サルヒツの酒飲みライフ♪【第250回】
珠韻 生酒
製造年月:2024年1月
生産者:㈲秀鳳酒造場
所在地:山形県山形市
タイプ:生酒
使用米:非公開
使用酵母:非公開
精米歩合:非公開
アルコール:17度
杜氏:相田勝之氏
販売価格:1,500円(税別)
※特約店季節販売品
※味覚の表現は飽くまで個人的なものです
ひつぞうです。今夜の酒は山形の秀鳳酒造場が醸す珠韻(しゅいん)。ひさびさのフルシークレットのレア酒を入手しました。長らく探し続けただけに愉しみ。以下、テイスティングメモです。(2月18日賞味)
★ ★ ★
1890(明治23)年創業の秀鳳酒造場は山形市内の東方、蔵王連峰の麓に蔵を構える。やや甘口の看板銘柄《秀鳳》が人気だ。
(ネットより拝借いたしました)
しかし、僕の狙いは特約店とのコラボで誕生したという稀少銘柄《珠韻》。たまたま通りかかった地方の特約店で見つけた。運が良かったとしか言いようがない。
しかも冬場ということで生酒だった。
本当に何も書いていない。精米歩合すら判らないが、規格外米を使っていることはネット情報で確認済み。だが好適米の純米吟醸に引けを取らないという。にもかかわらず、お値段は破格の1,500円(税別)。果たしていかに。
「注いでみよう♪」
生酒を謳いつつ無濾原的なシュワシュワ感は希薄。むしろ見た目は火入れのようなとろみを感じる。
水仙やスミレのようなフローラルな含み香が最初に現れた。予想外にも苦味や渋みはなく唯ひたすら甘い。秀鳳=甘い。それは認識しているが、ハイスペックラインだけに違う造りを期待していた。山形らしく米の甘味は大切にするものらしい。次第にアルコールのパワーが浮上。クリアな印象を残して終了。
「違ったみたいね」 ひつの妄想と
しかしこれで1500円は廉いよ。良い買い物だった。
「おサルは甘いお酒はちょっとにゃあ」
でも今夜の食事には合うんじゃない?
フランスの冷食専門店Picard(ピカール)の低温調理の鴨肉ロースト。
「付け合わせにアボカドと海老のサラダをどうぞ」
どうよ。
「あうにゃ」
鴨に赤ワインは鉄板だけど日本酒もいいでしょ。
米の甘味と華やかな香りが躍る一本。どことなく(宮城の酒にも似て)端正で清澄な、食中酒向きな印象だった。またひとつレア酒に出逢えた。
「ごっそさん」 すまんね、奢られてばかりで
(おわり)
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