参考資料873 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

史上最悪の経済大恐慌
「すでに見てきたように、かつて予言者たちはこう語った。“終わりの時”が近づくとイスラム世界が立ち上がる。だが、ソ連がイスラム諸国の再興にマルクス主義哲学を吹きこむため、イスラム勢力の台頭は終止符を打たれるか、またはいちじるしく性質の違うものになると。
 そして、予言者ヨハネが語った世界を牛耳る経済力を持った偉大なる“獣”の出現を知り、獣の“刻印”を持たず“支配”を受けない者は、ものを買うことも売ることもできなくなるありさまを知って、われわれは驚きに目を見はった。
 現在は欧米が世界経済の中心になっているが、遠からず、中心はイスラム諸国、ことにおそらくはイラクへと移るだろう。
 ここで予言者ヨハネが紀元前96年ごろ、『黙示録』に書き記した幻を参照してみよう。

 ここへ来なさい。多くの水の上に座っている大淫婦に対する裁きを見せよう。地上の王たちは、この女とみだらなことをし、地上に住む人々は、この女のみだらな行いのぶどう酒に酔ってしまった。
 そして、この天使は“霊”に満たされたわたしを荒れ野に連れていった。わたしは、赤い獣にまたがっている一人の女を見た。この獣は、全身いたるところ神を冒瀆する数々の名でおおわれており、七つの頭と十本の角があった。
 女は紫と赤の衣を着て、金と宝石と真珠で身を飾り、忌まわしいものや、自分のみだらな行いの汚れで満ちた金の杯を手に持っていた。その額には、秘められた意味の名がしるされていたが、それは、「大バビロン、みだらな女たちや、地上の忌まわしい者たちの母」という名である。
 わたしは、この女が聖なる者たちの血と、イエスの証人たちの血に酔いしれているのを見た。
 この女を見て、わたしは大いに驚いた・・・・その後、わたしは、大きな権威を持っている別の天使が、天からくだって来るのを見た。地上はその栄光によって輝いた。天使は力強い声で叫んだ。
「倒れた。大バビロンが倒れた。そして、そこは悪霊どもの住みか、あらゆる汚れた霊の巣窟、あらゆる汚れた憎むべき鳥の巣窟となった。
 すべての国の民は、怒りを招く彼女のみだらな行いのぶどう酒を飲み、地上の王たちは、彼女とみだらなことをし、地上の商人たちは、彼女の豪勢なぜいたくによって富を築いたからである」
 わたしはまた、天から別の声がこう言うのを聞いた。「わたしの民よ、彼女から離れ去れ。その罪に加わったり、その災いに巻きこまれたりしないようにせよ・・・・」
 彼女とみだらなことをし、ぜいたくに暮らした地上の王たちは、彼女が焼かれる煙を見て、そのために泣き悲しむ。
 そして、彼女の苦しみを見て恐れ、遠くに立ってこう言う。
「不幸だ、不幸だ、大いなる都、強大な都バビロン、お前は、ひとときの間に裁かれた」
 地上の商人たちは、彼女のために泣き悲しむ。もはやだれも彼らの商品を買う者がないからである。
 その商品とは、金、銀、宝石、真珠、麻の布、紫の布、絹地、赤い布、あらゆる香ばしい木と象牙細工、高価な木材や、青銅、鉄、大理石などでできたあらゆる器だった。
 それに、肉桂、香料、香、香油、乳香、ぶどう酒、オリーブ油、麦粉、小麦、家畜、羊、馬、馬車、奴隷、人間の魂であった・・・・このような商品を扱って、彼女から富を得ていた商人たちは、彼女の苦しみを見て恐れ、遠くに立って、泣き悲しみ・・・・また、すべての船長、沿岸を航海するすべての者、船乗りたち、海で働いているすべての者たちは、遠くに立ち、
 彼女が焼かれる煙を見て、「これほど大きい都がほかにあっただろうか」と叫んだ。
 彼らは頭にちりをかぶって、叫び、泣き悲しんだ。
ヨハネの黙示録 17章、18章より抜粋

 この予言はバビロン第一王朝をさすものではない。ヨハネがこの予言を書いたときには、バビロンの都はとうの昔に滅び去っていたからだ。いずれにしろ、前後関係をよく考えてこのくだりを読んでみると、この予言に書かれた出来事が起こるのは“時代の終わる”時―――“ハルマゲドンの戦い”の時だとわかる。」
「Ⅴ・ダンスタンの終末大予言(下)」ヴィクター・ダンスタン著・幸島研次訳より

感想
>すでに見てきたように、かつて予言者たちはこう語った。“終わりの時”が近づくとイスラム世界が立ち上がる。だが、ソ連がイスラム諸国の再興にマルクス主義哲学を吹きこむため、イスラム勢力の台頭は終止符を打たれるか、またはいちじるしく性質の違うものになると。

以前にも全くあり得ないと書いたと思ったが、「マルクス主義哲学」を「新しい法」に変えると不思議とノストラダムスの詩に一致するものがある。
http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-11960847435.html

また、今が「終わりの時」と思っている人のために。http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-12034837944.html(念のため、私は全く思っていない。)

>この予言はバビロン第一王朝をさすものではない。ヨハネがこの予言を書いたときには、バビロンの都はとうの昔に滅び去っていたからだ。いずれにしろ、前後関係をよく考えてこのくだりを読んでみると、この予言に書かれた出来事が起こるのは“時代の終わる”時―――“ハルマゲドンの戦い”の時だとわかる。

ノストラダムスの詩にも「おお広大なローマよ、おまえの滅亡が近づく」という一節があるが、1500年代のノストラダムスが予言詩で過去のローマ帝国について述べる訳がないので、未来にローマ帝国のような大帝国が現れるだろうと解釈されている。(現在のイタリアのローマは「広大」ではないからね。)
http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-10338777518.html(真ん中から下ぐらい。)
http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-10519896562.html(この時点では知らなかったが、黙示録の獣666がローマ法王という説があり、それで考えるとローマカトリック教会全体で「広大なるローマ」だね。)
補足:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1466429084
補足について一言。ゲマトリアで「イエスの御名」で666なので、プロテスタントも同じだろう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%B3_(%E3%82%BB%E3%83%AC%E3%83%9E)#.E3.82.B2.E3.83.9E.E3.83.88.E3.83.AA.E3.82.A2
それに「マタイによる福音書」第7章13節~14節に、

「狭い門からはいれ。滅びにいたる門は大きく、その道は広い。そして、そこからはいって行く者が多い。命にいたる門は狭く、その道は細い。そして、それを見いだす者が少ない。」

とあるからね。従来のキリスト教は救いでないだけでなく滅びの道という事だろう。(何にしても「終わりの時」の話。)

補足
「21.わたしにむかって、『主よ、主よ』と言う者が、みな天国にはいるのではなく、ただ、天にいますわが父の御旨(みむね)を行う者だけが、はいるのである。
22.その日には、多くの者が、わたしにむかって『主よ、主よ、わたしたちはあなたの名によって預言したではありませんか。また、あなたの名によって悪霊を追い出し、あなたの名によって多くの力あるわざを行ったではありませんか』と言うであろう。
23.そのとき、わたしは彼らにはっきり、こう言おう、『あなたがたを全く知らない。不法を働く者どもよ、行ってしまえ』。」
「マタイによる福音書」第7章21節~23節

おまけ