こんにちは。
北海道札幌市の介護と子育ての同時進行・ダブルケア支援研究者の野嶋成美です。
先日、気になる記事をみつけました。
《韓国で増える「ただ休む」若者 少子化でも10年前の6割増》
韓国では、20〜30代の若者の間で「ただ休む」と答える人が急増しています。
これは、働いておらず、求職活動もしていない状態を指します。
背景には、
- 大学を出ても理想の仕事に就けない
- 就職競争が激しく、努力が報われにくい
- 企業の要求水準が高く、若者が疲弊している
- 失敗体験の積み重ねで、挑戦する意欲が削がれていく
といった現実があります。
実際に「ただ休む」若者は、10年前と比べて約6割増加し、少子化の中でもこの層だけが増え続けています。
この状況は、本人の怠けではなく、社会構造の問題だと指摘されています。
教育と雇用のミスマッチ、硬直した労働市場、企業文化。
その中で若者は、「挑戦する前に諦める」状況へと追い込まれているのです。
この記事が伝えているのは、これは怠けではなく、
がんばっても報われなかった経験の積み重ねによる「静かな撤退」である
という視点でした。
また韓国だけはなく、世界的にも、若者が働き方を考えるため「立ち止まる選択」をすることが増えているようです。
もちろん、日本も例外ではありません。
これは労働者不足や制度の問題ではなく、価値観・社会構造・人生観の大きな変化によるものだと思います。
今までの働き方が、人生の幸せと結びつかなくなっている。
そんな感覚を多くの人が持ち始めているのではないでしょうか。
この若者の立ち止まりは、当然親世代にも影響してきます。
ケア(子育て)のかたちも変わってきます。
この流れの中で、私たちはどう向き合い、そう支え合っていけばいいのか。
それは、これからの課題になってくると思っています。
【今日の一言】
いままでの価値観を手放し、今起きていることをみつめる視点が必要だと思います。
今年も2月にダブルケア月間が開催されます。
こちらでもドシドシ紹介していきますので、よろしくお願いいたします。






