こんにちは。
北海道札幌市の介護と子育ての同時進行・ダブルケア支援研究者の野嶋成美です。
「頑張る」って言ったり言われたりするのに少し躊躇することありませんか?
私は気軽に言えなくなっていました。
躊躇してしまうようになったのは東日本大震災がきっかけです。
「頑張って」と応援される声が時には苦痛になることを知ったからです。
そして近頃は、私自身に対して「頑張っちゃいけない」と思っていました。
ダブルケアのとき、私が頑張りすぎちゃったから心身を壊してしまったんだ。
だから頑張っちゃダメなんだと思っていました。
それでもダブルケアの活動していくのも、なにか行動を起こすのも、私はやっぱり頑張らないとできません。
自然体でリラックスしてできることに憧れていました。
「頑張る」の意味
「頑張る」の意味をGoogle先生に聞いてみると
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忍耐して、努力しとおす。気張る。
「よく―・って見事に仕上げたものだ」
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ゆずらず強く主張し通す。
「―・って言い返す」
「頑」の意味がかたくな、融通が利かない、「張」が緊張、肩ひじ張る。
う~~~む、これでは私にはあまりいい意味には聞こえません。
「頑張る」意味が変わった
毎週火曜日朝にやっている魔法のお茶会(クラブハウス)の日のこと。
こちらのお部屋では毎回魔法の質問を出しています。
先日の質問は「今日のあなたのテーマは何にしたい?」
今日1日をどんなことを意識て過ごしますか?という意味の質問です。
答えてもらった中で「今日のテーマは‘頑張る”」と言った方がいてビックリ。
だってその方は自由に軽やかに活動していて、「頑張る」なんて無縁だと思っていたんです。
そう伝えると「頑張るの好きだよ。好きなことは頑張るよ」って。
ただし嫌なことはやらないときっぱり。
一緒にモデレーターをやってた方も「頑張るのは嫌なことをやるときだと思っていました」とびっくりしていました。
私も同感です。
好きなことを頑張る???どういうこと???
はてなマークが飛び交いました。
そして気が付いたんです。
そういうことかと。
自分に当てはめてみる
混乱した頭で、自分の活動を振り返り、当てはめてみました。
私はよく「こつこつ努力してますね」「頑張っていますね」と言われます。
そういわれるたびにちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、後ろめたい気持ちになっていました。
「私はそんなに頑張っていない」って思っちゃっていました。
頑張っているように見える私をかっこ悪いと思っていました。
そして矛盾していますが、頑張らなきゃできない自分を責めていました。
(頑張ってはいけないと思い込んでいたので)
私はダブルケアの活動を楽しくやっています。
忍耐で努力したり、譲らず強く主張することもありません。
でも頑張る場面はあります。
資料を作る、人前に出て話す、初めてのところに行く・・・。
私は頑張ることが駄目なことだと思っていましたが、つい頑張ってしまっていたのは辛いことではないから。
全て活動につながっていっているからでした。
これが「楽しいことを頑張る」に近いのかな?
あ~、今のまま、このままでいいんだ。
そういうことか、とようやく腑に落ちた感じです。
いやなことは頑張らなくていい?
でもでも・・・。
自分がいやなこと、できないことはやらなくていい。
そう思えたらどんなに楽でしょう。
だけど、いやでもやらなくちゃいけないこともある、という自分の声が聞こえてきます。
そんなときは以下のように考えてみました。
〇それが本当にやらなくちゃいけないことか考える。
・私じゃなくてもいいかもしれません。
・別のやり方があるかもしれません。
〇なぜやらなくちゃいけないのか考える。
・いやなことでも、私の大切にしているものを守るための大事なことかもしれません。
「頑張る」って私は悪いことと捉えている向きがありました。
でも「好きな事を頑張る」ことを話していただいて、ふわっと肩の荷がおりた気持ちになりました。
頑張っていることに対する見え方が変わりました。
歯を食いしばって頑張っているあなたも、少しでも気持ちが軽くなりますように。
そんな思いでブログに書いてみましたが、いかがでしょうか?
またいいお話を聞きましたらシェアいたしますね。
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