~認知症と向き合う家族~
明るく
冗談が得意な
92歳のたか子さん
いつも笑顔で接してくれる
おもしろい
お婆ちゃんです
先日の事
たか子さんの娘さんが
面会に来ました
たか子さんは
面会日を
心待ちにしていたはずなのに
娘さんが到着すると
なぜか素っ気ない態度
娘さんは
そんな母親の態度に
少し戸惑いながらも
優しく話しかけていました
娘さん:
「お母さん、元気にしてた?」
たか子さん:
「ええ、元気よ!
ご飯も美味しいの」
娘さん:
「お母さん
何だかうちにいる時より
元気になったみたいね」
たか子さん:
ちがう・ちがう・ちがう
そうじゃないよ
たか子さんは
笑顔を見せますが
その笑顔の裏には
娘さんに
心配をかけたくない
という思いが
隠されているのが見えました
たか子さんは
無理をして
元気に振る舞っている🤔
面会が終わり
娘さんが帰ると
たか子さんは
静かに部屋に戻りました
しばらくして
たか子さんの部屋を
訪ねました
コンコン
私:
「たか子さん、大丈夫ですか?」
ベッドに座り
涙を流しているたか子さん😞
私は
そっと隣に座りました
涙をぬぐいながら
ポツリ😞
たか子さん:
「娘には心配をかけたくないの
でも、寂しくて仕方ないのよ」
とつぶやきました
たか子さんの言葉を聞いて
私は胸が締め付けられる思いでした😣
認知症によって
自分の気持ちを
うまく伝えられない
苦しみ
娘に心配をかけたくない
という親心
その狭間で
たか子さんは
葛藤していました
認知症であっても
たか子さんの中には
変わらない愛情と
温かい心があります
私:
「たか子さん
娘さんに手紙を書いてみませんか?」
手紙を通し
直接たか子さんから
本当の気持ちを聞いた方が
寂しさを
理解してもらえるのでは?
と考えたのです
たか子さんは
自分の本当の気持ちを
手紙に書きました
次の面会の日
たか子さんガンバ!
たか子さんは
手紙を渡すことが
できました
娘さんはそっと受け取り
「お母さん
お手紙ありがとう
あとで読むわね
また来るから」
後日娘さんが
便せんと封筒を持ち
面会に見えました
「お母さん
これからはもっと
一緒に過ごす時間を
大切にするから」
たか子さんの目には
うっすら涙が
その表情は
安堵と喜びに
満ちているように
みえました
たか子さん親子を通じ
認知症の利用者様と
その家族にとって
何よりも大切なのは
心の通い合い
だと教えていただきました
お互いの気持ちを
理解し合い
支え合うことで
認知症の壁が
少しでも低くなる
乗り越えることができる
と改めて感じました
たか子さん親子
笑うとそっくりなんですよ~
THE親子
たか子さん:
「私にそっくりで
気の毒~」
なんて
いつもの
おもしろお婆ちゃんに
戻っていました
娘さん
またお越し下さいね
お待ちしております
ご訪問ありがとうございます
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梅雨入りですね🌂
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