然として保健所での

ウインドウピリオドは3ヶ月と言う案内になっています。


もしも、あなたがHIV感染の不安があって、どうしても3ヶ月も待てないと言うなら、

まずは1ヶ月が経過してからHIV検査を受けてみることをオススメします。


そこで陰性であっても、100%安心は出来ませんが、感染していない可能性は大です。

少し安心、落ち着いて3ヶ月経過するのを待って、ダメ押しに再検査を受ければいいと

思います。


ただし、第三世代のHIV検査ではHIV-1型も3ヶ月が必要です。あなたが検査を

受ける保健所で確認してみてください。


HIV検査についてもっと詳しく知りたい人はこちら

⇒「第四世代HIV検査ってなに?」




















HIVに感染すると、90%の人は何らかの皮膚疾患を発症します。


今回はHIV感染と皮膚疾患の関係についてお話します。

情報元は「Visual Dermatology」(秀潤社)を参考にさせてもらいました。


私が自分のHIV感染を疑い始めたのは、帯状疱疹全身に出た発疹がきっかけでした。

どちらもHIV感染者に見られる皮膚疾患です。


HIVに感染すると免疫力が低下していきますから、帯状疱疹のように日頃は大人しくしていた

ウイルスが暴れ出して発症したり、あるいは、感染直後の高ウイルス血症として発疹が出る

こともあります。


あるいは、カポジ肉腫のように日和見感染症としてエイズ指標疾患に指定されている皮膚疾患

もあります。


この他に、HIVと重複感染の多い性感染症の症状として皮膚疾患が出ることもあります。


代表的な例として、梅毒による丘疹(盛り上がった斑点)やバラ疹と呼ばれる淡い紅色の
斑点などがあります。


あるいはこれも重複感染が多い尖圭コンジローマによる性器や肛門の周辺におけるイボなどが

あります。


実際には、ここに例として上げた皮膚疾患の他にも単純疱疹(単純ヘルペス)、

伝染性軟属腫(水いぼ)、口腔内カンジダ症、好酸球性膿疱性毛包炎、そう痒性丘疹など、

色んな皮膚疾患を発症することがあります。


これらの皮膚疾患の中で、HIV感染直後に発症する急性期皮疹は放置しても自然に治り

ます。


あなたが発症しても皮膚科に診てもらわないかも知れないし、仮に診てもらってもHIV感染を

疑うところまで行かない可能性もあります。


同様に帯状疱疹も皮膚科で治療してもらえば比較的簡単に治ります。

しかし、もしかしたらHIVに感染していることが原因での発症かも知れません。


単なる皮膚疾患だと思っていたら、実はHIVに感染していた、と言う事例があるのです。


「Visual Dermatology」に紹介されていた例として、東京医科大学皮膚科におけるデータが

あります。


2004年から2008年の間に診察を受けに来た人の中で、症状からみてHIV感染の疑いが

あったり、入院や手術前のスクリーニング目的でHIV検査を行った人は3,764人いたそうです。


そして、そのうち23人がHIV感染者だったのです。

陽性率は0.61%で、保健所で行われている抗体検査の3倍も高い数字となっています。


つまり、ただの皮膚病だと思って病院で診てもらったら実はHIV感染だった、と言う人が実際に

これだけいると言うことです。


同書の中でも専門医が指摘するのは、こうした皮膚疾患から早期にHIV感染を発見し、適切な

治療を行うことが非常に重要である、と言う点です。


いまやHIV感染は早期発見、早期治療によりエイズの発症を防ぐことが出来るようになりました。

よって、皮膚疾患からHIV感染を見つけることは大いに意義のあることなのです。


ただ、残念なことに皮膚科の医師が必ずしもHIV感染まで頭において診察してくれるかどうか、

それは分かりません。


事実、私の帯状疱疹を診てくれたクリニックの医師、全身の発疹を見てくれた総合病院の

医師は、どちらもHIV検査に言及することはありませんでした。


私自身がHIV感染の不安に悩み、自らの判断で検査を受けたのです。


確かに地方の皮膚科や、患者数の少ない皮膚科で実際にHIV感染者と遭遇する機会は少ない

と思います。


しかし、可能性が少ないからといって、全くないわけではありません。

私はたまたまHIV検査で陰性でしたが、陽性が出ていてもおかしくありませんでした。


あなたが何かの皮膚疾患で病院に行って診てもらうなら、HIV感染のことも頭の片隅には

置いといてください。


HIV感染はHIV検査を受けることでしか分かりません。

そして、早期のHIV検査があなたの命を救うことになるかも知れません。


もっと詳しく知りたい人はこちら⇒『HIV感染に伴う皮膚疾患』


携帯サイトもあります。⇒『HIV検査完全ガイド(携帯サイト)』















































HIV感染と結核の関係についてお伝え致します。


実は、HIVに感染していると結核を発症しやすく、逆に結核に感染しているとHIVにも

感染しやすくなることが分かっています。


日本における結核の感染者は世界的にみても非常に多く、罹患率はアメリカやカナダの
4倍以上、スウェーデン、オーストラリアの3.5倍となっています。


厚生労働省のデータによると、平成21年(2009年)に新規に結核に感染した人は
24,170人でした。


しかし、実際に結核菌に感染した人はもっと多いのです。結核菌に感染しても、すぐに

治療を必要とする活動性結核と、治療の必要がない不活性結核があります。


そして結核菌感染者の90%は不活性結核で発症しないのです。


ところが、HIVに感染していると免疫力が低下しているので、結核を発症しやすくなります。


結核研究所のサイト によれば、アフリカでの調査ではHIV感染者は未感染者に比べて
30倍から50倍も結核発症の確率が高かったそうです。


一方、結核菌に感染すると、体内ではCD4陽性Tリンパ球と言う免疫細胞が活性化されます。

そして、このCD4陽性Tリンパ球にHIVが感染するのです。


つまり、結核菌に感染している人はHIVにも感染しやすくなってしまうのです。


そして、HIVと結核の両方に重複感染すると、お互いに影響し合って重症化したり、病気の

進行が速まります。



この結核菌とHIVの重複感染について、世界保健機関(WHO)のデータがあります。


それによると、世界中で2007年に新たに結核に感染した927万人のうち、約15%に
当たる137万人がHIV感染者だったそうです。


そして結核による死者のうち4分の1に当たる45万6000人がHIV感染者だったことも
判明し、HIVと結核菌の重複感染が深刻化していると報告しています。


以上のように日本は結核感染者が多い国であり、HIVとの重複感染は非常に危険なのです。


活動性結核は23あるHIV指標疾患の1つに指定されています。


もっと詳しい情報が知りたい人はこちらから⇒『HIV(エイズ)検査完全ガイド』


携帯サイトもやってます。よかったらどうぞ。⇒こちらから





あなたはコンドームの正しい使い方をご存知ですか?


HIVはじめ、性感染症の予防の基本は何と言ってもコンドームの使用です。


でも、せっかくのコンドームも正しく使わないと効果を100%発揮しません。


そのコンドームの正しい使い方を教えてくれる動画があります。



動画サイト(you tube)はこちらから⇒『コンドームの正しいつけ方』


この動画は実践的であり、ホントにベッドの上で使える情報です。


「えー!そうやったん?」


きっと、あなたの知らないことも出てきます。


HIVにもクラミジアにも淋菌にも効果的なコンドーム。


これを機にぜひ正しい使い方を知って下さい。



もしもあなたが女性なら、あなたの彼にもこの動画を見るように勧めましょう。


あなたにも、彼にもとっても大事なことです。




さて、この動画を作ったのは、泌尿器科医・岩室紳也氏です。


岩室医師は若者向けに講演やメルマガ発行などを通して性感染症予防の啓蒙活動を

されています。


また、ホームページ にも沢山の性感染症予防、治療に関する情報があります。

ぜひ一度のぞいて見て下さい。


更に岩室医師はメルマガの発行もしています。


メルマガ登録はこちら です。発行周期は月刊となっています。


とても役に立つ情報が満載のメルマガなのでぜひ一度のぞいて見て下さい。




今回ご紹介した動画、本当は学校の性教育でこの辺まで踏み込んで欲しい。

私はそう思いました。




ではまた次回。