旅の思い出「裏磐梯・五色沼」(福島県) | ひつぞうとおサル妻の山旅日記

ひつぞうとおサル妻の山旅日記

ひつぞうです。
おサル妻との山旅を中心に日々の出来事を綴ってみます。

五色沼(磐梯朝日国立公園)

 

往訪日:2023年9月1日

所在地:福島県耶麻郡北塩原村檜原剣ヶ峯1093‐341

アクセス:磐越道・猪苗代磐梯高原ICから約17㌔

駐車場:約150台(レストハウス他との共用)

※住所は「ギャラリー五色」を基準にしました

 

《来てよかった…》

 

ひつぞうです。那須芦野を後にして再び高速道路で一路裏磐梯を目指しました。投宿まで時間があるので一度も訪れたことのない五色沼をトレッキングすることに。登山では何度も来ているのですが(笑)。以下、往訪記です。

 

★ ★ ★

 

1888年に発生した磐梯山の水蒸気大爆発によって、裏磐梯の高原湖沼地帯が形成された。点在する大小幾つもの湖沼は、流れ込む鉱物の影響で様々な色を見せる。ついた名前は五色沼。とりわけ大きな毘沙門沼から柳沼まで約4㌔。片道ゆっくり歩いて一時間のコースだ。

 

 

毘沙門沼の駐車場にとめた。平日ながらそこそこの観光客がそぞろ歩きしている。

 

 

大抵の客は毘沙門沼の北端まで歩いて周回するパターンらしい。復路はバス利用で戻る方法もあるが便数に限りがあるのが痛い。

 

 

まずは毘沙門沼。紅葉にはまだ早いが、天気は最高。磐梯山が綺麗に見えていた。ある客が「こんなに地味だった?もっと綺麗だった気がする」と頻りに訝しがっていたが、他の沼と勘違いしているのではないだろうか。五色沼はいずれも地下や水流で繋がっていて止水ではない。なので透明度も高いんだ。

 

「十分美しいにゃ」サル

 

 

少し角度を変えて。熊との出合頭が怖いが、これだけ観光客が行き交っていれば大丈夫だ。

 

 

北端の辺りから見返す。なかなかの景色。安山岩の岩がゴロゴロしたアップダウンのある沼縁の道が続く。

 

「歩きにくい」サル

 

おサルは普通のサンダルだしね。ゆっくり行こう。

 

 

赤沼に到着。

 

 

「赤いか?」サル

 

沼そのものは少し黄緑がかった色。水草の根には確かに赤い藻のようなものが。鉄分を好む嫌気性の藻類が繁殖しているのだろう。この先急激に人の気配が薄れて、代わり映えのしない寂しい山道が続く。

 

 

みどろ沼に到着。

 

「“みどろ”ってなに?」サル

 

水泥深泥から来ているのではないかな。どちらにしてもハマると怖い沼のイメージだよね。

 

 

「色は綺麗だよ」サル 淡いモスグリーンで

 

 

ひさびさのトレッキング。日陰は涼しくて気持ちいい。そして、いよいよ一番の見どころへ。

 

 

弁天沼だ。この先に展望施設があるけど一番湖面に近寄れるのはココ。

 

 

ちょうど凪いでいて景色が逆さまに映っているよ。

 

 

「いいにゃあ♪」サル サイコー

 

山に登ってばかりで、毎回すっ飛んで帰っていたから。

 

 

確かにこの沼が一番絵になるね。人も少ないし。

 

 

柳沼の方へ回り込んでいくと標識と白い木製の展望台があった。

 

 

むー。さっきの方が良く見えていたような。吾妻連峰が借景になってはいるが。

 

「手前の葦原が邪魔だの」サル

 

次のるり沼青沼までは訳はない。

 

 

るり沼到着。ここまでくると柳沼側からの観光客がグンと増え始める。

 

 

沢の水が赤い。磐梯山は鉄分が豊富なんだよね。

 

「源流に銅沼ってあったよにゃ」サル 磐梯山に登った時に見た

 

覚えているじゃん。

 

 

「うつくすぃ~♪」サル

 

 

本当に瑠璃色だね。

 

 

「こっちは地味だにゃ」サル

 

なんかおサルが巨大に見える…。写り方の問題なんだろうけど。

 

 

湿原化が始まっているようだな…。

 

ここまでくると柳沼まで行くしかないね。

 

「途中で引き返すって言ったじゃん!」サル 戻りたくない!

 

 

ゴールでーす。

 

 

ここが一番“沼”って感じでオドロオドロしかった。色も抹茶色だし。

 

 

写真を撮りながら、かかった時間50分。磐梯物産館まで来てしまった。

 

「ヒツが車を回収に行けばいいんじゃね」サル

 

そういうことになるよね。

 

即座に走って車回収に向かう。緩いアップダウンとカーブが続くので、足許と対向車に注意して。もちろん歩行者帯は確保されている。復路は20分。線形的にはトレッキングコースより大回りだが、さすがに道がいい。あっという間だった。その代わり汗だく。

 

「宿でシャワーお浴び」サル

 

ということで今宵の宿に向かったのだった。

 

(つづく)

 

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