『シューテム・アップ』(2007アメリカ)
2008年6月5日(木) 109シネマズ川崎
『シューテム・アップ』(2007アメリカ)
<SHOOT'EM UP>
冬のNY、深夜の暗黒街。独りニンジンをかじっていた文無しのスミスは、突如として大銃撃戦に巻き込まれる。逃げ惑う妊婦を守り、拾った銃で応戦するスミス。彼は桁外れの腕前を発揮、獅子奮迅の活躍をみせる!
クライヴ・オーウェン、ここにあり!寡黙ながら熱き血潮を秘めた男、クライヴ・オーウェンの魅力が炸裂。
『エリザベス:ゴールデン・エイジ』では、女王をも魅了する新大陸帰りの航海士ウォルター・ローリーに扮したオーウェン。魅力的な役柄ながら、中途半端な恋愛描写に飲み込まれ、その魅力を生かしきれなかった。ところがどうか、本作ではその鬱憤を晴らすかのごとく、思う存分躍動し、暴れまくってくれる。
オーウェン演じるは行きがかり上ベビーシッターとなった銃の名手にして孤独な男スミス。どういう訳か謎の悪党(ポール・ジアマッティ)に命を狙われている赤ん坊を守りながら、追っ手を次から次へと返り討ちにする。馴染みの娼婦ドンナ(モニカ・ベルッチ)の力を借り、スミスは赤ん坊の出生の秘密とその背後にある陰謀に迫る。
曲がったことが大嫌いなスミス。「どうも好かん」無法者には容赦しない。撃って撃って撃ちまくるガン・アクションに加え、思わずニンマリしてしまうユーモア満載で魅せる魅せる。守る赤ん坊はなぜだかヘヴィメタルを聴くと泣き止む傾向、という訳で前編を通してゴキゲンなヘヴィメタル・チューンが鳴り響く。極めつけはエンドロールのトップ・チューン、モトリー・クルーの“Kickstart My Heart”キタァー!スミス氏の大活躍を、ヴィンス・ニールのあの歌声が締め括る。
完璧なる非現実の約90分。たまにはこんな、映画もいい。ムシャクシャしてどうしようもない時、何か物にあたる前に、この映画を観るべし。自らを違反者に貶めることなく、気分はスッキリ、頭はシャキっと切り替わる。新世代アクション“おたく”マイケル・デイヴィス監督のキャリアに大きな期待を抱かせる快心の一作。
『シューテム・アップ』(2007アメリカ)
<SHOOT'EM UP>
監督:脚本:マイケル・デイヴィス
出演:クライヴ・オーウェン、モニカ・ベルッチ、ポール・ジアマッティ
配給:ムービーアイ
上映時間:1時間26分
公式サイト:http://www.shootemup.jp/
109シネマズ川崎
川崎市幸区堀川町72-1
ラゾーナ川崎プラザ5F
TEL: 0570(007)109
劇場サイト:http://109cinemas.net/kawasaki/
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