【参院選終了、しかし原発再稼働は国政では決まらない】

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もんじゅ君

参院選が終了して、「もんじゅ君、自民党が勝って残念だったねぇ」とたくさんの方にいわれました。

ボクは高速増殖炉として、つねづね
「はたらきたくないよ」
「おしごとやめたいよ」
と後ろ向きの発言をくりかえしています。

なので、原発をぶんぶん再稼働していくつもりの自民党さんが大勝したことはたしかに残念なことかもしれません。

しかし、ものごとには期待値というものがあります。

選挙期間中、ずっと「自民圧勝」ときかされてきた以上これはさほど驚きのある結果ではなく、残念というよりはひとつのできごとが終わって落ち着いた感じさえします。

(選挙期間中、脱原発を掲げる候補のごく一部には極端な言説に走る人もいたため、十把一絡げに「脱原発=極端」というイメージがひろまったら悲しいなぁ、とハラハラしていたというのもあります。
それが終わったことにはちょっとほっとしました。)

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ところで、もし「衆参のねじれもなくなり、自民党が両院で与党になった。
これでどんどん原発再稼働がすすんでしまう」と思っている人がいたら、ちょっと思い出してみてほしいのです。

去年の福井県の大飯原発3号機、4号機の再稼働の「決定」について憶えているでしょうか?

あのとき、再稼働の決定を最終的に出したのはいったい誰だったのでしょう?
誰のゴーサインが最後の決め手だったのでしょうか。

内閣でしょうか?
経産省でしょうか?
関西電力でしょうか?
福井県でしょうか?
敦賀市でしょうか?

これがほんとうにわかりにくいのです。

再稼働に、正式に「ゴー」を出すためにあのとき、予定されていなかった会合や会談が何度もひらかれました。

それらの打ち合わせではなにが話されていたのでしょうか?
もしかして、なにも話されていなかったのではないでしょうか。

きっと、「話し合いの場を持った」という事実そのものをつくるためになんども会合が重ねられたのです。

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はたしてほんとうに動かして大丈夫なのか?

直下型地震がきたときに耐えうるのか?
過酷事故が起きたときに対応できるのか?
重要免震棟は?
防潮壁は?
住民の避難は?
ヨウ素剤の配布と服用は?

そもそも、電力はほんとうに足りないのか?
(ちかごろでは、二度の夏と冬をすでにすくない原発で乗り切ってしまったため、足りないという話さえもしなくなってきました……)

こういったたくさんの疑問に対して、当事者であるはずの内閣も、所轄官庁も、事業者も、自治体も、みんな自信をもって答えることができません。

だから、再稼働に責任をもちたくない。

だけど、再稼働はしたい。

その矛盾した思いがなんども繰り返された話し合いにあらわれていたのだと思います。

みなでパスを回しまくり、もつれこむようにして再稼働というゴールへなだれこんだためにだれがシュートしたのかわからない、という作戦です。

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北海道の泊原発、福井の大飯原発、高浜原発、愛媛の伊方原発、佐賀の玄海原発、鹿児島の川内原発、これらの6原発、12基の原発についてこれから原子力規制委員会による再稼働の審査が始まります。

当初は、1基あたりすくなくとも半年から一年程度の審査期間が必要で同時には3基程度しかすすめられない、という話でした。

しかし、再稼働の申請時には北海道電力の副社長が「冬の需給は厳しく、1基でも稼働できれば」

関西電力の常務が「できれば全部同時に審査していただきたい」

と語るなど、電力会社も自民党政権になってからは強気で前のめりの姿勢を強めています。

どれくらいの時間がかかるのかはわかりませんがはやければ冬をむかえる前に「再稼働してもよい」というお墨付きを与えられた原発がでてくるかもしれません。

しかし、それはイコール、再稼働を意味するわけではありません。

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原子力規制委員会が審査をして「ノー」がでれば、それはあくまでも「ノー」です。

基準を満たしていないのだから、そんな原子炉は運転できません。

しかし原子力規制委員会の「イエス」はそのまま「イエス」ではありません。

物理的に「イエス」だ、という判断は出せても規制委員会が再稼働の政治的な責任まで負うわけではないからです。

2012年夏の大飯原発再稼働でそうであったように原発立地県の知事は「しっかりと総理に責任を持って再稼働をすすめていただきたい」というような表現で「あくまでもこれは国の決定、国の責任なんですよね。
県はお国のために電力を供給するのです。
運転についての決定責任はないのです」

とアピールしながら、再稼働へのゴーサインをねだるのではないでしょうか
(自治体の首長さんへの意地悪な表現になってしまってごめんなさい)。

そのとき、立地自治体ではどのような反応が起こるのか?

なにも起こらないのか?

それとも
「事故が起こらないと確約できるレベルになるまではやめてくれ」
「万が一、事故が起きたときの事故収束と避難のプランを示してくれ」

というふうに、再稼働にストップをかける抗議運動がでてくるのか?

そこが再稼働のいちばんのポイントなのではないかと思うのです。

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日本は、国としては脱原発を決めていませんがいまはほぼ事実上、脱原発を果たしてしまっています。

50基ある原発のうち、もうずっと1年以上、関西電力のもつたったふたつの原子炉しか動いていません。

北海道電力、東京電力、中部電力、中国電力、四国電力、九州電力の供給エリアではすでに1年以上の脱原発の実績があるのです。

関西電力についても、稼働している大飯2基がなかったとしても2012年夏の需要は満たすことができた(=もし原発がなくても、一年でいちばん電力の必要になる季節でさえ足りていただろう)と当の事業者が昨年の秋にみとめています。

歴史的で感動的な政治的決定などなくてもこの「事実上の脱原発状態」をいかにずるずるとなんとなくつづけていけるのか、事実上の「なくても足りてしまっている」期間をのばしていけるのか、はじつは個別の立地自治体の態度にかかっているのではないかと思います。

だから、原発再稼働は国政では決まらないのです。

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たとえば県知事がしっかりと事業者である東電への不満、不信を口にしている新潟県。

けっきょく東電は柏崎刈羽原発の再稼働申請をまだ出せていません(参院選後には出すという見方もありましたが、どうでしょうか)。

県知事がアピールするだけで、もう再稼働申請のハードルはぐっと上がるのです。

県知事がそうでなくても、再稼働の申請がみとめられたあとでもそういった局面はいくつもあるはずです。

ひとつひとつの原発をかかえる町を、市を、県を、いかに原発なくてもやっていけるように応援していけるのか。

いざ再稼働がさしせまったときに、「ほんとうに危なくないのか?」という疑問をいかに地域の内側から効果的にアピールし、日本全国にむけて発信することができるのか。

そういうところで再稼働のじっさいはきまっていくのではないでしょうか。

だからいまの状況では、衆院選や参院選といった国政選挙で再稼働が決まるわけではないのです。

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脱原発は、安全とか被曝とか放射能といったキーワードだけではある程度までしかすすめないかもしれません(もちろんそれらのトピックはほんとうに大切なことです)。

脱原発は、エネルギーの問題でもありますが、原発をかかえる新潟や福井のような立地自治体にとってはまさに「おさいふ」の問題でもあります。

これまで原発にともなう交付金や寄付金で財政をたすけられてきた自治体がどうやって納得感をもってそれとバイバイすることができるのか(現実的には代わりのお金が必要でしょう、そしてそれこそ国政が決めることでしょう)。

今回の参院選、都市部では脱原発候補が躍進しました。

都会にはあれだけの数の危機感を持つ人たち、候補に共感する人たちがいて投票というアクションを起こしたのだ、ということにボクは驚きましたし、とてもすごいことだと思います。

そういったうねりがどうすれば立地自治体の「背に腹は代えられない」「でもやっぱり心配。こわい」というリアリティのある気持ちと結びついていけるのか、(それともそのふたつはやっぱり別のものでいっしょにはなれないのか??)いまはそれが気になっています。

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原発の問題は「都会といなか」の問題でもあります。

電気をつくる工場を「これはあぶないから、都会から離れてる場所、でも運ぶのにはちょうどいいくらいの場所につくろうよ」と、

福島とか新潟とか福井といった大規模消費地から「遠すぎないいなか」にいくつも建てたのです。

そして、その県のなかでもとくべつ人のすくないあんまり産業のないところを選んでその工場は建ちます。

「都会が原発をいなかにおしつけた」というようなことをよくいうけれどもいなかの中にも、さらに都会といなかがあるんです。

原発銀座は福井の中でもとくにいなかのほうにあるからおなじ県内でも、遠くの県庁所在地あたりの人とかはあんまり原発のことを気にしていなかったりします。

原発にはそういった「都会/いなか」の関係が何重にも入っています。

原発事故が起きていまだ収束せず2年と4か月、昨夏の首相官邸前など、再稼働への抗議行動の盛り上がりから1年。

もしかして脱原発をめざす動きのなかじたいにもまたしても「都会/いなか」の対立ができてしまうんじゃないだろうか……。(杞憂だったらいいと思いますが)

なるべく多くの人たちで問題意識をシェアしていくにはどうしたらいいんだろう、と考えた参院選の期間でした。

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原発再稼働で「地元」が期待する原発マネー。
しかし、その原発マネーは、一般電気利用者が電気料金として支払っている事を忘れないで欲しい。

リスクを伴う原発マネーより、安全な代替マネーがあれば「地元」も原発はいらないとなるののでは?

雇用にしても廃炉に伴う雇用と、その間に代替エネルギーの構築で新たな雇用を生み出す事も出来る。

ただ、それも国策として脱原発を宣言しなければ始まらない話しだ。

安倍首相は、もはや電力逼迫とは言わない。「安定的な電力供給…」しか出て来ない。

今現在でも電力は安定しているのに…

【古賀茂明氏 電力会社が節電キャンペーンをしない理由を明かす】

NEWS ポストセブン
[7/24 07:06]

記録的な猛暑が続く日本列島。

ところが、昨年までとは一転、意外なほど「節電」のかけ声が聞こえてこない。

なぜなのか──。

「実際に電力は足りているし、電力会社としても本音では節電キャンペーンはやりたくないんです」

と、明かすのは、元経済産業省職員の古賀茂明さん(57才)だ。

「たしかに震災直後の2011年の夏は、突然原発が止まり、火力発電の設備も被害を受けたので、東京電力は大変でした。
しかし、2年目になると、小さな火力発電施設の電力を集めるなどして、電力不足をなんとか解消したんです」(古賀さん)

この間の節電キャンペーンで、家庭でも企業でも節電が進み、企業では自家発電を導入するところも急増。

結果、この夏の猛暑日でも電力受給に10%以上余裕がある状態が続いている。

「だから、この夏に電力が足りなくなる可能性はほとんどありません。
原発の数が最も多い関西電力を中心に、電力各社は原発を動かしたいので、“電気は足りています”とは言いたくない。
しかし、原発を再稼働させると電気が余ってしまうから、実はどんどん使ってもらいたい。
節電をお願いしますと言いながら、本気で節電を要請したくないという、ジレンマに陥っているんです」(古賀さん)

もちろん、エアコンの使用を我慢しすぎて熱中症になるような節電は無用。

“ほどほどの節電”でも、原発の再稼働なしでやっていけるのだから。

※女性セブン2013年8月1日号










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経団連の米倉会長から「世界一安全な原発」と、お誉め頂いた浜岡原発。
その浜岡原発を世界一危険な原発だと停止させた菅直人(元)首相のブログから…


◆菅直人オフィシャルブログ「今日の一言」◆

【原発事故に関する異なる二つの考え方】

13/07/18

原発事故に関する異なる二つの考え方。

参院選3日目の7月6日、私は比例候補のツルネン・マルテイさんと浜岡原発の見える場所で遊説を行った。

遊説前に、浜岡原発に併設された原子力館を訪問し、中部電力の担当者から説明を聞いた。

津波を防ぐ堤防工事や高台に電源を設置したといった福島原発事故を想定した浜岡原発の改良工事について詳しく説明してくれた。

説明が終わったところで私から一つだけ質問した。

「福島原発事故と同程度の事故が浜岡原発で起きた場合、何人の避難が必要となり、近くを通る新幹線や東名高速を含め、経済活動にどういう影響が出ると想定していますか」

という趣旨の質問だ。

当然の質問だ。

しかし、中電の担当者は「それは防災計画の問題で、私たちは事故を防ぐために努力している立場です。」と、口を濁した返答しか返ってこなかった。

このように原発事故に関する第一の考えは。

事故が起こる原因をできるだけ少なくすれば、原発を稼働させてもよいというものだ。

それに対して第二の考え方は事故が起きた時の人的、経済的被害が大きいと予測される場所の原発は稼働させない、作らないというものだ。

今年6月、米国カルフォルニア州のサンオノフレ原発の再稼働に反対する市民グループから呼ばれ、集会に参加したNRCの元委員長のヤツコ氏と話す機会があった。

彼は原子力技術者だが、今は第二の考え、つまり事故が起きた時に大きな被害が予想される所では、原発を稼働させないという、立場に立っている。

そして、集会の2日後、サンオノフレ原発を所有する電力会社がサンオノフレ原発の廃炉を決めた。

残念ながら我が国では、原発の可否に関して、事故の可能性が高いか低いかが議論の中心で、事故が起きた時の被害が大きいかどうかが判断の基本になっていない。

事故は必ず起きる。

それが何時、何処で起きるかは分からないが何時か、何処かで起きることは間違いない。

人口が稠密な日本に原発が稼働できるところはない。


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日本は、福島第一原発事故を経験して原発に絶対安全は無いと分かったはず。

規制委員会の新基準により原発事故は無くなると考える事は、以前の原発安全神話を信じる事と同じだ。

原発事故が起きたら多くの被害・避難者が出る。

そのリスクを背負いながらも本当に原発を動かす必要があるのか!?

何十万人もの避難計画を立ててまで原発を動かす必要があるのか!?

特に南海トラフ巨大地震の震源域真上に建つ浜岡原発は、活断層の真上に建つ原発より危険だ。

百歩譲って事故が起こるか起こらないか半々としても一か八かの賭けと同じ。

中部電力管内は、浜岡原発が停止してから、一度たりとも電力不足に陥った事も無ければ節電要請すら無い。

一か八かの賭けを行うにはリスクが高過ぎる。


浜岡原発を廃炉にして跡地に風力・太陽光・潮力などの複合発電所を建設すれば地域活性化にも繋がり雇用も経済も潤う。

何よりも環境に優しい日本最大の複合再生可能エネルギー発電所になる。


ただ、原発マネーは無くなるが…


浜岡原発は、南海トラフ巨大地震以外にも懸念材料は多い。


【燃料集合体カバー21本に欠損 浜岡原発】

中日新聞
2013年7月18日
20時09分


 中部電力は18日、浜岡原発(静岡県御前崎市)2~5号機の原子炉や燃料プールにある燃料集合体を覆う金属製カバー(縦横14センチ、全長4・2メートル)のうち、使用済みの21本に欠損を見つけたと発表した。

製造時の溶接作業で、加熱しすぎたことなどが原因。

原子炉や燃料集合体への影響はないという。

 欠損があったのは、カバー上部で燃料集合体を固定する金具の一部。

中電は計9435本のカバーを調べた。

欠損の長さは最大3・6センチ。

再発防止のため、金具取り付けの溶接方法を改善するよう製造会社に求めた。

 東北電力女川原発(宮城県)で欠損が見つかったのを受け、国が昨年8月に全国の電力事業者に調査を指示していた。

中電は今後、残る3号機の原子炉内のカバーも調べる。


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トラブルには事欠かさない浜岡原発。

加えて南海トラフ巨大地震の懸念。

世界一危険な原発と言われるのも当然だ。

そんな、浜岡原発が事故を起こせば直接被害を被る人達は黙ってはいられない。

原発マネーより安全・安心を最優先させるまともな人達の控訴審が行われている。


【浜岡原発控訴審 1年ぶり口頭弁論 東京高裁】

静岡新聞
(2013/7/19 7:52)

 中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)は巨大地震に耐えられないなどとして、市民グループが同社に同原発1~4号機の運転差し止めを求めた訴訟の控訴審口頭弁論が18日、東京高裁(滝沢泉裁判長)で約1年ぶりに開かれた。

今月施行された原子力規制委員会の新規制基準への中電の対応をめぐって双方が主張を展開した。

 原告側は、新基準の「耐津波設計方針の審査ガイド」で、南海トラフから南西諸島海溝沿いの領域で参考値として最大マグニチュード(M)9・6の地震が想定されている点を指摘し、「浜岡原発付近で42メートルや63メートルの津波高になる可能性があり、中電側が建設中の海抜22メートルの防潮堤では防げない」と主張した。

 これに対し、中電側は新基準への適合に向けた取り組みとして、基準地震動の策定などを行う方針を法廷で説明した。

津波対策について会見で「津波の発生源となる波源域について、複数の専門家の意見を参考に、その時々の最新の科学的知見に基づいて評価し、適切な対応を取る」と述べた。

 滝沢裁判長は中電側に対し、「どのような地震や津波を根拠として、対策を取っていくのかその手順を明らかにしてほしい」と求めた。

 弁論後に進行協議が行われ、来年7月までの期日予定を決めた。

証人尋問は今秋以降になる見通し。


【敷地内断層の地質調査=浜岡原発、年度内に―中部電力】

時事通信
[7/26 16:06]

中部電力は26日、浜岡原発(静岡県御前崎市)の敷地内を走る断層に関連した地質調査を行うと発表した。

経済産業省原子力安全・保安院(当時)が昨年、関連データを拡充するよう要請したことを受けた。

来年3月末までに終える予定。

同社によると、原子炉建屋の北側5、6カ所でボーリング調査などを行って地層を観察し、断層が後期更新世(約1万~13万年前)の地層を動かしていないか確認する。


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浜岡原発敷地内には4~5本の断層が走っている。
南海トラフとの関連が疑われる。

浜岡原発が事故を起こせば約96万人が避難を余儀なくされる。


中部電力のわがままに約96万人が故郷や住む場所を奪われる事は絶対に許されない!!


いったい約96万人が何処へ避難出来ると言うのか!?


【浜岡避難計画めど立たず】

中日新聞
2013年7月9日



◆対象11市町96万人 南海トラフ想定過酷

県が示した広域避難計画のたたき台。

「今後、調整の上、記載」との記述が目立つが、めどは立たない

 八日施行された新規制基準とともに、原発の安全を担保する「車の両輪」と例えられるのが、事故に備えた地元自治体の地域防災計画だ。

福島第一原発事故を教訓に、県境をまたいだ広域避難の体制づくりが新たに課されたが、中部電力浜岡原発を抱える静岡県では、策定のめどすら立っていない。

巨大地震との複合災害という過酷な想定の下、全国最大級の周辺人口を抱え、避難先の確保などに苦慮しているためだ。

 「他とはあまりに条件が違う」。

県原子力安全対策課の杉浦邦彦課長は浜岡をめぐる特殊性をこう指摘する。

 県は緊急防護措置区域(UPZ)に原発の半径三十一キロ圏を定めた。

半径五キロのPAZ(予防的防護措置準備区域)を含む圏内人口は十一市町の計八十六万人。

これに対し広域避難計画では、境界上の自治体の要望を受け、十一市町の全住民計九十六万人を対象にすることにした。

UPZ内人口が九十四万人と全国最多の東海第二原発(茨城県)に匹敵する。

 さらに避難計画を難しくするのが、県内の犠牲者が最大十万五千人と試算される南海トラフ巨大地震だ。


県は愛知、三重、岐阜、長野、山梨、神奈川の六県を広域避難先の候補とし、受け入れてもらえる人数などを近く照会する。

ただ、巨大地震が起きれば六県も甚大な被害が予想されるため、場合によっては六県以外にも範囲を広げて避難先を探さなければならないという。

 避難先を確保できたとしても、九十六万人の県外避難には何重もの壁が立ちはだかる。

 県は避難手段について対象人数の多さから「自家用車を主体にせざるを得ない」(杉浦課長)との立場だが、秩序立った避難ができるかどうか懐疑的な見方も根強い。

避難時に放射性物質の汚染状況を調べるスクリーニングの場所や手順も決めなければならない。

 原子力規制委員会の田中俊一委員長は「地域の方が安心できるかどうかが(原発再稼働の)大きな条件になる」と地域防災計画の重要性を強調する。

ただ、杉浦課長は「広域避難計画は国が自治体に丸投げしている。
県境を越えた避難になる以上、国が仕組みづくりをしてくれないと…」と漏らした。


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原発事故による放射性物質の拡散は、中部電力ほどのんきでは無い!!

事故発生から1時間以内にはUPZ半径30km圏内に襲い掛かる。

しかも、巨大地震により道路は寸断され倒壊した建物が道路をふさぐ。

そこを96万人が県外へ避難など出来る訳が無い。

静岡県は、福島(浜通り)と違い北側は、3000m級の南アルプスに遮られ北へ逃げる道は、3本程度しか無い。

西は愛知県で同じく南海トラフ巨大地震で甚大な被害が予想され大集団移動は不可能。


東は、富士山が噴火すれば完全に逃げ場を失う。

たとえ富士山噴火が数日~数週間後だとしても放射性物質は、偏西風に乗り関東まで到達する為、東へは逃げる事が出来ない。


96万人の数字は、30km圏内と境界上の自治体を含めた数字だが、放射性物質の拡散次第では、東の静岡市や富士~沼津市に及ぶ。

静岡県内だけでも96万人を越えるのは確実で神奈川県や東京都まで拡散するシミュレーションから民族大移動となる。


静岡県と関東は、浜岡原発と共に壊滅するしかないのだ。


これ程のリスクを背負いながらも浜岡原発を存続させる意味があるのか!?

いったい何の為に!?


浜岡原発を存続させたい理由は、中部電力と原発マネーを守りたいだけなのだ。



*~拡散・転載希望~*


世界一危険な浜岡原発を廃炉にする為に…

私達の安心・安全な暮らしを維持する為に…

静岡県及び近隣・関東に大量の放射能を撒き散らさない為にも…

静岡県(川勝)知事あての意見を全国からも募集します。


※浜岡原発に対する意見


浜岡原発の危険性から再稼働は、あり得ない!

浜岡原発全ての原子炉を即時廃炉へ。


川勝平太知事宛てにメッセージを届けましょう。

浜岡原発事故が起これば被害を受けるのは、静岡県だけでは、ありません。

県外からのメッセージもお願いします。


◆川勝平太知事宛てメッセージ◆


送付方法:fax 054-221-2164

TEL 054-221-2202

手紙 〒420-8601

静岡県 葵区 追手町 9番6号

静岡県庁 静岡県知事 川勝平太


知事への意見箱

http://www.pref.shizuoka.jp/governor/mailbox.html


より多くのご協力お願い致します。


[浜岡原発をとめる裁判の会]

http://www.geocities.jp/ear_tn/


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福島第一原発事故に伴う汚染水の海洋流出が大きな波紋を呼んでいる。
安全認識の甘さが疑われる東京電力!!


【福島第1原発地下水流出、現場と東電本店で情報共有不備 負の連鎖続く】

MSN産経ニュース
2013.7.25 13:20


汚染地下水の流出が判明した東京電力福島第1原発。


 東京電力福島第1原発で汚染された地下水が海へ流出した問題で、現場と東電本店との情報共有の不備によって海洋流出の判断が遅れた状況が浮かび上がってきた。

東電は放射性物質の漏洩(ろうえい)は港湾内の一部にとどまると強調するが、操業再開を目指す地元漁業関係者のショックは大きく、風評被害が拡大すれば復興が遠のく懸念もある。

事故から2年4カ月がたつ中、再び東電の安全意識が問われている。

 「福島第1原発は戦後でいうと、戦後処理というぐらい大変な状況で、いろんなことが起こっている」。

原子力規制委員会の田中俊一委員長は24日の定例会見で、事故収束作業の迷走ぶりをこうたとえた。

 海水の放射性物質濃度が上昇し始めたのは5月中旬。

だが、今月22日までの約2カ月の間、東電は海への流出に対し慎重な態度を示し続けた。

東電が雨量や潮位の分析作業に着手したのは6月下旬。

規制委の会合で潮位の干満との関係を指摘されてからだった。


縦割り体質露呈


 海洋流出を認めたのは、潮位と観測用井戸の水位との相関関係を示すデータが見つかったからだ。

海水と地下水の水位の変化を比べると、2つの波形は5月以降一致。

海水と地下水が同じタイミングで上下して影響を与え合っていると考えられ、地下でつながっている可能性が高まった。

流出を裏づけるデータは早い段階から存在していた。

観測用井戸を掘っていた東電の土木部門は今年1月以降、雨水や海水の潮位、地下水位をデータとして測定し続けてきた。

しかし、現場作業に用いるだけで本店には報告されず、本店側は今月17日ごろまで把握していなかった。

 「データが存在していたのは事実だが、埋もれたままだった」。

流出を認めた22日、記者会見した東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理の説明からは、組織内での情報共有に欠ける縦割り体質が露呈した。


高まる不信感


 汚染地下水の流出で影響を受けるのは漁業関係者だ。

東電が海洋流出を発表した翌日の23日、福島県いわき市で行った地元漁業者への説明では「これまでの説明と違う」「責任は誰が取るのか」といった怒りの声が上がった。

 福島第1原発の約60キロ南にある茨城県の大津漁協(北茨城市)では今年5月、事故後2年2カ月ぶりにシラス漁を再開したばかりだが、市場価格が低迷したままだ。

漁師の男性(55)は「事故の収束作業が進んで海には絶対に漏れ出ていません、といえるようになるまで漁業への害はなくならない」と憤る。

 しかし、その収束作業への影響も避けられない。

建屋地下に1日400トンが流れ込む地下水を減らすため、東電は建屋手前で汚染される前の地下水をくみ上げて海に放水する計画を進めていたが、今回の流出で地元漁業者の不信感は一層高まっている。

収束作業の迷走が廃炉工程の停滞を生み、負の連鎖が続いている。(原子力取材班)




【東電に不満表明、福島第一汚染水問題でクライン監視委員長】

ロイター [7/26 10:52]

7月26日、東京電力の原子力改革監視委員会のデール・クライン委員長は、「最近の汚染水問題がこれまでの進歩を後退させると危惧している」と発言した。

[東京 26日 ロイター] -
東京電力は26日、外部有識者による「原子力改革監視委員会」の第4回会合を開いた。

デール・クライン委員長は冒頭、福島第1原発から放射能に汚染された水が海に流出している問題について、「不満を表明したい。
汚染水問題がこれまでの進歩を後退させると危惧(きぐ)している」と発言。

同氏は東電の情報公開のあり方について、「日本の人々に対して十分な情報を提供していないと思われる」と苦言を呈した。

東電は今月22日、汚染水が海に流出している可能性があると初めて認めた。

10日には原子力規制委員会の田中俊一委員長が、「(福島事故以降)この2年間、海洋汚染は大なり小なり続いている」と発言しており、東電の情報公開の姿勢に改めて批判が強まっている。

クライン氏(元米原子力規制委員会委員長)は冒頭発言で、「東電は自分たちのやっていることがわかっていないのではないか。
きちんとした計画がないのではないか。
全力を尽くして環境と人々を守ろうとしていないと映る」と批判した。

バーバラ・ジャッジ副委員長(英原子力公社名誉会長)も「汚染水問題は本当にがっかりした」と、クライン氏に同調した。

広瀬直己社長は会合で、「この度の汚染水が湾内に漏れているか漏れていないか公表の判断について大変遅れがあった。
みなさんのアドバイス、サポートに応えていない。
本当に申し訳ない」と陳謝した。

昨年10月に立ち上げた同委員会には、原子力技術者出身の著名経営コンサルタント、大前研一氏も委員として参加したが、同氏は3月末の前回会合に続き今回も欠席した。
今月19日の記者会見で広瀬社長は、大前氏と東電との間で意見の相違があるのかとの質問に対し、「そうしたことは全くない」と述べている。



【全漁連が"汚染水流出"で東電に抗議「全国の漁業者・国民に対する裏切り行為」 】

マイナビニュース
[7/26 11:40]


全国漁業協同組合連合会(全漁連)などは25日、東京電力福島第1原子力発電所の放射能汚染水が海に流出している問題に対する厳重抗議を行い、経済産業省の赤羽一嘉副大臣、水産庁の本川一善長官に対して、抜本対策を確立するよう要請した。

東京電力は、これまで汚染水が海へ流れ出ていることを認めてこなかったが、7月22日に一転して漏出を認めていた。

これについて全漁連は、「最も懸念していたこの様な事態が判明したことは、全国の漁業者・国民に対する裏切り行為であり、極めて遺憾であるとともに強い怒りを抱くものである」と抗議。

操業再開を待つ地元漁業者の失望感は計り知れないとしたほか、風評被害のさらなる拡大を懸念した。

東京電力に対しては、汚染水対策の抜本的見直しを要求。

汚染水処理の収束に向けた道筋を明確に示し、この中において海側遮水壁など汚染水の漏出を防ぐ対策を直ちに行うよう求めるとともに、海域モニタリングの徹底・強化を要請した。

国に対しては、汚染水の漏出が判明したことは、「抜本的対策が確立されていないということを明らかにしたものであり、およそ事故が収束したと言えるものではない」と批判。

2011年12月に国が行った原発事故収束宣言の撤回、および早急な原因究明と漏出防止対策の実施を求めた。

(御木本千春)


【広瀬社長らを減給処分=汚染水流出問題で―東電】

時事通信
[7/26 13:18]


東京電力は26日、福島第1原発敷地の汚染水が海に流出している問題で、広瀬直己社長と相沢善吾副社長をそれぞれ1カ月間、10%の減給とする処分を発表した。

公表が遅れたことなどが理由で、東電は「福島県民をはじめ、広く社会に多大な心配をかけた」としている。

見学信一郎執行役員は1カ月間、5%の減給とする。


【6号機の冷却一時停止=発電機試験中、福島第1―東電】

時事通信
[7/25 12:02]

東京電力は25日、福島第1原発6号機で非常用発電機の試験中、原子炉の冷却が停止したと発表した。

冷却は約2時間後に再開され、安全上の問題はないという。

東電によると25日午前、非常用ディーゼル発電機の起動試験を行うため6号機の電源盤を停止したところ、同10時15分すぎに原子炉の冷却が止まった。

電源盤と冷却に関係する電気系統の隔離が不十分だった可能性があるといい、東電が原因を調べている。

6号機は正午すぎに冷却を再開。

原子炉の水温は27.6度で、停止中に0.5度上昇した。


【薬液・塩分でタンク腐食=放射能低減装置の水漏れ―福島第1】

時事通信
[7/25 20:32]

東京電力福島第1原発で汚染水の放射性物質を除去する「多核種除去装置(アルプス)」のタンクから汚染水が漏れた問題で、東電は25日、汚染水に含まれる塩分と処理用の薬剤によって腐食が進んだことが原因と推定し、政府などとつくる廃炉対策推進会議に報告した。

東電はアルプスの3系統のうち、A系統を3月から、B系統を6月から試運転していた。

しかし、6月にA系統で処理前の汚染水をためるステンレス製タンクから水が漏れ、溶接部に微細な穴が見つかった。

詳しく調べたところ溶接部が腐食しており、他のタンクでも変色やさびがあることが判明。
汚染水に含まれる塩分や、処理に使う次亜塩素酸などの薬剤が腐食を進行させたことが分かった。


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原発事故は、環境を破壊する。
福島第一原発付近に住む魚達は、完全に被爆している。
既に被爆死している魚達もいるだろう。

しかし、魚達はその事を知らない。

原発事故は、海洋汚染だけにとどまらす近隣の野山をも汚染する。

そこに暮らす動物達も被爆している。


しかし、その事を知らずに子供を産み、その子供にも放射能の影響が出る。


人間の…

日本の経済再建の為なら…


他の生き物が被爆しても構わないと言うのか…!?


原発事故は、人間だけの問題では済まされない!!


【室井佑月が汚染水垂れ流しの“ぬるい回答”に問題定義】

〈週刊朝日〉
[7/26 11:37]

自民圧勝で終わった参院選。

作家の室井佑月氏は、選挙期間中に感じていた各候補者の違和感を指摘する。

* * *

この原稿がみなさんの目に触れる時には、参議院選挙は終わっている。

選挙期間中、たくさんの候補者や政治家の演説をネットで観た。

まるで同時並行で二つの世界があるように思えたのは、あたしだけだろうか。

ある政治家は、「日本の経済は間違いなくよくなってきている」と、力強く語った。

農業に携わっている人の多い県で演説を行い、「農業、農村の収入を10年間で倍増させる。
この計画を前に進める」と訴えた。

この方は、「1人あたりの国民総所得(GNI)を10年後に150万円以上増やす」ともいっていた。

ある候補者は、「来年4月は消費税増税で、13兆5千億も国民の負担増になる。
格差は広がっている。
今、非正規雇用は2千万人以上、働いている人間の38%、女性では58%です。
これで国民の暮らしぶりが良くなるわけがない」と訴えた。

またある候補者は、「国の食品の安全基準は1キロあたり100ベクレル。
それは、東京電力原発事故の前、放射性廃棄物と同等でした。
黄色いドラム缶のなかに入れて、厳重に管理されなければならなかったものを、僕たちは食べさせられている。
流通できないものが出てきたとすると、生産者に対して、補償、賠償をしなくちゃいけなくなるから」と語った。

はじめにあげた方は安倍首相で、次にあげた方は共産党の西沢博さん、そして最後の方は山本太郎さんだ。

3人ともおなじこの国の話をしている。

でも、そんなふうに思えない。

まるで違う世界、二つの現実があるようだ。

いや、そんなことはないのか。

無理矢理、二つの現実を結びつけようとすれば、安倍さんの語る現実は、そういう諸々のことに目を瞑(つぶ)り、国として大きな目標を持とう、ということなのかもしれない。

そして、多くの人々はそちらを支持した。

(気の毒な人はいるかもしれないが、自分にはなにもできない、自分のことだけしか考えられない)と目を瞑るほうを選んだ。

目を瞑って、強い力についていこうと。

12日付の東京新聞の記事にこんなものがあった。

「農業用水に汚染水340トン」。

日本原子力研究開発機構が発注した除染モデル実証事業で、中堅ゼネコンの日本国土開発が、福島県南相馬市で生じた汚染水340トンを、農業用水として使う川に流していたそうだ。

日本国土開発東北支店南相馬工事事務所の現場代理人は、排水先が農業用水に使う川だと知らなかったといいながら、取材にこう答えている。

「(排水を)もうやっていいかなという理解だった」。

なんだろ? このぬるい返答。

国民の健康や命にかかわることなのに、重要な判断を任された人たちも目を瞑っているのだった。

目を瞑って、目を瞑っている人についていくって怖くない?

※週刊朝日 2013年8月2日号