夢かうつつか | hitonotoumadeのブログ

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60歳→65歳→ついに『75歳のブログ』

「夢か現か」と書く。「夢か現か幻か」と続けることも。

「うつうつ」の省略形で、半ば覚め、半ば眠っている様。

「うつらうつら」「うとうと」。

 

賭け事に・・・(女性に・・・)現を抜かす。

それだけに心を奪われてしまうことだ。

 

「うつ=現」は、死んだ状態に対して生きている状態を言う。

現=現実、正気、本心。

 

美しい、虚ろ、移ろう・・・なども「うつ」だけど、どれも

心を奪われたりする。 こじつけっぽくもあるけれど。

 

源氏物語でお馴染みの「空蝉(うつせみ)」蝉の抜け殻の事。

つまり、「蛹」だ。

 

現し臣(うつしおみ)➔うつそみ➔うつせみ(現人)、で

その当て字が「空蝉」である。 魂が抜けた虚脱状態の身。

 

人間の場合、寝入ってから1~1.5時間すると、完全に深い

睡眠状態に入る。 これがノンレム睡眠、つまりレム睡眠で

はない睡眠ということだ。

これに引き続いて、脳波や眼球運動では覚醒時と同じような

状態の眠りが訪れる。 これを「ノンレム睡眠」と呼ぶ。

rapid eye movement=目が速く動く。 電車内等でよく

目にする「急行」のことだ。 頭文字で、「rem」。

 

レム睡眠は、疲労の回復よりも、心の歪みを回復させる。

日常の意識下に潜んでいる欲求などを、夢によって解放して

いるのだ。 つまり、心の健康にとって大切なものである。

ノンレムほど深い眠りではないので、「夢うつつ」状態➔

意識がぼんやりしており、夢か現実か区別し難い状態だ。

そんな時に体験するのが、「正夢」だったり、枕元に神様や

故人が座ってたりするするのだ。 夢枕という。