私の紅茶物語 ~私のダブルケア~ | ダブルケア・介護と子育てにがんばるあなたが気楽になれる場所

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15年の介護と子育てのダブルケアを経験した野嶋成美がダブルケアを楽にするヒント、孤独になりがちな毎日から解放されるヒントを、肩の力が抜ける遊び心を交え提案します。

 

こんにちは。

北海道札幌市の介護と子育ての同時進行・ダブルケア支援研究者の野嶋成美です。

 

 

 

 

魔法のお茶会クィーンのみかまる(しばたみか)さん

お茶にまつわるエピソードを募集しているのを

clubhouseで知りました。

 

 

私も話してみようと思っていたのですが、

なかなか話すタイミングが見つからないんで

ブログに書いてみようと思います。

 

 

 

 

私は紅茶が好きで、ダブルケアの頃に、

ちょっと空いた時間にお茶を飲むのが楽しみでした。

例えばルピシアのいろいろな味の紅茶が入ったBOOKオブティーを買って、

その日の気分に合わせて飲んだりするのが、

私にとって、とても贅沢な時間だったんです。

 

 

紅茶を飲むだけではなく、一緒にティーカップも集めました。

ウエッジウッドにロイヤルコペンハーゲン、リチャードジノリなど

1客ずつ、気に入ったカップをみつけては買っていました。

 

 

 


 

 

 

でもね、そんなに紅茶のことが詳しくありません。

時間がないので、わざわざ茶葉で入れると面倒。

コレクションのカップを使うのももったいない。

なんて思っていたのでせっかくコレクションしていたカップを使わず、

ティーバックをマグカップに入れてがぶがぶ飲んでいるのが現実でした。

 

 

でも、

どうせ飲むならもう少し詳しく知りたい。

美味しく飲んでみたい。

いつか紅茶をちゃんと学んでみたい。

 

 

ですが、その頃はダブルケアの真っ最中。

そんな時間はないと諦めていました。

諦めていたのですが・・・

 

 

いつか学びたい気持ちは強く、

いろいろなカルチャーセンターセンターのチラシで

紅茶教室を欠かさずチェックしたりしていました。

 

 

 

 

2015年4月開講の紅茶教室。
諦めきれずにいた私は、月に1回午後の早い時間なので、

この時間なら行ける!と思い切って申し込みました。

 

 

申し込んだのは確か3月初めだったと思います。

そのとき父は安定していて、

私は父はこれからまだまだ生きていてくれるって

そう思っていました。

 

 

でも、父は急変して4月に亡くなりました。

 

 

 

 

紅茶教室は予定通り始まりました。

父を亡くしたばかりの私は、なんでここにいるんだろう?って

思いながら紅茶教室に参加していました。

 

 

今考えてもどうして参加できたのか不思議です。

私は父を亡くして、ずいぶん落ち込んでいたはずなのに。

 

 

ですが知っている人が誰もいないところで、

紅茶の歴史、産地などを教えてもらうのはとても居心地が良かったんです。

ようやく紅茶を学べる喜びがあったからだと思います。

 

 

ただ、先生が用意してくれた紅茶を飲んで、茶葉、香り、水色(すいしょく)、味、渋みなどを

ひとりづつ発表するスタイルはちょっと、いえ、大分苦手でした。

苦手でしたが、アウトプットすることで五感をフル活動しなくてはならないのは良かったかもしれません。

 

 

そのときは苦行に近いことでしたが、「見て、観察して、嗅いで、味わって、考察する」ことは

ダブルケアの間はほとんどしていなかったことです。

紅茶教室のおかげで、私の蓋をしていた人間らしさをそっと開いてもらったように思います。

 

 

あのとき思い切って紅茶教室に申し込んでよかったと心から思ってます。

今はちょっとお休みしていますが、

紅茶教室はこれからも続けて通いたいです。

 

 

 

 

ずいぶん長い文章になってしまいました。

なので私の紅茶物語はこのへんで終わりにしますね。

もっと詳しく書きたくなったら続きはnoteに書こうと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

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