サルヒツの酒飲みライフ♪「大那 純米吟醸 那須五百万石 あらばしり生原酒」(菊の里酒造・栃木) | ひつぞうとおサル妻の山旅日記

ひつぞうとおサル妻の山旅日記

ひつぞうです。
おサル妻との山旅を中心に日々の出来事を綴ってみます。

サルヒツの酒飲みライフ♪【第252回】

大那 純米吟醸 那須五百万石 あらばしり生原酒

 

製造年月:2024年1月

生産者:菊の里酒造㈱

所在地:栃木県大田原市

タイプ:純米吟醸 あらばしり生原酒

使用米:栃木県那須産五百万石100%

精米歩合:50%

アルコール:16度~17度

杜氏:阿久津信氏

販売価格:1,700円(税別)

※特約店・季節限定販売品

 

※味覚の表現は飽くまで個人的なものです


ひつぞうです。今夜の酒は栃木の大那。二年半前に恵比寿の鮨屋天川で頂いて覚えました。ある意味僕にとって日本酒の原点かも知れません。全国数多の酒を知ったのちに改めて家飲みしよう。そう決めてようやく我が家にお招きです。以下、テイスティングメモです。(3月1日賞味)

 

★ ★ ★

 

ということで大那である。菊の里酒造の創業は1866(慶応2)年。銘醸蔵ひしめく栃木県。旨い酒であるのは当然かも知れない。大那の何が好きかと問われば、その表ラベルの美しさを第一に挙げてしまう。邪道は承知のうえで。その道で知られた書家の作と思しき美しい筆脈。酒質に合わせたカラーバリエーションもいい。つい、手に取りたくなる。

 

 

今回選んだのはピンクラベルのあらばしり。愛山かと思ったら、五百万石。しかも那須産。那須で五百万石は意外だった。

 

 

出荷から賞味までやや時間が経っているが、左程気にしなくてもいいだろう。

 

 

注いだ当初はガスつきはゼロ。やや黄色味を帯びて見えるが照明のせいだろう。口に含むと薔薇のような湿り気を帯びた、芳しくも艶美な香り。余韻は長く留まることを知らない。だが、そこは冬の酒。サラリとしてキレもいい。

 

「これ、本当にあらばしり?」サル

 

と疑うほど苦味と渋味が希薄だったが、次第にジュワジュワとジューシーさ、そして苦味も現れてきた。スタートが冷えすぎだったのかもしれない。二年半前に頂戴したのは秋あがり。印象はまるで違った。

 

 

鶏つくね団子チーズ入り

 

最初は香り主体だったのでつくねの主張にやや負け気味(笑)。そのつくね。ひじきやブロッコリーなどで嵩増ししてある。赴任先から戻ってからの遅めの酒宴。だから酒肴もヘルシー志向。ただ食べ過ぎては元の木阿弥。

 

「ゆっくり食べてにゃ」サル 早食い過ぎだよ

 

 

鮭の粕漬炙り

 

いい酒粕を使うと魚特有の臭みも消える。鮭はパリパリの皮が旨い。

 

「焼き魚は皮が命だの」サル

 

 

やはり、ガスは抜け気味だったのだろうか。どうしても購入後一週間以上隔てての開栓が普通になった今、贅沢は言えない。むしろ、計算外の発見があって良いのかも知れない。そんなくだらないことをお迎えした大那を前に思った。いい夜だった。

 

(おわり)

 

ご訪問ありがとうございます。