参考資料885 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

アダムとエバの堕落は、悪魔が仕掛けた神への復讐だった
「絶対神による堕天使追及は苛烈だった。厳罰が彼らに課された。地への追放である。

「もはや天には彼らの居場所がなくなった。
この巨大な龍、年を経た蛇、悪魔とかサタンと呼ばれるもの、全人類を惑わす者は、投げ堕とされた。
地上に投げ堕とされたのである」(「ヨハネ黙示録」第12章8~9節)

 こうして、堕天使たちは、悪魔あるいはサタン(神に敵対する者)としてくくられ、地に押し込められたのである。

「神は、罪を犯した天使たちを容赦せず、暗闇という縄で縛って地獄に引き渡し、裁きのために閉じ込められました」(『新約聖書』「ペテロへの手紙二」第2章4節)

 ついに堕天使たちは、単なる地ではなく、地獄の底に封じ込められてしまった。
 そこで、冒頭に紹介したルシファーの演説が行なわれるのである。
 ルシファーは言う。

「屈伏を考える者はだれひとりとしておらぬ。
われわれは、再び意思を固めなければならぬ」

 そう、ルシファーは、堕天使たちに檄を飛ばし、絶対神への復讐を誓うのである。
 サタン中のサタン、大魔王ルシファーに率いられた堕天使たちは、神への復讐の機会をうかがっていた。ついにその時がきた。神みずからがその姿に似せて創った人間、アダムとエバを堕落させるために罠を仕掛けたのである。神の愛し子である人間を誘惑し、悪の道に引きずりこもうというわけだ。
 蛇に姿を変えたサタンがエバに囁きかける。

「『(エデンの)園のどの木からも食べてはいけない、などと神は言われたのか」
女は蛇に答えた。
『私たちは園の木の果実を食べてもよいのです。
でも、園の中央に生えている木の実だけは、食べてはいけない、触れてもいけない。死んではいけないから、と神様はおっしゃいました』
蛇は女に言った。
『決して死ぬことはない。
それを食べると、目が開け、神のように善悪を知るものとなることを神はご存知なのだ』
女が見ると、その木はいかにもおいしそうで、目を引きつけ、賢くなるように唆していた。
女は実を取って食べ、一緒にいた男にも渡したので、彼も食べた」(「創世記」第3章1~6節)

 誘惑に負けた最初の人間たちは、禁断の木の実を口にし、永遠に楽園を追放されることになった。それは、また、人間が、“死”と“罪”と“悪”の充満した国で暮らす発端ともなったのである。その意味では、大魔王ルシファーの絶対神への復讐は、まんまと成功したことになる。
 以来人間は、声をひそめ、悪魔について語り、その圧倒的な力に脅えつつ暮らさなければならなくなったのである。」
「封印された【黒聖書】の真実」並木伸一郎著より

感想
>「神は、罪を犯した天使たちを容赦せず、暗闇という縄で縛って地獄に引き渡し、裁きのために閉じ込められました」(『新約聖書』「ペテロへの手紙二」第2章4節)

この前の部分から抜き書きすると、

「聖書の預言はすべて、自分勝手に解釈すべきでないことを、まず第一に知るべきである。なぜなら、預言は決して人間の意志から出たものではなく、人々が聖霊に感じ、神によって語ったものだからである。
 しかし、民の間に、にせ預言者が起ったことがあるが、それと同じく、あなたがたの間にも、にせ教師が現れるであろう。彼らは、滅びに至らせる異端をひそかに持ち込み、自分たちをあがなって下さった主を否定して、すみやかな滅亡を自分の身に招いている。また、大ぜいの人が彼らの放縦を見習い、そのために、真理の道がそしりを受けるに至るのである。彼らは、貪欲のために、甘言をもってあなたがたをあざむき、利をむさぼるであろう。彼らに対するさばきは昔から猶予なく行われ、彼らの滅亡も滞ることはない。神は、罪を犯した御使たちを許しておかないで、彼らを下界におとしいれ、さばきの時まで暗やみの穴に閉じ込めておかれた。」
「ペテロの第二の手紙」第1章20節~第2章4節

異端と言えば、グノーシス主義だが、これは知識・知恵主義と訳されるもので蛇こそ人間に知恵をもたらした「善」というような考え方である。あと、堕天使ルシファーが真の神とかね。
因みに、私はアダムとエバが知恵の木の実を食べるのも「神の計画」の一部だと考えている。(もちろん、全て比喩だと思っている。)
子供のように素直なだけでは真の「神の国」には入れないのだろう。そこには「義」がないのだから。(具体的なイメージでは「千と千尋の物語」の千尋のようなイメージかな。確か「カオナシ」が金(キン)を大量に出しても受け取らなかったが、子供のように素直なだけでは貰って食べられていただろう。もちろん、悪が全くない世界だったらそれでもいいと思うのだが。っていうか自然の法則って騙し合いだよね。それと弱肉強食。)
http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-12086243621.html(リンク先も見てね。)
う~ん、(我ながら)にせ教師とか言われそうだね。「義の教師」っていうのもいるらしいから「にせ義の教師」とか。(笑)
http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-11248447742.html

補足
「狭い門からはいれ。滅びにいたる門は大きく、その道は広い。そして、そこからはいって行く者が多い。命にいたる門は狭く、その道は細い。そして、それを見いだす者が少ない。
 にせ預言者に警戒せよ。彼らは、羊の衣を着てあなたがたのところに来るが、その内側は強欲なおおかみである。あなたがたは、その実によって彼らを見わけるであろう。」
「マタイによる福音書」第7章13節~16節

おまけ