サルヒツの酒飲みライフ♪【第235回】
而今 大吟醸 山田錦 一回火入れ
製造年月:2023年11月
生産者:木屋正酒造㈱
所在地:三重県名張市
タイプ:大吟醸(アル添)
使用米:三重県産山田錦100%
精米歩合:40%
アルコール:16度
杜氏:大西唯克氏
販売価格:5,500円(税別)
※特約店販売・季節限定品
※味覚の表現は飽くまで個人的なものです
ひつぞうです。もはや而今バブル(笑)の七本目。今回は大吟醸。箱入りということは本来贈答品なのでしょうね。もちろん自分で飲みますけど。モノは年明け前に頂戴した大吟醸斗瓶取りとほぼ同じスペック。違いは搾り方と度数が若干低いだけ。さすがに両方ゲットした時は特約店の女性に「豪勢ですね」と笑われました。以下、テイスティングメモです。(1月3日賞味)
★ ★ ★
一月三日の東北旅行から帰宅した夜。なにか飲もうということになった。愉しい旅行であっても疲れは隠せない。当然手間のかかる食事は所望できない。ということで酒を主役に立ててみた。
化粧箱も立派。黒地に白の文字が鮮やか。
取り出すと不敷布に包まれた四合瓶が登場。
すみません。こんな普段飲みに付きあってもらって。
「なにお酒に平身低頭してるのち?」 また同じことやってる
令和五年度の全国新酒鑑評会で金賞受賞した銘品。
ということで早速注いでみる。
「違う形のグラスとか工夫すればいいのに」 使えないヤツだ
ごめん。運転で疲れて智惠が回らなかった。
前回の斗瓶取りの反省から、少し温度をあげてみた。それが功を奏したのか、フルーティな上立ち香がふわりと漂ってきた。味わいは濃密でとろりとした舌触り。そして、アフターの力強さ。ガス感や苦味など新酒らしい特徴はない代わりに、アル添酒の(いい意味での)特徴が綺麗に纏められていた。
「うむ。毎度のことながら旨い」
そのうち舌にざらりと触る渋みが出てきたところでフィニッシュ。
「じゃ御飯にしよう」 スキヤキだよ
時間がかからなくていいね。
杏仁豆腐も顔負けのシルキーな宮城県産の絹豆腐がフワトロ。卵も極上品だ。
そのうち酔いが回り始めたせいだろうか、シュワシュワした舌触りが増していった。ゆっくり眠れそうだ。
「愉しい夢をみよう!」
(おわり)
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