参考資料2901 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

《髪をなびかせた星が現れる時》
「この章では、まず、元史の歴史を、予言を解読しながら説明していこう。元史とは、元の歴史という意味で、人類の一番初めの歴史のことである。まず、ノストラダムスの次の詩を読んでいただきたい。

髪をなびかせた星が現れるとき
三人の巨大な王子がたがいに敵対する
平和は空から打たれ 大地は揺れ動き
ポーとチブルの波は盛りあがり 蛇どもは岸に置かれるだろう
(第二章の四三 五島勉氏訳)

2-43
Durant l'estoille chevelue apparente,
Les trois grand princes seront faits ennemys,
Frappez du ciel paix terre trembulente,
Pau,Tymbre,Undans, serpens sur le bord mis.

 これは諸世紀の中でも有名な詩だ。そして、多くの研究家は、一行めの「髪をなびかせた星」とはハレー彗星のことだと考え、ハレー彗星が現れる1985年頃に、どこかの三ヵ国が戦争を起こすだろうと解釈した。そして、四行めのポーとチブルはイタリアを流れる川の名なので、その戦争の舞台はイタリアになるだろうと。
 だが、1985年にハレー彗星が現れてもそんな戦争は起きなかった。ノストラダムスの予言ははずれたのだろうか。
 いや、それは違う。解釈のほうがはずれたのである。この詩はそんなことの予言ではないからだ。では、この詩の真意を教えよう。
 まず、「髪をなびかせた星」とは彗星ではない。chevelueとは、髪の長い、毛の豊かな、という意味だが、文学的表現では、緑(木の葉)に覆われた、という意味で使われることもある。「緑の木々に覆われた星」とは、宇宙から見た地球のことではないか。
 それに、五島氏が「髪をなびかせた星が現れるとき」の”とき”と訳したdurantは、~の時に、というよりも、~する間、~の間じゅうずっと、という意味である。だから、一行目は、「緑の木々に覆われた星が見えている間じゅうずっと」と訳すべきではないだろうか。
 そして、二行め「三人の巨大な王子がたがいに敵対する」であるが、ここにもノストラダムス一流の仕掛けがしてある。
 それは”三”と訳されているtroisという語である。troisは勿論、数字の3であるが、実は、ここにTroieが暗示されているのだ。Troieとはトロイ(トルコ西北部の古代都市の名)である。ギリシャ神話に出てくるトロイ戦争の舞台となった町で、トロイはギリシャ軍の木馬の計略によって滅ぼされたとされている。
 このトロイの象徴的意味が”3”と訳されているtroisの陰に隠されているのである。
 そして、このトロイは、元史、最初の歴史において実行されたある恐ろしい陰謀と関係し、その陰謀によって殺された人々を暗喩、象徴しているのである。
 そして、三行め、「平和は空から打たれ、大地は揺れ動き」と訳すと、何か大騒動があるらしいとは思うが、やや文学的、抽象的な表現である。これは「平和に暮らしている人々を空から襲い、地球は揺り動かされる」と訳したほうがわかりやすいだろう。「空から襲い」とは、単なる飛行機による空襲ではない。実は宇宙からレーザー光線やビーム兵器などの電磁波を地上に投射して地上の人々を抹殺しようとしたのである。」
「セザール・ノストラダムスの超時空最終預言(上)」浅利幸彦著より

感想
>これは諸世紀の中でも有名な詩だ。そして、多くの研究家は、一行めの「髪をなびかせた星」とはハレー彗星のことだと考え、ハレー彗星が現れる1985年頃に、どこかの三ヵ国が戦争を起こすだろうと解釈した。

まぁ、五島勉氏とか当時は1999年に近い1986年のハレー彗星は不吉の予兆と言われていたからね。https://www.diva.co.jp/mail-magazine/127a/あと、1982年の惑星直列とか。今から考えると、どこにも年号なんて書いてないのにね。

>そして、四行めのポーとチブルはイタリアを流れる川の名なので、その戦争の舞台はイタリアになるだろうと。

4行目の「Pau」は「Po」のようである。

(9) Po 1555 1557U 1589PV 1840 : Pau T.A.Eds. (sauf Arne 1672)
引用元:https://w.atwiki.jp/nostradamus/pages/644.html

念のため、初版は1555年5月である。

「4行目 Po(イタリアのポー川)はテヴェレとの地理的関係から言ってもそのまま Po でよいだろう。Pau(フランスのポー川)としたのでは離れすぎてしまう。」
引用元は上と同じ。

ただし、浅利氏の解釈で合っている。

>まず、「髪をなびかせた星」とは彗星ではない。chevelueとは、髪の長い、毛の豊かな、という意味だが、文学的表現では、緑(木の葉)に覆われた、という意味で使われることもある。「緑の木々に覆われた星」とは、宇宙から見た地球のことではないか。

「chevelu(e)」は確かに「髪の毛の多い(長い),毛の生えた」だが、私の辞書では他には「〘植〙ひげ根」だけである。因みに、古語辞典では該当する単語は載っていないが、「chevelure」が「Racines des vignes」(ブドウの根)である。まぁ、客観的に判断して、地球の事ではないだろう。

>それに、五島氏が「髪をなびかせた星が現れるとき」の”とき”と訳したdurantは、~の時に、というよりも、~する間、~の間じゅうずっと、という意味である。だから、一行目は、「緑の木々に覆われた星が見えている間じゅうずっと」と訳すべきではないだろうか。

これには私も賛成である。と言うより普通である。

百詩篇第2巻43番
髪のある星が現れている間、
三人の偉大な君主たちは敵同士になるだろう。
平和は天から打たれ、大地は震える。
ポーとテヴェレは氾濫し、蛇は岸辺に置かれる。
引用元:https://w.atwiki.jp/nostradamus/pages/644.html

「私が昔訳した原文の3行目は「Frappez du ciel paix terre trembulente,」となっていて、「天から平和を打ちなさい、震える大地」と訳した記憶がある。ノストラダムスの言葉遊びか古語のせいか「Frappez」の所の「z」が「s」なのだろう。
ただし、シンクロニシティーとして、地球すれすれの小惑星に一撃を食らわせて、人類が「終わりの時」を始める可能性も0ではないと考えている。
補足:https://jp.sputniknews.com/science/201706113745700/」
引用元:https://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-12505016381.html

>それは”三”と訳されているtroisという語である。troisは勿論、数字の3であるが、実は、ここにTroieが暗示されているのだ。

バレエのレッスン(のイメージ)で「アン,ドゥー,トロワ」とか聞いた事があるだろう。あれである。https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1019815720

>「空から襲い」とは、単なる飛行機による空襲ではない。実は宇宙からレーザー光線やビーム兵器などの電磁波を地上に投射して地上の人々を抹殺しようとしたのである。

私は「小惑星の衝突」と考えている。

1巻91番の詩
Les Dieux feront aux humains apparence,
Ce qu'ile seront autheurs de grand conflit.
Avant ciel veu serain, espee & lance,
Que vers main gauche sera plus grand affliction. (ロバーツ本の原文)
神々は人間達に対して外観(気配)を作るだろう
彼らが大きな衝突の張本人になるだろうということ
穏やかに思い描かれる天国の前に、剣と槍
なんと左手の方でより大きな悲嘆があるだろう (20年ぐらい前の自分の訳)

私の解釈は、ファティマの奇跡とその内容の一部である。ファティマの奇跡が起きたのは1916年と1917年で、詩のナンバーは1巻91番。内容も「神が人間達に姿や気配を見せたという状況に一致しているからである。
「大きな衝突」は小惑星の衝突かハルマゲドンか。3行目がハルマゲドンである事は間違いないだろう。「左手の方」は日本中心の地図から見ればヨーロッパや中東やアフリカの方だが、ヨーロッパ中心ではカナダの方である。また、「左手」とは左翼の可能性もあるだろう。
引用元:https://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-12715232905.html

何にしても、神が張本人である。天から平和を打つのも神(か神の命令)だろう。

おまけ